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新宿駅の工事あと26年続く 横浜駅と並ぶ「日本のサグラダ・ファミリア」化

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新宿駅・西口地下広場付近 周辺の開発事業は2040年代まで続く
新宿駅・西口地下広場付近 周辺の開発事業は2040年代まで続く

東京・新宿駅エリアの工事が続くようだ。駅周辺の新たな事業計画を、東京都が2021年7月7日に発表した。

名称は「新宿駅直近地区土地区画整理事業」。駅や駅前広場、駅ビルが一体となった「新宿グランドターミナル」への再編を目指す。事業の施行期間は2047年3月31日まで。四半世紀以上続く計算だ。

事業費は約728億円

発表によると、駅ビルの建替えを契機に敷地の整理を行いながら、「東西デッキ」を新設。西口及び東口駅前広場も「再構成」する。2035年度に東西デッキ・東西駅前広場の一部を完成させ、2046年度に事業完了予定だという。事業費は約728億円だ。

約1年前の20年7月19日、新宿駅の西口と東口を結ぶ東西連結通路が開通した。こちらの工事は2012年9月に着手されたが、改札内通路の整備や階段の撤去などを目的として、20年の開通後も継続して実施されている。2023年度に完了が予定されている。

新宿駅は1885(明治18)年に開業したが、2018年7月27日付の東洋経済オンラインによると、「開業以来の約130年間はほとんど工事の連続だった」。

記事によれば、1897年には構内拡張工事、1906年構内改良工事、1927年には小田急新宿駅が開業した。戦争での被災・復興を経て、60年代には現在のルミネエスト新宿や京王百貨店が開業。70年代には小田急新宿駅のホーム延伸工事、80年代には埼京線のホームが新設された。

最近の他の例だと南口の交通ターミナル「バスタ新宿」の建設は2006年に着工、16年に竣工した。

横浜駅の工事も終わらない

工事続きの駅で思い出されるのが、横浜駅だ。期間が長いことから、19世紀に着工し今も建築が続くスペインの教会「サグラダ・ファミリア」になぞらえて、「日本のサグラダ・ファミリア」と呼ばれることがある。

2015年11月24日付の朝日新聞デジタルの記事によれば、横浜駅の初代駅舎は1872(明治5)年、現在の桜木町駅の場所に開業。1915年には2代目の駅舎が完成したが、1923年の関東大震災で被災した。3代目駅舎は1928年、現在の横浜駅の位置に開業した。

現行の駅舎は4代目で、1980年から使用されている。その後も地下鉄の接続やみなとみらい線の新設といった大きな工事が続いたことから、「工事が終わらない駅」のイメージが定着しているとのことだ。

駅ビルとして建設された「JR横浜タワー」(2015年着工)は2020年に完成し、ひと段落ついたかにみえる。ただ、市は横浜駅周辺の改造計画「エキサイトよこはま22」を推進中だ。

計画に関する関係者の提言や情報発信が行われる懇談会の第11回(21年5月25日実施)資料によると、今後も「東⼝周辺の開発に合わせ、駅前広場やデッキ等の基盤整備」などを目指すという。<J-CASTトレンド>

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