税金のクレジットカード支払いで得する高還元率ランキング!手数料を引いてもお得な一枚
「税金の支払いを少しでもお得にしたい」と考えている人はいませんか?
税金をクレジットカード払いにすれば、支払いにかかる手数料を差し引いてもポイント還元でお得になる可能性もあります。
この記事では、クレジットカードで支払いができる税金の種類と注意点を紹介。
さらに、税金の支払いをお得にする方法と高還元率のおすすめクレジットカード6枚を解説します。
還元率が高いクレジットカードを選ぶことで大きな節約効果が期待できるでしょう。
- クレジットカードで支払い可能な税金について
- 税金支払いのクレジットカード還元率と手数料の損益分岐点
- 税金支払いで高還元率なクレジットカードランキングTOP6!
- ふるさと納税もクレジットカード払いが可能!
- 税金をクレジットカードで支払うことに関するよくある質問5つ
- 【まとめ】還元率の良いクレジットカードで税金を支払いましょう!
クレジットカードで支払い可能な税金について

平成28年度の税改正により、クレジットカードでの税金の支払いが可能になりました。
これは、納税者の利便性の向上と税金の早期納付を目的とした対応です。
クレジットカードで支払いができる税金は、大きく2つに分けられます。
それぞれ、どのような種類の税金があるのか見ていきましょう。
国税(13種類)クレジットカード対応状況
クレジットカードで支払いができる国税は、以下の13種類です。
また、期限内に納付されなかった場合に、支払い義務が課される附帯税(延滞税・加算税)の支払いもクレジットカードで支払うことが可能です。
国税の支払い方法

国税は「国税クレジットカードお支払いサイト」で納付手続きができます。
準備するものは、以下の2つです。
・申告書や納付書などの納付する税目と金額がわかる書類
・クレジットカード
クレジットカードは、VISA、Mastercard、JCB、Amwrican Express、Diners Clubの5つのうちいずれかであれば使用できます。
納付手続きの手順は以下の通りです。
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1.納税手続き時の注意事項の確認
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2.納付情報の入力
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3.クレジットカード情報の入力
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4.手続き内容の確認
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5.納付手続きの完了
また、クレジットカードで税金を納付するときは決済手数料がかかるため、注意しましょう。
納税額に応じた決済手数料は以下の通りです。
※以降、納付税額10,000円ごとに99円(税込)が加算されます。
上記の決済手数料は国の収入になるものではありません。
なお、「国税クレジットお支払いサイト」では、納税額を入力してシュミレーション計算することができます。
地方税(8種類)クレジットカード対応状況
クレジットカードで支払いができる地方税は、以下の8種類です。
地方税のお支払い方法

地方税のクレジットカード支払いは、「地方税お支払いサイト」か各自治体の独自サイトで手続き可能です。
「地方税お支払いサイト」では、ご自宅に届く納付書に印刷されたeL-QRコードやeL番号を、スマートフォンやパソコンに入力すれば手続きが完了します。
eL-QRを続けて読み込んだり、eL番号を繰り返し入力することで、複数の税金をまとめて支払うことが可能です。
ただし、各自治体の独自サイトで手続きをする場合は注意する必要があります。
クレジットカードでの納付は、自治体がそれぞれ独自に整備しているからです。
そのため、自治体によってはクレジットカードで納付できる税金が限定されていたり、そもそもクレジットカード支払いに対応していない場合もあります。
税金のクレジットカード支払いを考えている人は、自分の住んでいる地域の対応状況を確認するようにしましょう。
クレジットカード支払いの注意点3つ
クレジットカードで税金を支払う際、注意するポイントが3つあります。
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納税証明書は即日発行できない
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決算完了後はキャンセルできない
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領収書は発行されない
納付確認にかかる時間は、およそ1週間から10日程度です。
そのため、納税証明書の即日発行はできません。
「車検が近いため納税証明書が早急に必要」という場合は注意しましょう。
また、領収書は発行されないため、お支払いを確認したい場合は、クレジットカード会社が発行するご利用明細書を確認することになります。
さらに、一度納付手続きが完了すると、手続きの取り消しはできません。
もし、過払いがあるときは、税務署で還付手続きを行います。
なお、税務署で手続きを行う場合、決済手数料は返金されないので注意が必要です。
クレジットカードで支払いをする前に、納付内容はしっかりと確認してください。
税金支払いのクレジットカード還元率と手数料の損益分岐点

損益分岐点とは「ポイント還元率と手数料が同額になる点」のことを指します。
税金をクレジットカードで支払う際、「手数料とポイント還元、どちらがお得か」を理解することが重要です。
これは、ポイント還元率が手数料を上回ればお得になります。
ここでは、以下の2つについて解説します。
損益分岐点の計算方法
損益分岐点は、以下の計算式で求められます。
ポイント還元額 = 税金支払い額 × 還元率
手数料 = 80円 + (税金支払い額 − 1万円) ÷ 1万円 × 80円
※手数料は税金の種類や決済サービスによって変動しますが、ここでは国税クレジットカードお支払いサイトの基準(1万円ごとに約80円)を例とします。
お得になる条件: ポイント還元額 > 手数料
具体的な損益分岐点のシミュレーション
納税額に応じて、どの還元率からお得になるかシミュレーションしてみました。
還元率1.0%のクレジットカードを使えば、ほぼ全ての納税額で手数料を上回ることがわかりました。
納税額が大きくなるほど、還元ポイントも大きくなるため、高還元率カードのメリットはさらに増します。
したがって、税金をクレジットカードで支払う際は、還元率1.0%以上のクレジットカードを選ぶのが良いでしょう。
還元率1.0%以上のクレジットカードを選ぶことで、手数料を払ったとしても、最終的にポイント還元でお得になる可能性が高くなります。
税金支払いで高還元率なクレジットカードランキングTOP6!

ここでは、税金支払いで高還元率なクレジットカードを6枚紹介します。
6枚のランキングは以下の通りです。
※楽天カードは税金支払い時に還元率制限あり
高還元率なクレジットカード6枚の特徴を見ていきましょう。
1位:リクルートカード

リクルートカードは、1.2%という高いポイント還元率で人気を集めるクレジットカードです。
年会費が無料なので、初めてクレジットカードを作る人にとっても気軽に発行できます。
リクルートカードの税金支払いに対しての還元率は1.2%です。
例えば、10万円の税金を支払った場合は1,200円分のリクルートポイントが貯まります。
さらに、貯まったリクルートポイントはPontaポイントに交換できるため、幅広いお店で利用可能です。
じゃらんやホットペッパーなどリクルートが提供しているサービスを利用すると、還元率が最大で4.2%にアップします。
ただし、高額をクレジットカード決済にするときは、複数回に分けて支払う必要があるので注意しましょう。
2位:エポスゴールドカード

エポスゴールドカードは、年会費が5,000円かかるクレジットカードです。
エポスゴールドカードの基本還元率は0.5%ですが、年間利用額に応じてまとまったポイントが還元されるという魅力があります。
・年間50万円利用で2,500ポイント還元
・年間100万円利用で10,000ポイント還元
年間100万円利用した場合のエポスゴールドカードの還元率は実質1.5%になります。
また、エポスゴールドカードは年間利用額が50万円を超えた場合、次の年から年会費が永年無料となるのも魅力の1つです。
さらに、エポスゴールドカードには「選べるポイントアップショップ」というエポスカード独自のポイント制度があります。
通常のポイント還元率は0.5%ですが、「選べるポイントアップショップ」を利用すると、指定した店舗やサービスの還元率が2倍にアップ。
対象ショップはイトーヨーカドーやイオン、マツモトキヨシなどの店舗のほか、公共料金や保険の支払いなどがあります。
3位:JCB CARD W

JCBカードWは、18歳から39歳までの人が発行できる高還元率のクレジットカードです。
Amazomやスターバックス、セブン-イレブンなどはJCBカードWのパートナー店となっているため、Okidokiポイントが2倍還元されます。
JCBカードWで税金を支払った場合、利用金額1,000円(税込)につきOkidokiポイントが1ポイント貯まります。
4位:dカード

dカードは、ドコモが発行している年会費が永年無料のクレジットカードです。
基本還元率は1.0%と高く、dポイントを効率よく貯められます。
マツモトキヨシやJALなどのdポイント特約店で利用すると、ポイントアップや割引などの特典を得ることが可能です。
税金の支払いでもポイントを獲得できます。
5位:三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)は、年会費が永年無料のクレジットカードです。
券面にカード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されていないナンバーレスカードのため、初めての人でも安心して持てます。
セブン-イレブンやローソン、マクドナルドなどの対象店舗でのスマホのタッチ決済で、ポイント最大7%還元が魅力です。
三井住友カード(NL)で税金を支払うと、0.5%のポイント還元が適用されます。
6位:楽天カード

楽天カードは年会費永年無料かつ、通常ポイント還元率1.0%のクレジットカードです。
楽天市場や楽天モバイルなど、楽天グループのサービスを利用している場合は、効率よくポイントを貯めることが可能。
また、楽天カードで税金を支払った際には、500円につき1ポイントが還元されます。
ふるさと納税もクレジットカード払いが可能!
国税や地方税だけではなく、ふるさと納税もクレジットカード払いが可能です。
ふるさと納税は、銀行振込みや現金書留での支払いが可能ですが、手数料がかかる場合があります。
また、寄付したい市町村役場に直接訪れて窓口で納める方法もありますが、遠方に住んでいる人にとっては移動に負担がかかるでしょう。
クレジットカードで支払いを済ませれば、場所や時間を気にせずふるさと納税ができます。
ここでは、以下について解説します。
クレジットカードを利用する3つのメリット
ふるさと納税をクレジットカード払いにすることで得られるメリットは3つあります。
ポイントが貯まる
ふるさと納税をクレジットカードで支払うことで、利用代金に応じてカードのポイントが貯まります。
さらに、ふるさと納税のポータルサイトでは独自のポイント制度を導入しているサイトもあり、ポイントを2重取りすることも可能です。
また、クレジット払いにすることで、手数料がかからないというメリットもあります。
現金書留でかかる送料や銀行振込みのような振込手数料が、クレジットカード払いの場合は支払う必要がありません。
そのうえ、ふるさと納税のポータルサイトから寄付すれば、郵便局や銀行に行く手間も省けるでしょう。
いつでもふるさと納税ができる
クレジットカードを利用すれば、24時間365日好きなタイミングで寄附できます。
現金で支払う場合は、郵便局に出向いて現金書留の手配をしたり、銀行やATMに行って振込みをしなければいけません。
クレジットカードであれば、パソコンやスマホから夜間や週末の空き時間を使って、簡単に手続きができます。
郵便局や銀行の営業時間を気にする必要はありません。
ふるさと納税の年度の区切りである12月31日が近づくと、駆け込みで寄附を行う人も多くなります。
金融機関の窓口が営業していない大晦日でも、クレジットカードなら寄附金の納付が可能です。
現金が手元になくても納付できる
クレジットカード払いなら、手元に現金がなくても寄附することができます。
複数の自治体に寄附する場合、寄附金が高額になることもあるでしょう。
「今すぐにまとまったお金を準備できない」というとき、クレジットカード決済であれば、支払いを遅らせることができるので便利です。
また、クレジットカードを利用すると、支払い履歴がクレジットカードの利用明細に残ります。
いくら支払ったのかが分かるので、家計管理が楽になるのもメリットの1つといえるでしょう。
ふるさと納税におすすめなクレジットカードは楽天カード

ふるさと納税をクレジットカード払いにする場合、おすすめは楽天カードです。
楽天カードでふるさと納税をすると、通常100円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まります。
さらに、楽天市場にて楽天カードで楽天ふるさと納税を行うと、スーパーポイントアッププログラム(SPU)により通常の3倍のポイントを進呈。
スーパーポイントアッププログラム(SPU)とは、対象サービスの条件を達成すると楽天市場でのお買い物がポイントアップするプログラムです。
SPUの対象となるのは全部で16サービスあり、ポイントは最大18倍です。
一部抜粋したものをまとめました。
さらに、楽天カードは楽天市場だけではなく、実店舗でも利用できます。
・飲食店:ケンタッキーフライドチキン、ガスト、はま寿司
・ショッピング:ファミリーマート、西友 ジュンク堂書店
・サービス:ENEOS、コスモ石油
その他に、ネイルサロンや引っ越しサービスでも利用可能です。
楽天カードを利用して、楽天ポイントを貯めたり使ったりもできます。
税金をクレジットカードで支払うことに関するよくある質問5つ

税金をクレジットカードで支払うことに関する、よくある質問を5つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Q1. 手数料はいくらかかる?
回答:手数料は納税額によって異なり、10,000円ごとに99円(税込)の手数料がかかります。
国税の納付税額ごとの決済手数料は以下の通りです。
※以降、納付税額10,000円ごとに99円(税込)が加算されます。
上記の決済手数料は国の収入になるものではありません。
「国税クレジットカードお支払いサイト」でシュミレーションすることで、納税額に対する決済手数料の詳細な金額が分かります。
Q2. どのカードが一番おすすめ?
回答:手数料を考慮すると、還元率1.0%以上のクレジットカードがおすすめです。
この記事では、高還元率のクレジットカードをランキング形式で6枚紹介しています。
気になる人は、ぜひ参考にしてみてください。
Q3. 納税証明書はもらえる?
回答:納税証明書が必要な場合は、所轄の税務署へ交付請求手続きを行ってください。
税金をクレジットカード払いにすると、領収書は発行されません。
また、納税証明書が必要な場合は、所轄の税務署へ交付請求手続きを行う必要があります。
なお、納税証明書は即日発行不可です。
自治体によっては2~3週間かかる場合もあるので、納付期限までに余裕を持って支払いましょう。
Q4. 住民税や固定資産税も払える?
回答:ほとんどの自治体で住民税と固定資産税をクレジットカードで支払うことができます。
多くの自治体で、住民税と固定資産税をクレジットカードで支払うことが可能です。
しかし、自治体によって支払いができる税金の種類は異なります。
そのため、税金をクレジットカードで支払うときは、お住いの自治体のホームページを確認しましょう。
Q5. 支払いの上限額はある?
回答:国税と地方税ともに上限額はあります。
国税と地方税ともに、クレジットカードで支払える上限額は1,000万円未満までと定められています。
1,000万円を超える場合は、税金の種類が一緒であれば複数回に分けて納付可能です。
しかし、税金の種類が違う場合は、現金や預金口座からの振り替えにより納付をする必要があります。
【まとめ】還元率の良いクレジットカードで税金を支払いましょう!
今回は、還元率の高いクレジットカードを紹介しました。
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クレジットカードで支払い可能な税金は国税と地方税がある
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税金をクレジットカード払いにすると領収書は発行されず、納税証明書は交付申請しなければいけない
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還元率1.0%以上のクレジットカードを選ぶと良い
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税金のお支払いに最もおすすめなクレジットカードはリクルートカード
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ふるさと納税もクレジットカード支払いが可能
住民税や自動車税、源泉所得税など、多くの税金がクレジットカードでの支払いに対応していることが分かりました。
税金をクレジットカード払いにすることで、多額の現金を持ち歩かなくて済みます。
少しでもお得に税金を納めたいのであれば、還元率1.0%以上のクレジットカードを選びましょう。
還元率1.0%以上のクレジットカード決済なら、納税手数料よりお得になる場合が多いです。
クレジットカード選びに迷っている人は、ランキング1位のリクルートカードにしてみてはいかがでしょうか。