個人事業主がブラックでも借りれるビジネスローン!審査の甘い8選を紹介
ブラックでも借りれるビジネスローンを探している個人事業主も多いのではないでしょうか。
過去の金融トラブルや現在の厳しい状況から、融資を諦めている方もいるかもしれません。
しかし、諦めることはありません。
この記事では、ブラックでも借りれる可能性のあるビジネスローンを厳選してご紹介します。
審査の甘い8社を徹底比較し、あなたの状況に最適なローンを見つけるお手伝いをします。
即日融資や独自審査、審査なしの情報も満載なので、ぜひ最後までお読みください。
- ブラックな状態の個人事業主が知るべき基本知識
- ブラックな個人事業主でも借りれるビジネスローン8選
- 個人事業主がブラックでもビジネスローン審査に通るための対策
- 個人事業主がブラックな場合その他2つの資金調達手段
- 個人事業主がブラックでも借りれることに関するよくある質問
- まとめ
ブラックな状態の個人事業主が知るべき基本知識

ブラック状態にある個人事業主がお金を借りることは、簡単ではありません。
信用情報の仕組みやブラックと判定される基準を理解したうえで、自分の状況を正しく理解しなければなりません。
そのうえで、自分の信用情報でも審査に通過しやすい金融機関を選んで申し込む必要があります。
手当たり次第に申し込むという方法もありますが、あまり得策ではありません。
借入の申し込みをする都度、個人信用情報機関に履歴はリアルタイムに残ります。
そのため手あたり次第に申し込みをしていると、お金に困っていることがばれてしまうでしょう。
お金を借りられる確率を少しでもアップするためには、自分の信用状態でも借りられそうな金融機関を厳選して申し込むほうがよいでしょう。
ここでは信用情報の仕組みや、審査の甘いビジネスローンの特徴を紹介していきます。
やり方を間違えなければスーパーブラックでもお金を借りることも可能です。
こちらの記事ではスーパーブラックでもお金を借りれる方法を記載しているので、合わせて参考にしてください。
ブラック判定の具体的な基準
ブラック状態とは、一般的にはブラックリストに名前が載ってしまい、クレジットカードの発行や借入ができなくなる状態をいいます。
しかし実際に、ブラックリストと呼ばれるリストは存在しません。
ブラック状態とは信用情報機関に延滞などの事故情報が登録されてしまうことをいいます。
クレジットカードや借入の審査では、信用情報機関に登録されている過去の取引履歴を必ず確認します。
過去のカードやローンの取引履歴をクレジットヒストリーといい、クレジットヒストリーが良好なほど審査に通過しやすいです。
逆にクレジットヒストリーが悪く、ブラック状態の場合は審査に通過するのは簡単ではありません。
一般的にブラック状態になってしまうのは、次のようなケースに該当する場合が多いです。
- 61日以上返済を延滞する
- 債務整理をする
- クレジットカードを強制解約される
- 代位弁済をされる
- 短期間で複数の申し込みをする
61日以上返済をする
ブラックリストに登録される理由の1つが、長期間の延滞。
具体的には61日以上、つまり2カ月返済が遅れた場合に延滞情報が信用情報機関に記録されます。
信用情報機関の1つであるCICに下記のように記載されています。
「返済日より61日以上または3カ月以上の支払遅延(延滞)があったもの」
参照:CIC「信用情報開示報告書」表示項目の説明
債務整理をする
債務整理や任意整理・自己破産などの法的手続きを行った場合、その情報が信用情報機関に登録されます。
このような情報が登録されてしまうと新たに借入をすることは難しく、ブラックな状態といえるでしょう。
クレジットカードを強制解約される
クレジットカードを強制解約された場合も、ブラック状態に陥ってしまいます。
クレジットカードを強制解約されるケースとしては、返済遅延のほか規約違反や虚偽の登録情報の発覚などがあります。
また入会キャンペーン狙いで複数のカードに入会し、短期解約するのも危険です。
代位弁済をされる
保証会社に代位弁済をされてしまうと、ブラック状態になります。
住宅ローンなど、銀行からの借入には保証会社が付いている場合が殆ど。
一定期間返済が遅れてしまった場合、債務者にかわって保証会社が代位弁済を行います。
代位弁済が行われるとその事実が信用情報機関に登録され、ブラック状態になってしまいます。
短期間で複数の申し込みをする
短期間で複数のカードに申し込みをすると、「申し込みブラック」と呼ばれるブラック状態になります。
信用情報機関には返済や延滞などの情報だけでなく、カードやローンへの申し込みも記録されます。
短期間に複数のカードやローンに申し込みをしている場合、「お金に困っている」と見られてしまうでしょう。
多重債務者と判定されてしまうと新たな借入ができず、ブラック状態に陥ってしまう可能性があります。
審査の甘いビジネスローンの特徴
一般的にブラック状態になってしまうと、個人事業主としてビジネスローンを借入することは難しいでしょう。
しかしビジネスローンの中には審査が甘い会社もあります。
審査の甘いビジネスローンの特徴は、次の通りです。
- 独自審査を行っている
- 過去よりも現在や将来性を重視する
- 担保や保証人なしでも借りられる
- 少額融資に対応している
審査の甘いビジネスローンは、クレジットヒストリーだけにとらわれない独自の審査基準が特徴。
過去の実績よりも現在の状況や、ビジネスの将来性で判断してくれることがあります。
担保や保証人なども、不要なケースもあるんです。
なので審査に通過できる可能性があります。
またいきなり大きな金額を借入するのではなく、少額融資に対応していることも特徴。
ブラック状態の人は貸す側からすればリスクが高いため、大きな金額は貸しにくいでしょう。
少額の融資から利用して、実績を積んでいくことで信用を回復できるケースもあります。
ブラックな個人事業主でも借りれるビジネスローン8選

ブラックな個人事業主でも、比較的借りやすいビジネスローン8社を紹介します。
オージェイ

株式会社オージェイは東京都中野区に本社を構え、貸金業登録を行っている正規のビジネスローン会社です。
株式会社オージェイの特徴は、無担保で最大1億円まで借りられること。
他社のビジネスローンでは無担保の場合は上限が500万円というケースも珍しくありません。
しかし事業の規模によっては、500万円では足らない場合も多いでしょう。
株式会社オージェイであれば最大1億円が、無担保で調達できます。
また最短で即日借入できるため、急な資金需要にも対応が可能なこともメリット。
また株式会社オージェイでは、無担保ビジネスローンのほかにも次のような多彩な借入が可能です。
- 手形割引
- 不動産担保融資
- 動産担保融資
- 売掛債権担保融資
- 介護・診療報酬担保融資
多彩な融資メニューがあるため、無担保では希望の金額に届かない場合でも、各種資産を担保にすることで借入が可能です。
インターネットでの申し込みが可能ですが、借入までの手続きはWebだけでは完結しません。
借入するには対面での手続きが必要になるので注意しましょう。
アクトウィル

アクトウィル株式会社は東京都豊島区にある貸金業者で、全国に対応している正規のビジネスローン会社です。
アクトウィルのビジネスローンは最大で500万円と金額は大きくありませんが、最短で即日の借入も可能です。
またアクトウィルの特徴ともいえるのが、多彩な融資メニュー。
無担保ビジネスローンのほか、不動産担保や有価証券担保などの借入が可能です。
その中でも特徴的なのが、売掛債権担保融資。
申込人の代表者の年齢が20歳を超えていれば、最大で2億円までの借入が可能です。
スピーディーな借入ができるため、売掛金を回収するまでのつなぎ融資として使えます。
アクトウィルの借入は基本的に12か月以内の一括返済となるため、運転資金などのつなぎ融資として利用が中心になるでしょう。
またアクトウィルでは営業担当が訪問してくれるため、事務所を訪れる必要はありません。
忙しいときでもスピーディーな資金手当てが可能です。
ニチデン

ニチデンは関西を基盤としたビジネスローン会社で、大阪・奈良・和歌山・滋賀・三重・京都・兵庫を対象にしています。
ニチデンの一番のメリットは、最長20年という長期での借入が可能な点。
他社では長くても10年程度を上限としているため、ゆとりを持った返済が可能です。
また最大で1億円という大口の調達も可能で、事業規模の大きい個人事業主・法人にも対応しています。
借入金利は4.8~18.0%と幅がありますが、審査次第では4.8%と他社よりも低金利での借入も可能。
さらに元金据置自由返済も可能であるなど、借入の自由度が高い点も特徴といえるでしょう。
ただし営業エリアが関西に限定されているため、関西以外の方は利用できません。
また他社と違って借入速度に関する期間も明記されていないため、審査には時間がかかることが想定される点には注意しましょう。
ファンドワン

ファンドワン株式会社は東京都豊島区に本社を置くビジネスローン会社です。
ファンドワンでは無担保のビジネスローンのほか、さまざまな融資商品を取り扱っていることも特徴。
その中でも特徴的なのが不動産担保融資で、借入金利は2.5%~15.0%となっています。
借入金利は低くても5.0%台程度が一般的なビジネスローンにおいて、不動産担保が必要とはいえ2.5%の低金利は魅力。
銀行住宅ローンの店頭金利は2%代後半であることが多いため、銀行で借りるのと同程度の金利で借入が可能。
利息負担を大幅に軽減できるでしょう。
ファンドワンではこれまでに多種多様な事業に対して融資を行ってきた実績があります。
そのためメインバンクや政府系金融機関で借入を断られてしまった場合でも、利用できる可能性があります。
過去には税金を滞納している企業や、経営不振先であっても融資実績があるなど、独自の審査基準が特徴といえるでしょう。
MRF

MRFは福岡県に本社を置く、西日本を営業エリアとしているビジネスローン会社です。
ここまで紹介してきたビジネスローン会社と違って、MRFでは不動産担保を活用した融資が中心であることが特徴です。
不動産担保を取得することから借入限度額の上限が高く、最大で3億円までの融資が利用可能。
さらにMRFでは長期間元金据置プランの利用が可能なこともメリット。
3年まで元金返済が不要で借入が可能で、さらに最大15年まで更新が可能です。
不動産賃貸業を営んでいる方の大規模修繕や、相続にからんだ税金問題などを解決してくれるでしょう。
審査次第ではありますが借入金利も4.0%と低いことも特徴。
利息負担を減らせることも、可能でしょう。
しかしMRFでは借入時に借入金額の3.3%の事務手数料が必要です。
さらに更新の際にも3.3%の事務手数料が必要です。
元金返済がないため返済は楽になりますが、その分利息負担や手数料の負担が重くなってしまう可能性があります。
利用の際には、手数料の負担も考えて検討するようにしましょう。
デイリーキャッシング

デイリーキャッシングは、株式会社デイリープランニングという会社が展開している融資商品です。
ビジネスローンのほか、不動産担保ローンやフリーローン・おまとめローンなど幅広い融資商品を提供しています。
デイリーキャッシングのビジネスローンの一番の特徴は、なんといっても30年という長い返済期間が設定できる点でしょう。
5年や10年といった借入期間が多い中で、30年という長期で調達できるのが大きなメリットです。
借入期間を長く設定できるため毎月の返済負担を軽くしながら、大型設備投資も可能。
ビジネスを拡大する際にも、活用できるでしょう。
また借入金利も比較的低く、最も低い場合は5.0%台での調達が可能です。
さらにデイリーキャッシングでは、店頭での申し込みが可能。
事業計画などを対面で説明しながら、相談できる点もメリットといえます。
ユニーファイナンス

ユニーファイナンスは東京都千代田区の本社を置くビジネスローン会社です。
ビジネスローンだけでなく、個人向けのフリーローンや不動産担保ローンなど幅広い融資商品を取り扱っています。
ユニーファイナンスは創業40年以上の老舗企業であることが特徴。
長年の融資実績に基づいた独自のノウハウを持っているため、他社とは違った審査基準を持っています。
また実店舗を新橋に持っており、対面で相談しながらの借入が可能です。
自社の事業計画に基づいた、適切な融資を提案してくれるでしょう。
一方ユニーファイナンスのビジネスローンは、不動産もしくは有価証券の担保を前提としています。
そのため担保がない方には、向いていません。
また利用できるのも、23歳以上70歳未満の自営業の方に限定している点も注意しましょう。
キャレントキャッシング

キャレントキャッシングは東京都品川区に本社を置く、貸金業者に登録した正規のビジネスローン会社です。
Webから24時間365日申し込みが可能で、契約も郵送・FAXで完結できることが特徴。
ここまで紹介したビジネスローンでは事業性を判断する観点から、どうしても面談が必要なケースが殆どでした。
しかしキャレントキャッシングでは、借入までに事務所を訪問する必要はありません。
さらに審査次第では、即日借入にも対応してくれます。
事業で忙しい経営者には、おすすめのローンといえるでしょう。
ただし利用できるのは法人のみで、個人事業主は利用できない点には注意しましょう。
個人事業主がブラックでもビジネスローン審査に通るための対策

ブラック状態にある個人事業主がビジネスローンの審査に通過するためには、しっかりと準備しておくことが重要です。
ここではブラックな個人事業主でも審査に通過するための対策について、紹介していきます。
それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。
信用情報を改善しておく
ブラックな個人事業主でもビジネスローンの審査に通過するためには、信用情報を改善しておくことが効果的な対策です。
ブラックになってしまった原因の、返済の延滞が解消していないのであれば真っ先に解消していきましょう。
いくら審査の甘いビジネスローンであっても、現在も延滞が継続している場合は審査に通過しない可能性が高いでしょう。
とは言え延滞を解消するための資金がないというケースもあるでしょう。
その場合は手形割引や、ファクタリングなどの活用がおすすめです。
ファクタリングとは売掛債権などをファクタリング会社に売却することで、資金化する調達方法です。
手数料はかかってしまいますが、売掛債権を早期に資金化することが可能です。
また信用状態を改善するためには、現在の信用状態を確認しておくことも大切。
CICなどの信用情報機関に開示請求することで、自分の信用状態を確認することが可能です。
開示の方法は簡単で、インターネットや郵送などを通じて請求できます。
自分の信用情報がどのように登録されているかを知ることで、具体的な改善方法もわかるでしょう。
延滞が続いているのであれば返済し、返済実績をつくることでクレジットヒストリーを改善できます。
また延滞などの事故情報は、一般的には5年間登録されるといわれています。
延滞情報が過去のものなのであれば、登録が削除されるまで待つのもよいでしょう。
返済能力があることをアピール
返済能力がしっかりとあることをアピールすることも、ビジネスローンの審査では大切です。
ビジネスローンの審査でとくに大切なのが、事業計画書です。
個人が申込するクレジットカードやキャッシングと違い、ビジネスローンは事業で生み出す収益が返済原資になります。
そのため事業計画が具体的で実現性が高いと判断されれば、将来の返済能力が評価され審査に通過しやすくなるでしょう。
市場調査をしっかりと行い、どのような顧客を開拓してどのように売上をたてていくのかを明確に記載します。
また売上に伴う収益や、返済計画を具体的に明示することで審査担当者の印象もよくなるでしょう。
また事業計画書に加えて、預貯金や不動産などの資産がある場合はしっかりとアピールしておきましょう。
資産の裏付けがあれば、最悪事業がうまくいかなくても返済が可能である、と判断されます。
同様に家賃収入などの安定的な売上があれば、しっかりと伝えておくことで返済能力の高さをアピールできます。
担保を提供する
担保を提供することも、ビジネスローンの審査通過には重要なポイントです。
事業資金の借入は高額になることも多いため、無担保では希望の金額まで借りられないこともあるでしょう。
このような場合は担保を提供することで、借入金額を増やすことが可能です。
担保となる資産といえば不動産のイメージが強いですが、不動産だけではありません。
次のような資産があれば、担保提供して資金を調達できます。
- 有価証券
- 売上債権
- 車両などの動産
- 連帯保証人
有価証券といえば株式のイメージがありますが、それだけではありません。
国債や社債などの債券や、投資信託なども担保にすることも可能です。
また株式は上場している株式が担保として評価されやすいですが、非上場の株式でも担保として提供できる場合もあります。
さらに売掛金や手形などを担保にして、資金調達も可能です。
病院などを経営している場合は、診療報酬債権も立派な担保になります。
ほかにも工場で使っている設備や、車両なども価値があるものであれば担保提供が可能。
また担保にはここまで紹介した物的なものだけでなく、連帯保証という人的な担保もあります。
信用力のある連帯保証人を付けることで、借入金額を引き上げることも可能です。
融資額を調整する
ブラックな状態でビジネスローンの審査を通過するためには、まずは少額の融資から申し込みをするのもよい方法です。
事業に必要な資金は高額になってしまうことも多いですが、いきなり高額な融資を申し込んでも審査を通過する可能性は低いでしょう。
まずは数十万程度の少額の融資で実績を積んで、徐々に借入金額を上げていくのがよいでしょう。
ビジネスローンに限らず個人でのローンや、銀行の事業性融資でも過去の取引実績は重視されます。
新規での高額の申し込みはどの金融機関でも慎重になりますし、ましてやブラックな状態ではなおさらでしょう。
希望の借入金額を調達するには、まずは少額な融資から申し込んでみましょう。
個人事業主がブラックな場合その他2つの資金調達手段
ブラックな状態の個人事業主では、いくら対策をしてもビジネスローンで希望通りに借入できない場合もあるでしょう。
ビジネスローンの審査を通過できなかった場合でも、資金調達ができない訳ではありません。
ここではブラックな個人事業主での資金調達が可能な、2つの方法を紹介します。
ファクタリングの活用方法
ファクタリングとは、売掛債権をファクタリング会社に売却することで資金化する調達方法のこと。
一般的に企業間の取引では、商品やサービスを提供した後、一定期間後に代金を決済する信用取引が主流です。
たとえば自動車を作るメーカーは、部品を取り扱う会社から部品を仕入れますが、支払いは月末で締めて1ケ月後、というような場合が殆どです。
販売した部品会社からすれば商品を提供してもすぐに代金を回収できるわけではなく、期日まで売掛金として計上することになります。
この売掛金を売上債権といい、部品会社は売上債権をファクタリング会社に売却することで早期に資金化が可能。
借入ではないため資金調達する部品会社の信用は問われず、ブラックでも利用しやすい仕組みでしょう。
ファクタリングを利用する際には、金利ではなく手数料が差し引かれます。
例えば100万円の売掛債権を売却した場合、手数料が10万円であれば90万円が手元に入ります。
ファクタリングには大きく、次の2種類があります。
- 二社間ファクタリング
- 三社間ファクタリング
二社間ファクタリングは自社とファクタリング会社間での取引で、取引先にファクタリングの利用が知られることはありません。
一方、三社間ファクタリングは自社と取引先企業、ファクタリング会社の間で行う形態です。
二社間ファクタリングに比べると、三社間ファクタリングの方が手数料が低いことが特徴。
ファクタリングの手数料はファクタリング会社によって違います。
二社間ファクタリングで10~30%・三社間ファクタリングで1~9%が相場。
手数料率なので、金利の利率とは違います。
仮に手数料4%でサイト2カ月の売上債権をファクタリングした場合は、4%×12/2=24%の年利になります。
審査の甘いビジネスローンでの金利は高くても20%程度。
なのでいかにファクタリングの手数料が高いかがわかります。
ファクタリングのほかの調達衣方法の金利を比較してみましょう。
ほかの調達方法と比較しても、ファクタリングの手数料が突出して高いです。
利用する際には、慎重に検討するようにしましょう。
クラウドファンディングの戦略
クラウドファンディングとは、資金調達したい人がプロジェクトを公開して、不特定多数の人から資金を集めることをいいます。
「群衆」を意味するクラウドと、「資金調達」を意味するファンディングを組み合わせた造語が語源です。
日本でのクラウドファンディングは、インターネットを通じて広く出資を募ることが主流です。
銀行借入やビジネスローンといった従来の調達方法とは違った手法であり、資金調達の可能性が広がることがメリットです。
出資者にとっても自分の応援したいプロジェクトを支援しながら、リターンを得られるという点がメリット。
双方にメリットがあり、新しい調達衣手法として近年注目されています。
しかしクラウドファンディングでの資金調達を成功させるためには、多くの方の共感を得なければなりません。
クラウドファンディングは近年注目を集めていることもあり、多くのプロジェクトが存在します。
競合プロジェクトといかに差別化できるかが、成功の秘訣といえるでしょう。
過去の成功事例などを分析すると、クラウドファンディングの成功には次のようなポイントがあります。
- プロジェクトの目的・期間・リターンが明確
- 競合と比較して価値提案が明確
- SNSを活用した認知度拡大
- 適切な目標金額の設定
- 共感しやすいプロジェクトページ
- 支援しやすいリターン設定
多くの方に共感してもらいやすいテーマやリターンを設定して、できるだけ多くの方に認知してもらう必要があります。
しかし話題性だけを狙った過剰な演出や、認知拡大だけを目指した過剰な広告はかえって逆効果になってしまうため注意しましょう。
また高すぎる目標金額の設定も、支援者を遠ざけプロジェクトの成立を困難にさせてしまいます。
個人事業主がブラックでも借りれることに関するよくある質問

ここからは、個人事業主がブラックでも借りれることに関して、よくある質問を紹介します。
- Q1: ブラックリストに載っている場合、いつまで審査に影響しますか?
- Q2: 即日融資は本当に可能なのでしょうか?
- Q3: 担保は必ず必要ですか?
- Q4: 複数の金融機関に同時申し込みしても大丈夫ですか?
- Q5: 事業開始後どのくらいで申し込めますか?
ブラックリストに載っている場合、いつまで審査に影響しますか?
返済を延滞してしまったなどの理由でブラック状態になってしまっても、いつまでも情報が残るわけではありません。
一般的に延滞などの事故情報が5年、債務整理などの場合は10年経過すると情報は削除されます。
情報が削除されれば、ほかの事故などがなければほかの人と同様に審査されることになります。
ただし社内ブラックの情報は、削除されることはありません。
社内ブラックとは実際に延滞や債務整理を行った際に利用していた会社に残される情報で、企業が独自に保管しています。
5~10年が経過して個人信用情報機関は綺麗になっても、実際に延滞などの事故を起こしてしまった会社ではブラックな状態が続くと考えておきましょう。
即日融資は本当に可能でしょうか?
「即日融資可能」と公式HPに記載している会社もあり、ビジネスローンでも即日融資を受けることは可能です。
しかし即日融資も「可能」なだけであり、必ずしも即日融資が受けられるとは限りません。
とくにブラック状態な場合でのビジネスローンは審査に時間がかかることが想定されます。
スムーズに審査に通過できたとしても、事務所に訪問して面談が必要なこともあります。
ビジネスローンの場合は商業登記簿謄本など、必要な書類が多い場合もあります。
これらの条件をクリアして、上手く条件を満たした場合には「即日融資」が受けられる場合がある、と考えておきましょう。
担保は必ず必要ですか?
担保は必ず必要なわけではありません。
無担保でも受けられるビジネスローンはたくさんあります。
しかし、担保があった方が借入できる金額が大きかったり、金利などの条件がよかったりすることも多いです。
担保は必ずしも必要な訳ではありませんが、担保が合った方が借入条件がよくなる、と認識しておきましょう。
複数の金融機関に同時申し込みしても大丈夫ですか?
複数の金融機関に同時に申し込むことは、おすすめしません。
何社ものビジネスローンに同時に申し込むこと自体は可能ですが、「申し込みブラック」と判定されてしまう可能性があるためです。
個人信用情報機関には利用実績だけでなく、申し込み実績もほぼリアルタイムで反映します。
そのため何社も同時に申し込みをしたことは、審査担当者もわかります。
何社も同時に申し込んでいる債務者は、「お金に困っている」とみえてしまい審査に悪影響を及ぼすでしょう。
審査に通過するか不安で、何社も同時に申し込みたい気持ちになるかもですがやめておきましょう。
事業開始後どのくらいで申し込めますか?
ビジネスローンは、事業開始後すぐに申し込みが可能です。
もちろんビジネスローンの会社にもよりますが、申し込みの条件に事業期間のない会社は少なくありません。
そのためビジネスローンを開業資金として利用することもできます。
開業資金や事業開始後間もない利用の場合、事業計画書や経営改善計画書等を作成する必要があります。
できるだけ具体的な経営計画にすることで、審査に通過しやすくなるでしょう。
まとめ
今回の記事ではブラックな個人事業主でも借りられるビジネスローンについて、下記の内容を紹介しました。
- ブラック判定される具体的な基準
- 審査の甘いビジネスローンは独自の審査基準を持っている
- ブラックな個人事業主におすすめのビジネスローン
- 審査に通過しやすくするためには信用状態を改善しておくことが効果的
- 事業計画書などで返済能力をアピールすることも有効
- 審査に通過しない場合は担保の提供や、借入額を少なくする
- ビジネスローンを利用できない場合は、ファクタリングやクラウドファンディングを利用する
61日以上の長期間にわたる延滞や、債務整理などをすると信用情報機関に登録され、ブラックな状態になってしまいます。
個人事業主がブラックになってしまうと、運転資金などの借入が難しくなります。
しかし審査の甘いビジネスローン会社であれば、ブラックな状態でも借入が可能です。
審査の甘いビジネスローンの会社は、独自の審査基準を持っており過去の実績よりも、現在や将来の事業性に着目してくれます。
そのため事業計画の作成などが重要です。
また信用情報機関の改善も、審査の通過には効果的。
もし希望通りの借入ができないのであれば、担保の提供や借入金額の減額なども検討しましょう。
どうしてもビジネスローンが利用できないのであれば、ファクタリングやクラウドファンディングを活用する方法もあります。
しかしファクタリングは手数料が高いことが難点。
クラウドファンディングは成功させれば資金調達ができますが、成功させるためには工夫が必要です。
ブラック判定されている個人事業主の方は、今回の記事を参考にして資金調達を検討しましょう。