公共料金のクレジットカード還元率ランキング!賢い選び方を解説
毎月必ず支払う電気代、ガス代、水道代などの公共料金。
家計の中でも大きな割合を占める支出ですよね。
それなりの金額だからこそ、ただ口座から引き落とすだけではもったいないと思いませんか。
お得に活用したいなら、支払い方法をクレジットカードに切り替えましょう。
クレジットカード払いにするだけで毎月自動的にポイントを貯めることが可能。
最もおすすめなのはリクルートカードです。
しかし、世帯によっておすすめも異なります。
本記事ではお得なクレジットカード還元率ランキングTOP10から、世帯別のシミュレーションも紹介。
メリット、デメリットについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
- 公共料金支払いでお得なクレジットカード還元率ランキングTOP10
- 世帯別の公共料金クレジットカード還元シミュレーション
- 公共料金をクレジットカード支払いにするメリット5つ
- 公共料金をクレジットカード支払いにするデメリット2つ
- 公共料金のクレジットカード還元率に関するよくある質問
- まとめ:公共料金支払いで最大限お得になるクレジットカード活用術
公共料金支払いでお得なクレジットカード還元率ランキングTOP10
毎月発生する電気・ガス・水道などの公共料金。
クレジットカードでの支払いに切り替えるだけで安定したポイント還元が期待できます。
本記事のランキングでは、公共料金の支払い時に高還元を受けられるかに注目。
年会費の実質負担、ポイントの使いやすさ(等価交換や共通ポイント化のしやすさ)、付帯特典までをランキングにしました。
※ランキング選定基準について
このランキングは公共料金支払い時の還元率を基準に作成しています。
年会費、ポイントの使いやすさ、付帯特典なども考慮し、2025年8月時点の情報に基づいています。
還元率は条件によって変動する場合があるため、詳細は各カード会社の公式サイトでご確認ください。
1位 リクルートカード(還元率1.2%)

リクルートカード 公式サイト
リクルートカードは、年会費無料で常時1.2%というフラット高還元。
条件や月ごとの変動に左右されにくいのが魅力です。
貯めたポイントの使い道も広く、固定費の節約効果をそのまま可視化しやすいのが特徴です。
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いつでも還元1.2%
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Ponta等へ等価交換しやすい
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公共料金のメイン決済におすすめ
公共料金を支払うメインカードとして強い一枚。
年会費は永年無料。
しかも、どこで使っても月間利用合計に対して、1.2%のリクルートポイントが貯まる高還元となっています。
公共料金のカード払いも、ポイント加算対象外に該当しない限り、この1.2%の範囲内です。
ポイントはPontaポイントやdポイントに等価交換OK。
じゃらん・ホットペッパー各サービスでも使いやすいので、貯めた後の使用もしやすいカードです。
デメリットは、(JCBに限り)電子マネーチャージの還元率が0.75%へ下がっていること。
そして、一部利用はポイント対象外になり得る点です。
しかし、MastercardやVisaならチャージ面も広く、公共料金のメインカードとしてはトップクラスの使い勝手となります。
リクルートカード 公式サイト
2位 エポスゴールドカード(還元率1.5%)

エポスゴールドカード 公式サイト
エポスゴールドカードは、よく使う先をポイントアップ対象として登録可能。
公共料金・通信費の支払いに利用すると効率が良いカードです。
有効期限のない永久ポイントなのも嬉しいポイントとなっています。
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年間ボーナスで実質還元UP
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公共料金+日常決済の併用利用におすすめ
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有効期限のない永久ポイント
エポスゴールドは通常年会費5,000円(税込)。
招待(インビテーション)を受ける、年間50万円以上利用することで、翌年以降年会費が永年無料になる実質無料のゴールドカードです。
よく使う3つの対象ショップを登録すると、登録先での還元が上乗せされる「選べるポイントアップショップ」を活用可能。
対象にはコンビニやスーパーだけでなく公共料金なども含まれます。
電力・ガス等の事業者が対象であれば、固定費を登録して自動的にポイントアップを狙えるんです。
さらに、年間利用額に応じた年間ボーナスポイントもあり。
50万円で2,500pt、100万円で10,000ptと、固定費を集約するほど実質還元が伸びる仕組みとなっています。
エポスゴールドカード 公式サイト
3位 PayPayカード(還元率1.0%〜1.5%)

PayPayカード ゴールドは、年会費11,000円(税込)で、PayPayポイントで原則1.5%還元。
さらにPayPayステップの条件(決済30回・金額10万円)を満たすと、合計最大2.0%まで還元されるのが強みです。
空港ラウンジや旅行保険など、日常+旅行の付帯も備わっているので幅広い利用が可能となっています。
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年会費11,000円。
カード払い1.5%還元、条件達成で最大2.0%還元 -
PayPayポイントで1pt=1円相当と利用しやすい
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公共料金は“カード登録払い”が基本(請求書払いは対象外)
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空港ラウンジ、旅行保険などのゴールド特典
カードをPayPayアプリに登録。
「クレジット(あと払い)利用設定」を行うと、カードショッピングは200円ごとに1.5%のPayPayポイントが貯まります。
さらに、前月に決済30回&10万円以上を達成すると付与率が合計最大2.0%に。
しかし、Yahoo!ショッピングやLOHACOの一部では1.5%上限といった例外もあるため、利用先ごとの付与条件は都度確認しましょう。
公共料金の支払い時は、各社マイページで「クレジットカード払い」にPayPayカード ゴールドを登録するのがおすすめ。
アプリの「PayPay請求書払い」や、各社WebページでのPayPay支払いはPayPayステップの特典対象外。
ポイント狙いならカード払い登録を忘れてはいけません。
4位 三井住友カード ゴールド(NL)(還元率0.5%〜)

三井住友カード ゴールド(NL)は、還元率0.5%。
しかし、利用回数、利用の方法を工夫することで、ポイント還元率がさらにアップする仕組みです。
年間100万円利用で翌年以降の年会費は永年無料。
さらに毎年10,000ポイントももらえます。
固定費(公共料金)での利用だけでなく、日常決済のタッチ決済特典も併用すると効率がいいでしょう。
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年間100万円利用で年会費永年無料+毎年1万ポイント
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対象コンビニ、飲食店はスマホのタッチ決済で最大7%還元
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SBI証券のクレカ積立は最大1%
年間100万円利用による特典があるため、固定費・日常費を集約して100万円を狙うと、実質的な総合還元も大きくなります。
また、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を使うと合計最大7%還元(通常分を含む)。
公共料金=0.5%、日常のタッチ決済=高還元の併用利用にすると、家計全体の実質還元もUPするはずです。
三井住友カード ゴールド(NL)公式サイト
5位 dカード(還元率1.0%~)

dカードは年会費無料で基本1.0%還元です。
公共料金のカード払いに設定すれば、毎月の固定費からdポイントが貯まっていきます。
d払いは0.5%が基本で、請求書払いはポイント対象外。
そのため、公共料金は各社マイページで「クレジットカード(dカード)払い」に登録しておきましょう。
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年会費無料。
基本1.0%(公共料金も原則同率) -
ポイントはdポイント
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公共料金は「カード登録払い」推奨(請求書払いは対象外)
dカードは年会費永年無料。
ショッピング利用100円(税込)ごとに1ポイント=実質1.0%のdポイントが貯まります。
公共料金・通信費など毎月の支払いでも、ポイント還元率が下がらないのが強みです。
dポイントは街のお店やネットで1ポイント=1円相当で使用可。
利用場所が幅広いのが便利ですよね。
電気・ガス・水道などは、各事業者のマイページで「クレジットカード払い」としてdカードを登録しましょう。
カード側の1.0%還元がそのまま適用されます。
一方、d払いは0.5%還元が基本(電話料金合算など一部で+0.5%の特典あり)。
しかし、請求書払いは進呈対象外なので気を付けてください。
dカード 公式サイト
6位 JCBカード W(還元率1.0%)

JCBカード Wは、39歳以下申込限定・年会費永年無料で、いつでもポイント2倍(一般カード比)のカードです。
Amazonやセブンイレブンなど「ORIGINAL SERIESパートナー」の登録でポイントアップ。
スターバックスカードへのオンライン入金は大幅倍率が狙えるなど、日常決済との相性が良い一枚です。
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年会費無料。
常時ポイント2倍(ベース還元が高い) -
Amazon・セブンイレブン等でポイントアップ(要登録)
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スターバックスはオンライン入金で大幅倍率
JCBカード Wは入会対象が18~39歳で、年会費は永年無料。
通常のJCBオリジナルシリーズの2倍のOki Dokiポイントが貯まります(1,000円につき2ポイント)。
公共料金のカード払いでも付与率が下がらないため、固定費の支払いカードとしても使いやすいです。
さらに「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」に事前登録すると、対象店でポイント倍率が上乗せ。
Amazon.co.jpはJCBカード Wでポイント4倍(要登録)。
セブンイレブンもパートナー対象で、登録のうえ利用するとボーナスポイントが加算されます。
スターバックスカードへのオンライン入金・オートチャージならポイント10倍とお得です。
JCB CARD W 公式サイト
7位 PayPayカード

PayPayカードは、年会費無料で基本還元1.0%。
PayPayポイントが貯められる、比較的日常使い向けの一枚です。
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年会費永年無料。
基本1.0%(200円=2pt) -
ポイントはPayPayポイント(1pt=1円相当)で使いやすい
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公共料金の支払い方法として登録すれば定期的に自動で請求・引き落とし
電気・ガス・水道などの支払いで使用するなら、各事業者サイトの「クレジットカード払い」にPayPayカードを登録しましょう。
還元率は1.0%。
一度登録すれば、自動で引き落としされて便利です。
ソフトバンク・ワイモバイルサービスご利用の方はさらに特典あり。
PayPayカードで支払えば、毎月のスマートフォン・携帯電話の通信料等に応じてソフトバンクポイントが貯まるんです。
最大10%もつくので、設定しないのはもったいないですよね。
8位 P-oneカード<Standard>(還元率1.0%〜)

P-oneカード<Standard>はポイントを貯めるのではなく、請求時に自動で1%割引されるのが最大の特徴。
公共料金でも割引がそのまま適用されるため、管理いらずで確実にコストを下げたい方に向いています。
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年会費無料。
請求時に自動1%OFF -
公共料金(電話・光熱費など)も1%OFF対象
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ポイント管理が不要
年会費は永年無料。
ポイント失効や交換手続きがなく、割引が直接反映されるため手間がかかりません。
電話代や光熱費等の公共料金や、国民年金保険料も自動的に1%OFF。
100円の買い物からでも1%OFFされるので使い勝手もばっちりです。
一方で、電子マネーチャージや各種保険料、ETC利用分などは割引対象外なので気を付けましょう。
P-oneカード<Standard> 公式サイト
9位 楽天カード(還元率1.0%〜)

楽天カードは年会費無料、楽天ポイントで1.0%還元されます。
さらに、楽天市場ではSPU(スーパーポイントアッププログラム)が適用。
ショップ1%+カード通常1%+カード特典1%の合計3%相当のポイントが貯まるのが魅力です。
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年会費永年無料。
通常1.0% -
楽天市場ではSPUで合計3%相当が付与(条件・上限あり)
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楽天ペイ連携など使いまわしがきく
楽天カードを公共料金のカード払いに設定しておけば、固定費からも着実にポイント化。
公共料金、自動車税(軽自動車税を含む)などの税金は、500円利用につき1ポイント付与されます。
保険料、携帯電話ご利用料金・通信費等などは200円利用につき1ポイントです。
一方、キャッシングなどは対象外になるので気を付けましょう。
楽天カード 公式サイト
10位 au PAYカード(還元率1.0%〜)

au PAYカードは、無条件で年会費永年無料。
100円につき1Pontaポイント付与されます。
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年会費は無条件で永年無料
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基本還元は100円=1Pontaポイント(1.0%)
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au PAY残高へのチャージはポイント加算対象外(ゴールドは別特典あり)
公共料金をカード払いに設定すれば、固定費からも1%還元。
還元率が高いわけではないですが、Pontaポイントを貯めている方にはおすすめです。
au PAY カード 公式サイト
世帯別の公共料金クレジットカード還元シミュレーション

公共料金の支払いは、どの家でも毎月発生する「固定費」。
家計の中でも大きな割合を占めていますよね。
特に光熱費(電気・ガス・水道代)は、生活スタイルや家族構成によって金額が大きく変動します。
クレジットカード払いがいいとはいっても、誰にとってもベストなカードはありません。
それぞれの世帯タイプに合ったクレジットカードを選ぶことが重要なのです。
世帯ごとに最適なカードを選ぶことで、年間で数千円〜1万円以上の節約が可能になります。
特に公共料金は毎月発生する支出だからこそ、クレジットカードの選び方ひとつで「積み上がる資産」に変えることができるのです。
ここからは、一人暮らし、夫婦世帯、ファミリー世帯(3〜4人家族)の3つのケースに分けて、シミュレーションを実施。
実際の月間・年間の公共料金支出をもとに、どのカードが最も効果的にポイントを還元できるかを比較・解説していきます。
一人暮らしの場合
一人暮らしならリクルートカードが最もおすすめです。
支出自体が少ない分、「安定して高還元率を維持できるカード」が理想的。
リクルートカードは年会費が永年無料でありながら、どの利用シーンでも一律1.2%の高還元が受けられるという特徴があります。
リクルートカード 公式サイト
さっそく、下記設定でシミュレーションしてみましょう。
- 月間光熱費平均:13,098円
- 年間光熱費:157,176円
表を見ると、エポスゴールドカードが最も高い還元率であることがわかります。
しかし年会費無料にするには、インビテーション(招待)を受けるか年間50万円以上の利用がなければなりません。
すぐにそのメリットを最大化できない可能性も高いので、あまりおすすめできません。
一方、リクルートカードは申し込み直後から常に1.2%の還元を享受可能。
公共料金のみならずスマホ代や日用品、サブスクなどの支払いでもポイントを効率よく貯めることができます。
また、貯まったリクルートポイントはPontaポイントやdポイントと等価で交換OK。
ローソン、じゃらん、ホットペッパーなど、身近なシーンでの活用にも困りません。
手軽かつ確実に節約したい一人暮らしにとって、年間1,886円分のポイントが無条件で得られるリクルートカードはとても便利と言えるでしょう。
リクルートカード 公式サイト
二人暮らし・夫婦世帯の場合
夫婦やパートナーと生活している世帯では、光熱費も通信費も一人暮らしより増加。
ポイント還元も大きくなります。
中でもエポスゴールドカードは、条件を満たせば年会費無料で1.5%の高還元。
さらに年間ボーナスポイントも付与されるため、コスパがいい選択肢となるでしょう。
エポスゴールドカード 公式サイト
さっそく、下記設定でシミュレーションしてみましょう。
- 月間光熱費平均:18,500円
- 年間光熱費:222,000円
東京電力などで提供されている「口座振替割引」が年間660円。
対し、エポスゴールドカードで得られる年間ポイントは3,330円です。
この2つは併用できないため、どちらか一方の選択しかできません。
しかし、節約効果を重視するならクレジットカード払い一択です。
節約効果は約5倍。
月々の固定費支払いをカードに集約するだけで、大きな差になります。
ちなみにエポスゴールドカードは、50万円の年間利用かインビテーションで年会費無料にできます。
夫婦世帯であれば年間50万円の利用は十分現実的ですよね。
さらに「選べるポイントアップショップ機能」を使えば、電気・ガスなどの公共料金もポイント2倍。
東京ガス・関西電力・NTT・都市ガス会社など…
毎月必ず支払うサービスが対象に含まれているため、固定費を効率よくポイント化することが可能です。
二人世帯にとってエポスカードゴールドは、効率的にポイント還元を受けられる有効なカードと言えるでしょう。
エポスゴールドカード 公式サイト
ファミリー世帯(3~4人)
家族が3人以上になると、公共料金の金額も一気に跳ね上がります。
カードによるポイント還元の効果も大きくなるため、年間還元ボーナスの有無が重要なポイントになります。
三井住友カード ゴールド(NL)は、年間100万円の利用で年会費が永年無料。
さらに、10,000ポイントの年間ボーナスが付与されます。
家族世帯では、光熱費だけで30万円近くを支出するケースもありますよね。
日用品・食費・保険料などを合わせれば、100万円の条件達成は難しくありません。
三井住友カード(NL)公式サイト
さっそく、下記設定でシミュレーションしてみましょう。
- 月間光熱費平均:24,800円
- 年間光熱費:297,600円
三井住友カード ゴールド(NL)の還元額は通常ポイント約4,464円に加え、年間ボーナスとして10,000ポイントが付与。
合計14,464円相当のリターンが期待できます。
ボーナスポイントは有効期限が長いため、じっくり貯めても失効の心配が少ないのが魅力です。
Vポイントとして使えるので、カードの支払い充当やネットショッピングなど、家計のさまざまなシーンで無駄なく活用できます。
他にも、三井住友カード ゴールド(NL)はSBI証券でのクレカ積立投資にも対応。
積立額に対して0.5%〜1%程度のVポイントが付与されるのもポイントです。
投資信託を積み立てながらポイントも得られるため、資産形成の第一歩として活用する世帯も増加しています。
さらに、対象店舗での高還元特典も充実してるんです。
セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートなどのコンビニ、マクドナルド、すき家など…
全国にある店舗で、最大7%のポイント還元が受けられます。
上記は三井住友カード(NL)独自の特典ですが、キャッシュレス支払いがメインの家庭には大きなメリットとなるでしょう。
先述した表からも分かる通り、PayPayカード ゴールドやエポスゴールドカードも高還元ではありますが…
家族全体の支出を一括管理でき、還元率だけでなくボーナスを加味した総合的な節約効果を重視するなら、三井住友カード ゴールド(NL)が最適です。
三井住友カード(NL)公式サイト
公共料金をクレジットカード支払いにするメリット5つ

公共料金(電気・ガス・水道・通信費など)は、毎月必ず発生する固定費。
単なる支出と思いがちですが、賢く支払えば家計にプラスの影響を与えることもできます。
クレジットカードでの支払いは、家計管理を効率化し、節約・信用構築・将来の資産形成までできる有効な手段となっています。
ここでは、公共料金をクレジットカード払いにすることの主な5つのメリットについて解説していきます。
①ポイント還元が大きい
公共料金は毎月必ず発生する支出ですよね。
つまり、年間を通じて、安定してポイントが貯められるということ。
知らない間に数千円〜1万円超の節約効果が得られる可能性もあるんです。
たとえば、年間光熱費が157,176円の一人暮らし世帯の場合は、下記のようになります。
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リクルートカード(還元率1.2%)で支払った時…年間1,886円相当のポイントが還元
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エポスゴールドカード(還元率1.5%)で支払った場合…年間2,358円相当のポイントが還元
夫婦世帯で年間222,000円支出があると仮定した場合はどうでしょうか。
三井住友カード ゴールド(NL)を利用した場合、通常還元+年間ボーナス10,000ポイントが得られます。
金額にすると、13,330円相当の還元です。
上記のように、毎月の光熱費・通信費をカードに置き換えるだけで、単なる支出を収入にすることも可能となります。
②支払い忘れを防止できる
口座振替や紙の請求書での支払いでは、ついうっかり期日を過ぎてしまうことがありますよね。
とくに一人暮らしや忙しい共働き家庭では、公共料金の請求書を放置してしまうリスクも少なくありません。
クレジットカード払いを設定すれば、毎月自動的に引き落とし処理が行われます。
つまり、支払い忘れによる延滞やサービス停止のリスクを確実に回避できるということ。
これは利便性の問題だけでなく、信用情報を守る上でも重要な対策です。
また、支払日を把握しやすくなるため、引き落とし口座に必要な金額を事前に準備しておきやすくなります。
最近ではクレジットカードの利用明細が、スマホアプリや通知機能で即時確認できるところも多いです。
アプリなら、次回引き落とし予定の支払い額や日程も簡単に把握できますよね。
クレジットカード払いにするだけで「うっかり払い忘れた」という事態を簡単に防げます。
延滞によって発生する余計な手数料や信用情報への傷を回避できるという意味でも、支払いを自動化するメリットは大きいといえるでしょう。
③家計管理が楽になる
電気・ガス・水道・インターネット・携帯料金などをそれぞれ個別で確認するのは手間がかかって大変ですよね。
しかしクレジットカード払いに集約すれば、全ての支出が1枚のカードの明細にまとまります。
毎月の家計簿管理や、前年との支出比較、節約の可視化がしやすくなり、無駄な出費を洗い出すことも可能。
最近ではアプリやWeb明細で利用状況をリアルタイムで確認できるクレジットカードも多いです。
レシートを集めたり、手動で管理表をつけるといった手間も省けます。
また、ひとつのカードに光熱費や通信費を集約しておくと、ライフステージが変わった際の支出管理もスムーズです。
引っ越し時や転職・育休など、大きな生活の変化があっても、どこにいくら支払っていたかをすぐに把握可能。
見直しや手続きが楽になるのもクレジットカード払いにする大きなメリットとなります。
④付帯サービスや特典を受けられる
クレジットカードは、単なる決済手段ではありません。
中には旅行保険や優待サービスなどの「付帯サービス」が充実しているものもあるんです。
特にゴールドカードや一部の年会費無料カードでは、以下のような付帯サービスがあります。
- 海外旅行・国内旅行傷害保険
- 空港ラウンジの無料利用
- 特定加盟店での優待割引
特典は、公共料金の支払いに対しても自動的に活用できるものがほとんど。
支払うだけで自然に恩恵を受けられるのが大きな強みです。
年会費がかかるカードだけでなく、招待や利用実績次第によって無料で持てるカードもあります。
支払いに伴う便利さはもちろんですが、上記のような「支払い」以外のメリットが大きいのもクレジットカードの利点です。
⑤支払い履歴が資産形成に役立つ
クレジットカードで支払うことで「支払い履歴」が信用情報として蓄積されていきます。
信用がつくことで、将来的にマイホーム購入のための住宅ローン審査や、自動車ローン・携帯端末の分割購入に有利になることも。
実際、毎月遅延なくクレジットカードを利用し続ければ、計画的な返済能力がある人とみなされます。
金融機関からの信頼も高まるんです。
また、カードの利用状況や返済実績によって、より上位ランクのカードへのインビテーションを受けられる場合もあります。
最終的には年会費無料のゴールドカードなど、高還元かつ付帯サービスの充実したカードにステップアップすることも可能です。
公共料金をクレジットカード支払いにするデメリット2つ

クレジットカード払いにはたくさんのメリットがありますが、もちろん注意点もあります。
便利でお得に見える支払い方法でも、ケースによっては思わぬ損をしてしまうことも。
ここでは公共料金をクレジットカード払いにする場合に注意しておきたい、主なデメリットを2つ紹介します。
①一部の公共料金はクレジットカード払い不可、またはポイント対象外
すべての公共料金がクレジットカードに対応しているわけではありません。
たとえば、一部の地方自治体の水道料金や、古いタイプの請求書などは、カード払いに対応していない場合があります。
また、カード払いができたとしても、事業者によってはその支払いが「ポイント加算の対象外」とされていることも。
クレジットカード会社によって、どの支払いがポイント対象かは異なります。
たとえば「税金や公金の支払い」「収納代行業者を経由する支払い」などは、対象外になることも多いです。
せっかくカードで支払っても、ポイントがもらえなければ意味がありません。
申し込み前に、自分が支払いたい公共料金がカード払いに対応しているか。
また、その支払いがきちんとポイント加算の対象になるかを確認しておきましょう。
②支払いに手数料がかかることがある
クレジットカード払い対応可能の公共料金でも、一部の自治体や事業者では、決済時に「手数料」が発生することがあります。
たとえば、オンラインでの水道料金支払いなど…
「支払い額の〇%」や「1件ごとに〇円」という形で手数料が上乗せされるケースもあるんです。
クレジットカードのポイント還元率が1%であっても、手数料がそれ以上にかかってしまえば、実質的には損ですよね。
特に支払い金額が高額になるほど、数百円の手数料でも家計への被害は大きくなります。
また、手数料は請求書や支払い画面で目立たず記載されていることもあるため、うっかり見逃してしまうケースもあるでしょう。
上記のような場合には、無理にクレジットカード払いを選ばず、手数料のかからない口座振替やコンビニ払いなども検討しましょう。
支払方法ごとの条件をよく比較し、手数料と還元ポイントのバランスを確認することが大切です。
公共料金のクレジットカード還元率に関するよくある質問

公共料金をクレジットカード払いにするのは、ポイントを貯めるための有効な方法。
特に高還元率カードを使えば、固定費を払うだけで年間数千〜数万円分のポイントを獲得可能です。
一方で、口座振替割引が適用されなくなる場合や、カード利用枠の圧迫といったデメリットも存在します。
ここからは公共料金をクレジットカードで払う際のポイント還元について、よくある疑問をまとめました。
Q1. 公共料金をクレジットカード払いにするデメリットはありますか?
クレジットカード払いにはメリットが多い一方、以下のような注意点もあります。
-
口座振替割引がなくなる可能性
-
カード利用限度額を消費
電力会社やガス会社の中には、口座振替にのみ適用される割引があります。
しかし、クレジットカード払いに切り替えると割引がなくなり、年間で数百円の差が出ることも。
また、毎月の公共料金は固定的に発生するため、カードの利用可能枠を圧迫します。
結果として、大きな買い物やボーナス時期の出費に影響を与える場合もあるのが事実です。
心配な場合は、下記のような対応策を検討しましょう。
- 割引条件を事前に確認し、還元額と比較する
- カードの限度額を引き上げる、または固定費専用のカードを用意する
- 高還元カードを優先利用して差額をカバーする
Q2. 還元率1%と1.2%では年間でどのくらい差が出ますか?
一見わずか0.2%の違いだと思うかもしれません。
しかし、固定費は毎月必ず発生するため、金額も年間・長期で大きな差になります。
例えば、年間光熱費が15万円台の一人暮らしでは年間300円程度の違いですが、10年で3,000円以上の差になります。
他の固定費もクレジットカード払いにまとめると、この差はさらに大きくなります。
上記の通り、特にファミリー世帯では年間で約600円近い差が出ます。
5年、10年と続ければ数千円〜数万円単位の差になりますよね。
長期的に見ると還元率の高いカードを選ぶ価値は十分にあるといえるでしょう。
Q3. 賃貸住宅でも公共料金をクレジットカード払いできますか?
名義や契約条件を満たせば、賃貸住宅でも公共料金をクレジットカード払いにできるケースは多いです。
一般的には、契約者本人や同一世帯に属する家族名義のカードならそのまま利用可能。
しかし名義が異なる場合、追加申請や確認書類の提出といった手続きが必要になることがあります。
また、家賃と公共料金がまとめて請求される仕組みの物件の場合は少し注意が必要。
念のため、支払い方法の変更が可能かどうかを事前に管理会社や物件オーナーを通じて確認しておくと安心です。
確認を怠ると手続きが滞ったり、希望通りに変更できない場合もあるため、早めの相談をおすすめします。
Q4. 複数のクレジットカードで公共料金を分けて支払うのはお得ですか?
料金ごとに高還元カードを使い分ければ各支払いのポイントを最大化できるため、年間を通して見れば大きな差になります。
電気はこのカード、ガスは別のカード、といった形です。
ただし、カードの枚数が増えると利用明細や引き落とし日を把握するのが難しくなりますよね。
よって、支払い漏れや残高不足のリスクが高まります。
特に複数の請求日が重なると一時的に口座残高が不足しやすくなり、管理の負担や精神的なストレスも増加。
自分が無理なく把握できる範囲内での運用を心がけ、必要に応じて家計管理アプリやリマインダーを活用するのが安心です。
Q5. クレジットカード払いから口座振替に戻すことはできますか?
多くの場合、公式サイトや申込書を使って比較的簡単に変更手続きが可能。
申し込みが受理されてから新しい支払い方法が反映されるまでには通常1〜2か月程度です。
その間は現行の支払い方法が引き続き適用されます。
切り替え時期には、口座振替なら残高を十分に確保し、クレジットカード払いなら利用枠に余裕を持たせておくことが大切です。
また、反映時期が近づいたら請求書や利用明細をこまめに確認しましょう。
変更がきちんと行われているかをチェックしておくと安心です。
まとめ:公共料金支払いで最大限お得になるクレジットカード活用術
公共料金の支払いは、毎月絶対にかかる固定費。
逃げられない支払いであれば、少しでもお得に払いたいですよね。
本記事のポイントは下記となります。
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最もおすすめなのは、いつでも還元1.2%のリクルートカード
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夫婦ならエポスゴールドカード、ファミリーなら三井住友カード ゴールド(NL)もおすすめ
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クレジットカード払いにすることで、支払い忘れ防止や資産形成のメリットも
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支払い手数料には注意
世帯によって光熱費等も変わってくるため、人によってベストなカードは変わります。
しかし、何にしたらいいのか分からないと迷っている方には、リクルートカードがおすすめ。
リクルートカードは還元率が1.2%と高く、Ponta等へ等価交換しやすいカード。
Pontaは各種コンビニやファストフード店など、幅広く使えて便利です。
※Pontaが使用できる店舗はここからチェック!
公共料金は毎月かかる支出だからこそ、支払い忘れるリスクも怖いですよね。
クレジットカード払いにすれば、いちいちコンビニ等に行く必要もなく、自動的に支払われます。
未払いは信用問題にも関わってくるので、未然に防ぐことが大切。
クレジットカード払いをお得に利用しながら、賢く支出で節約していきましょう。