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Googleのママ社員が実践している「子育て×AI」の活用術がスゴイ! 今すぐマネできる子育てのお助けアイデア8選

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仕事はもちろん、話し相手や画像生成など、さまざまな使い方ができる生成AIですが、子育てのシーンにおいても活用できることを知っていましたか? 今回は、「生成AIはまだ初歩的なことでしか使ったことがない」という人のために、GoogleのAI「Gemini(ジェミニ)」の担当者にその活用方法を教えてもらいました。

Tameshitemita

教えてGoogleさん! ファミリー層に便利なAIの活用法

教えてくれたのは……

Google Japan Geminiアプリ シニアマーケティングマネージャー ワン・スーウェイさん

Sihui new

Geminiアプリのマーケティングを担当。私生活では4歳女の子のママ。「Geminiは子育てに使える」を知ってから、フル回転でGeminiを活用中

Gemini(ジェミニ)とは

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Googleが開発・提供する最先端生成AI。Google アプリとの連携によるリアルタイムでの膨大なデータ収集や、ユーザーの検索履歴などに基づいた提案をしてくれる。単なるテキストのインプット&アウトプットだけでは留まらず、画像、音声、動画、プログラミングのコードなど、あらゆる情報を処理してくれるのが特徴。また、大量の情報量でも速く・深く解析できる処理能力を備えている

Q1:子どもとの遊びがマンネリ化しがち。どうすれば!?

アイデア1:日常的な遊びのアイデアを考えてもらおう

子どもとの遊びは、どうしてもネタ切れしがち。ワンさんによると、新しいおままごとのアイデアがほしいとき、雨で外遊びができないときなど、Geminiに遊びのアイデアを聞いてみると、さまざまな遊び方を教えてくれるそう。

試しに、「子どもはキャッチボールが好きだけど、今日は雨のため家の中でしか遊べない。そんな子どもと室内で遊ぶアイデアを考えて」という簡単なプロンプト(指示文)を入力すると……

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優秀なアイデアがズラリ! タオルや手袋を使ったキャッチボール的な遊び方も提案してくれた

アイデア2:子どもの作品を膨らませる

お絵かきに飽きてしまった子どもを楽しませるために、子どもの絵を遊びに活用することもできます。

「子どもの描いた絵を、GeminiのAI 画像生成ツール『Nano Banana』で立体化するだけで、子どもは大喜びします」(ワンさん)

そこで、筆者も試してみました。子どもが描いたかたつむりの絵で「立体化」「東京タワーを背景に群れをなす」と指示すると、子どもの絵で楽しい画像が完成!

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息子が描いたかたつむりのイラスト化に挑戦

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「もっと絵に忠実にして」を何度か繰り返し……

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満足のいく立体化が完成! もとの絵にもかなり近い仕上がり

子どもが絵を描き、親が立体化するためのプロンプトを考える。飽きずに楽しく遊べるうえに、クリエイティビティが養われそうな気がします。

アイデア3:週末のおでかけプランを考えてもらおう

共働きだと、おでかけプランを立てる時間すらなかなか取ることができないうえ、ある程度のお出かけスポットはすでに行ってしまってプランが枯渇しているというご家庭も多いのでは? そこでワンさんが「私の同僚がやっている」というGeminiの賢い使い方を教えてくれました。

「同僚は、年始に年間の『週末お出かけプラン』を考えてもらっているんだそう。個人的には毎月頭くらいの頻度でいいと思いますが、事前にプランを作っておけば、土曜日の朝になって『今日はどうしよう!?』と慌てることがなくなるかと思います。雨天時の別プランを出してくれたり、季節の行事を盛り込んだり、臨機応変なプランも提案してくれます」(ワンさん)

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Geminiに、「5歳の子どもと無料で行けるお出かけプランを教えて。年間で表にして」とオーダーしたところ、見やすい表組にして提案してくれた。8月に水遊びを提案するなど季節感も加味してくれる

さらに、Google マップと連携できることがGeminiの特徴のひとつ。

「たとえば、スキー場をマップ上にリストアップできたり、より近いスキー場を探してもらったりすることも可能です。口コミベースで取捨選択するなど、とても効率的にプランを立てられます」(ワンさん)

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「子どもがすべりやすいスキー場」を指示したところ、ファミリー層が行きやすいスキー場をリストアップしてくれて(画像左)、Googleマップ上にも表示可能(画像右)

アイデア4:渋滞の車中をクリエイティブな遊びの場に変えよう

渋滞の車中をどうするか問題、これは親にとって一生の課題と言っても過言ではありません。

「私もそういうときはよくYouTubeの動画を見せたりしますが、山の中を走っているときなどはWi-Fiが使えず、スムーズに動画が見られないことが多々あります。そうなると、子どもから大ブーイングで……。そこで、Geminiのリアルタイム音声対話機能の『Gemini Live』を立ち上げると、子どもたちはGeminiとしりとりをしたり、旅先の豆知識を教えてもらったり、どんな郷土料理が食べたいかリサーチしたり、といった楽しみ方ができます。子どももフランクな話し方でGeminiに聞いていました」(ワンさん)

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「Gemini Live」は音声入力&読み上げ機能があるため、自然な会話ができる。しりとりだってお手のもの!

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岐阜県のおいしい食べ物を聞いてみたところ、朴葉味噌の飛騨牛を教えてくれた

さらに、スマホのカメラとの連携も可能。名前がわからない虫や植物、料理や建物などにカメラを向けて声で質問すれば、関連性の高いものを表示してくれます。子どもからの「この虫の名前ってなんていうの?」の急な質問も、Geminiにお任せです。

Q2:子どもとの季節のイベントをもっと楽しむには?

AI画像生成&写真編集ツール「Nano Banana」で写真遊び

ハロウィンやクリスマスなど、コスプレを楽しめたらいいけれど面倒くさい。そんなときは、子どもの写真が1枚あればこんな遊びができちゃいます。

まずは写真を撮り(またはアルバムから選ぶ)、簡単なプロンプトを入力。「子どもにサンタの服を着せて、おもちゃが入った白い袋を持たせ、トナカイとそりも入れて」と指示を出すと、すぐにクオリティの高いイベント画像が完成!

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まるで息子自身が本当にコスプレしているかのような出来栄え

ここからさらに細かい調整を加えて、よりイメージに近い画像を作ったり、子どもの提案をプロンプトにして唯一無二のおもしろい画像に仕上げたりすることもできます。

「私も子どもと一緒に撮った写真をハロウィン仕様にして楽しみました。SNSで話題になった『フィギュア化』も、Nano Bananaでできることのひとつです」(ワンさん)

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生成した画像に、Gemini公式Xにポストされている「フィギュア化」のプロンプトをそのままコピペしたら、ご覧の通り! まるで売り物のようなアクスタ画像が完成

さらにワンさんは、このNano Bananaでバーチャルの試着機能も活用しているそう。

「娘が『新しいヘアバンドがほしい』と言うので、ヘアバンドの画像と娘の画像を用いて、どの色がいいかというのをシミュレーションしてみました。それで『じゃあこの色にしようか』と一緒に選んだんです」(ワンさん)

実店舗よりもECでの購入が主流となっている昨今、バーチャルで試着機能を使って気軽にファッションを試せるのは便利ですね。

Q3:子どもが「習い事に行きたくない」と言い出したら、どう対処すればいい?

Storybookで作成した絵本を読んでもらい、子どもの気持ちに寄り添う

自分で「やりたい」と言い出しておきながら、「行きたくない」と言いがちな子どもの習い事。やりとげることの素晴らしさや、練習を積んだことで得られる成功体験を感じてほしいと思うのは、当然の親心です。かといって、無理やり「行きなさい!」と引きずって行くのも……と、誰しもぶち当たる壁ではないでしょうか。

「私の娘は、転園のタイミングで『新しい保育園に行きたくない』と言うようになってしまって。そこで娘を励ますために、オリジナルの絵本を自動生成してくれるGeminiの『Storybook』機能を使って、保育園で仲のいいお友だちができて楽しく過ごせるストーリーの絵本を作ったんです。娘が主人公の絵本ができあがり、大好きなユニコーンのキャラも登場させたことで娘にすごく刺さっていました」(ワンさん)

ということで筆者も作成してみました。まずはプロンプトを入力する際に「Gemを表示」を選択し、「Storybook」をセレクト。

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登場キャラクターは、先ほど子どもが描いたかたつむりの絵をモチーフに、プロンプトはごくごく簡単なものに。

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するとほんの数分で、見事な10ページの絵本ができあがりました! 読み上げ機能もあるので、「ちょっと手が離せない」というときにも助かります。

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子どものイラストに近づけたい場合は、再度指示して調整も可能。ひらがなのみでの作成や、「水彩画風」「アニメ風」などイラストの好みのタッチも指定ができる

息子に見せたところ、「オレが描いた絵を元にしたの?」と興味津々で、自ら絵本を読み始めました。

「やっぱり自分や自分のキャラクターが物語に登場して、かつ自分に関するストーリーなので、刺さりやすいのではないでしょうか。ほかにも、ひらがなを学ぶための絵本など、毎晩のようにStorybookを活用して絵本を作っています」(ワンさん)

さらに小学校高学年向けの子どもには、道徳などの抽象的な概念を伝えるために活用することもできるそう。使い方は無限大です。

Q4:宿題や学びのサポートもできる?

アイデア1:「Canvas」で宿題のわかりやすい図解を作ってもらおう

小学校高学年ともなると、授業では大人でも難しい(解き方を忘れてしまった)問題が出てきます。塾の宿題も、ひとりで取り組むには難解な問題が多く、手伝ってあげたいけれどわかりやすく説明する技術がない……というジレンマに陥りがちです。

そんなときは、Geminiの「Canvas」機能がおすすめ。

「『Canvas』は、プロンプトを入力しながらインタラクティブに作業できるスペースです。この機能で、宿題をサポートするツールを作ることができます。たとえば、算数の設問をそのまま入力して、解説シミュレーターを作ってもらうこともできます」(ワンさん)

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「秒速20mで走っている列車は、2分で何m進むか」という宿題の問題を入力し、イラストを用いたシミュレーターを作るよう指示をする

するとコードを書き始め、とてもわかりやすく設問を解説できるシミュレーターを作ってくれました。

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完成したシミュレーター。列車をイラスト化してくれた

しかもこれ、子どもが実際に動かす(列車を走らせる)ことができて、視覚的に理解することができます。答えを確認して終わり……ではなく子どもが直接触ることで理解度を深めてくれるところが、Geminiの相棒たるゆえんです。

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教科書だけでは理解しにくい理科の「月のこよみ」も、シミュレーターでわかりやすく解説してくれる

ただ、13歳未満は自身でGoogleアカウントを作れないため、ワンさんは「親と一緒に使ってもらいたい」と推奨します。

「AIはまだまだ間違った答えを出すこともありますし、13歳未満は『親と一緒に使う』ことが前提になっています。親はAIの正しい使い方を導く役割として、サポートしてあげたいところです」(ワンさん)

アイデア2:自由研究のアイデア出しから、工作ガイドまで作ってもらおう

自由研究や工作など、大がかりな宿題もGeminiに聞けば解決に導いてくれます。
シンプルに「◯年生の自由研究のアイデア」などのプロンプトで年相応のアイデアがずらりと並ぶし、「自分で自動販売機を作りたい。自宅にありそうな材料で、簡単な作り方を教えて」などのプロンプトで、作り方を詳細に教えてくれます。

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リクエスト通り「自宅にある材料」で自動販売機が作れそう

図解が欲しかったため「完成図が見たい」と指示すると、該当するYouTube動画を教えてくれました。

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これで、毎年夏休みに頭を抱えることから解放されそう! 雨の日のおうち遊びとしても使えそうです。

まだまだGeminiでできる、こんなこと

子育てのよき相棒になりそうな力を持つGeminiですが、ほかにもこんなことができます。

●学校からのプリントから、イベントスケジュールを把握
プロンプトにプリントの画像を入れると、Google カレンダーに連携し、予定を追加してくれる。

●知りたい事柄の深いリサーチ
「Deep Research」機能を使うと、より深く素早くリサーチができる。たとえば「学習塾について、徹底的に調べて。口コミや料金、進学率なども加味してリストアップして」といったプロンプトで、通常よりも具体的な結果を得られる。

さまざまな便利機能を持ち合わせたGeminiですが、最後にワンさんはこうまとめてくれました。

「すべての機能を使いこなせるかというと、それは現実的ではありません。が、1、2個でもみなさんが『便利だ』と思え気軽に使えるものがあれば十分だと思っています。効率化や時短を目指すもよし、遊びや学習の相棒になってもらうもよし、人それぞれ活用エリアはちがうと思いますが、気軽にGeminiに相談してみてくださいね」(ワンさん)

Gemini(Google)
https://gemini.google.com/

(取材・文:有山千春 取材協力:Google Japan 編集:マイナビ子育て編集部)

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