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急に言われても……。突然の依頼が降りかかった時に役立つフレーズとは?

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  • マイナビウーマン
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取引先から見積もりを頼まれた。上司から企画書の作成を命じられた。ご注文の品をギフト包装するようお客さまから頼まれた。

「お時間をいただきたく存じます」は、そんな場面で適切な時間をもらうための言葉です。また、意見やアドバイスが欲しい時など、相手の時間を割いてもらいたい時にも使用できます。

貴重な時間を分けてもらうための大切な言葉なので、誤解のないように気を付けて使いたいものですね。

そこで今回は、「お時間をいただきたく存じます」の意味や使い方を解説します。正しい言葉遣いを理解し、ビジネスメールや会話などで活用しましょう。

■「お時間をいただきたく存じます」の意味

まずは、意味を把握するために「お時間を+いただき+たく+存じます」に分けて説明します。

*・「お時間」:「時間」を丁寧にした言葉

「いただき」:「もらう」の謙譲語。「賜る。頂戴する」という意味

「たく」:「希望」を表す助動詞「たい」の連用形。「いただきたく」は「もらいたく」のへりくだった表現

「存じる」:「思う」の丁重語。相手(聞き手や読み手)に対する改まった気持ちを表す言葉*

つまり、「お時間をいただきたく存じます」は、「時間をもらいたいと思う」という言い回しを丁寧にしたフレーズです。

◇上司にも使える正しい敬語?

前述したように、「お時間をいただきたく存じます」は正しい敬語表現です。そのため、目上の相手・取引先・上司などに対して使用することができます。

ただし、相手の状況や場面に応じて、ふさわしい表現となるよう工夫することは必要でしょう。

■「お時間をいただきたく存じます」の使い方と例文

ここからは、「お時間をいただきたく存じます」という言葉の使い方を、シーン別に解説します。

◇相手を待たせてしまう時

何かを頼まれたのに、説明もなしに相手を待たせてしまうのは大変失礼です。相手の気分を害したり、場合によってはトラブルになったりする可能性があります。

そんな時に「お時間をいただきたく存じます」とあらかじめ伝えることで、円滑なコミュニケーションの一助になるでしょう。

また、思ったより時間が長引いてしまう際は、おわびと共に再度「申し訳ございません。あと〇分ほどかかりそうです」と伝えると丁寧な印象を与えられます。

「お時間をいただきたく存じます」は、ビジネスメールや電話での応対、接客など、さまざまな場面で役に立つ表現です。いくつか例文を挙げるので、状況に合わせて使ってみましょう。

☆例文

・注文を受けたお客様に
「誠にありがとうございます。ただいまご用意いたしますので、少々お時間をいただきたく存じます

・取引先へのメールで
「〇〇のお見積りについては、来週月曜日までお時間をいただきたく存じます

・問い合わせに対して
「すぐに担当の者がお調べしますので、10分ほどお時間をいただきたく存じます

◇相手に時間を割いてもらいたい時

頼まれた仕事について質問や報告がある、取引先に対してどうしても説明したいことが発生したなど、相手に時間を割いてもらいたい時にも「お時間をいただきたく存じます」を使うことができます。

☆例文

・取引先に対して
「〇〇の件で、どうしてもお知らせしたいお話がございます。誠に恐縮ですが、少々お時間をいただきたく存じます

・上司に対して
「課長、〇〇社の案件でアドバイスいただけないでしょうか。もしご迷惑でなければ、昼食後に10分ほどお時間をいただきたく存じます

■「お時間をいただきたく存じます」をビジネスで使う時の注意点

「お時間をいただきたく存じます」を使用する際は、注意したいポイントがあります。詳しく見ていきましょう。

◇(1)具体的な時間の目安を示す

「お時間をいただきたく存じます」と述べるだけでは、どれくらいの時間をほしいのか、いつから時間を空ければいいのかが相手には分かりません。

そこで、以下のような言葉と組み合わせて目安を示すのがおすすめです。

*・「少々」:個人差がありますが、長くても5分程度

・「〜まで」:何日まで、何時までと期限を示す

・「〜ほど」:1時間ほど、10分ほどなど、かかる時間を具体的に示す*

これにより、相手は心づもりができるため、時間を調整してもらいやすくなるでしょう。

また、質問や報告をする際に相手に時間を割いてもらいたい場合は、「後ほど」「お昼休みに」「休憩時間に」など、具体的に「いつ」なのかを示す方法もあります。

くれぐれも突然相手の時間を奪って迷惑を掛けることのないよう、配慮する姿勢が大切です。

◇(2)押し付けがましくならないようにする

理由があって、自分の都合で相手に時間を割いてもらいたい場面もありますよね。しかし、いきなり「お時間をいただきたく存じます」と述べるだけでは、押し付けがましく感じられる可能性があります。

そこで、相手に納得してもらえるように以下のような工夫をしましょう。

*・理由を示す:時間を割いてもらいたい理由を示す

・配慮を示す:押し付けがましくならないように、「お忙しいところ恐れ入りますが」「もしご迷惑でなければ」「恐縮ですが」などのクッション言葉を使う*

それでも失礼にならないか気になる時は、「お時間をいただけるでしょうか」と疑問形にすると良いでしょう。

また、次の段で紹介する柔らかい印象の言い換え表現も参考にしてください。

■「お時間をいただきたく存じます」の言い換え表現

ここからは、「お時間をいただきたく存じます」と同じような意味を持つ言葉を紹介します。ニュアンスの違いを理解して、効果的に使ってみましょう。

◇(1)お時間をいただければ幸いです

「お時間をいただきたく存じます」よりもソフトな印象の言葉です。目上の相手にも使用可能なので、覚えておくと役に立ちます。

また、話し言葉よりもメールや手紙など書き言葉で使われることが多いでしょう。

◇(2)お時間を頂戴できると幸いに存じます

「お時間をいただきたく存じます」をさらに柔らかく丁寧にした言い方です。話し言葉よりもメールや手紙など書き言葉で使うと良いでしょう。

ただし、目上の相手に使う表現であるため、同僚や部下には使いません。相手に応じて表現を使い分けることを心掛けましょう。

◇(3)お時間をいただけるでしょうか

「お時間をいただけるでしょうか」は疑問文になっているため、取引先や上司など目上の人にも安心して使えます。

相手の都合が分からない時など、様子をうかがいたい場合はこの表現を用いるのがおすすめです。

◇(4)お日にちをいただきたく存じます

「お時間をいただきたく存じます」が時間の猶予を願い出る時の言葉であるのに対し、こちらは日数の猶予を願い出る時の言い方です。

対応に数日かかることがあらかじめ分かっている場合に用いると良いでしょう。

■「お時間をいただきたく存じます」は相手の時間を分けてもらうための大切な言葉

営業のメールやSNSでのメッセージ、接客での会話など、ビジネスやプライベートのさまざまな場面で、私たちはお互いの時間を調整します。そんな時に「お時間をいただきたく存じます」をうまく活用してみてください。

理解を示して応えてくれる相手がいることは、本当にありがたく貴重なこと。場面にふさわしい適切な表現を使って、お互いに無理のない時間調整を行いましょう。

そして、感謝の気持ちを持って、良いパフォーマンスを発揮したいものですね。

(前田めぐる)

※画像はイメージです

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