【母を送った日】涙をこらえて喪主を務めた娘 “別れ”を通して知った、母の温かな一面にじんわり涙がこぼれる【作者取材】
- オトナンサー |

母の葬儀の日を描いた、漫画家の枇杷かな子さんの漫画「私のお母さん」が、インスタグラムで3万2000以上の「いいね」を集めて話題となっています。
闘病を経て亡くなった母。葬儀で喪主を務めた枇杷かな子さんは、「今泣くと動けなくなる」と悲しみを抑えていましたが…。読者からは、「涙が出てきた」「私もこのように送ってほしい」などの声が上がっています。
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枇杷かな子さんは、インスタグラムとXでエッセー漫画を発表しています。2025年5月に『余命300日の毒親』(KADOKAWA)を出版しました。枇杷かな子さんに、作品についての話を聞きました。
Q.このエピソードを漫画にしようと思った理由を教えてください。
枇杷かな子さん「母と父が同時期にがんになり、その闘病中に新刊『余命300日の毒親』を描きました。そちらにもエッセーを掲載したのですが、その他にも心に残っていることがあったので、葬儀の話などを描きました」
Q.棺にメッセージカードを入れるのは、とてもすてきだと思いました。叔母さんから提案があったとき、どう思いましたか。
枇杷かな子さん「案を出されたときは、他にも葬儀で決めることが多く気を張っていたので、何も思い浮かばなかったです。ですが、いざやってみると母の知らない一面を知ることができて、うれしかったですね」
Q.枇杷さん自身は、「こういう葬儀にしたい」という希望がありましたか。
枇杷かな子さん「父の葬儀の後、すぐに母の葬儀だったのでとてもせわしなく、正直言って、はじめはそういう気持ちはありませんでした。しかし、葬儀会社の人とお話しするうちに、『母が好きな花をたくさん置いてあげたいな』『棺は薄い紫だとお母さんが喜ぶかな』などと思うようになっていきました。そういった思いや予算に関しても、親身になって聞いてくださった葬儀会社の人には、今も感謝しております」
Q.葬儀を終えて、ご自身の気持ちに「区切り」や「変化」はありましたか。
枇杷かな子さん「葬儀中は泣いたらもう動けなくなってしまいそうで、自分の気持ちを押し殺していました。葬儀を終えた後、葬儀中は抑えていた大きな悲しみがやってきたのですが、『区切り』ができたかと言えば、正直できていなかったと思います。ただ、変化に関しては、葬儀に来てくださった人たちから母の面白エピソードなどをたくさん聞けて、闘病中に弱っていった母の、元気だった頃の姿を思い浮かべ、『そう言えばこういう人だった』と思えました」
Q.ご両親を亡くした今、ご自身の生き方や考え方について思うことや、気持ちの変化はありましたか。
枇杷かな子さん「気持ちの上では、まだまださびしさでいっぱいです。そして、私もいつかは死ぬのだから、生きているうちに会いたい人に会ったり、おいしい物を食べたりして、生きていることを少しでも多く楽しみたいと、より感じるようになりました」
Q.この作品にどのようなコメントが寄せられましたか。
枇杷かな子さん「同じく大事な人を亡くされた人には共感していただけたり、まだご両親がご存命でいらっしゃる人からは『改めて両親を大事にしようと思えました』というお言葉をいただいたりしました。この作品がそんなきっかけになれて、とてもうれしいです。」
オトナンサー編集部
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