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近視予防のヒントは「外遊びの時間」にあり⁉ 4児の母・平愛梨さんが眼科医と学ぶ「子どもの目の健康と近視対策」

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  • マイナビウーマン
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今の子育てにおいてタブレットやスマートフォンは娯楽はもちろん勉強にも欠かせないツールとなりました。その一方で、子どもの近視の早期進行を心配する声も増えています。都内で開かれた子どもの目の健康に関するイベントで、ママ代表としてタレントで女優の平愛梨さんと眼科医の松村先生が登壇。正しい知識を伝えるイベントが開催されました。

タブレットが「1人1台」の時代。親が最も気にすべき点は?

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(写真はイメージです)

参天製薬が主催する本イベントのテーマは、「近視を正しく知る。将来の目の健康を守るために、いまからできること」。子どもを持つ親としては、とても興味を惹かれる内容です。

イベント第一部ではまず、東邦大学医学部眼科学講座の講師である松村沙衣子先生による講演が行われました。それによると、生まれたばかりの時はほとんどゼロに近い視力は、3歳頃まで急速に発達し、6歳頃にはだいたい1.0くらいに。8歳を超えるとだんだん近視の子どもが増えてくると言います。
近視になっても「メガネなどを使えば見えるから別にいい」と思われがちですが、実は近視が強まると、将来的に近視性黄斑変性症や網膜剥離などを発症するリスクが高まるそう。近視の進行が早い子どものうちに予防することが大切だと、松村先生は強調します。

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(写真はイメージです)

タブレットやスマートフォンが身近になった今、やはり近視になる年齢はどんどん低下しているそうで、2005年に10.6歳だったのがなんと2021年には7.6歳にまで下がっているという調査結果も!
しかし、松村先生は「現在は国がGIGAスクール構想を進めていることもあり、デジタル端末は学習にも必要なツールになっています。1人1台端末を持つことは当たり前で、上手に付き合っていくしかありません」と語ります。

では子どもの視力を守るため、親はいったい何をすればいいのでしょうか? どの答えは意外にも「外遊び」にあるといいます! 松村先生の調査では、毎日2時間程度の外遊びをして太陽光を浴びると、近視を進みにくくするばかりか、そもそも近視発症を予防することができるのだとか。
近視抑制効果があるとされる光量は1000lux(ルクス)以上とされ、屋外では日陰に居ても十分に浴びれる量です。一方、室内ではリビングで150ルクスと低く、やはり外に出ることが大事だとわかりました。

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(写真はイメージです)

実は効果がない? ブルーライトカット神話の真実

イベントは第二部に入り、4人のお子さんがいるタレントで女優の平愛梨さんが登場。松村先生とのトークセッションへと移ります。愛梨さんは、まず日々の切実な悩みを明かしました。
「食事の準備で忙しい時や静かにしてほしい時などに、4人の子どもそれぞれにタブレットを渡してしまいます。少しするとどうしても画面に顔を近づけてしまって、注意するのですが何回言っても聞かなくて……」

これに対し松村先生は、「タブレットは学習面などでメリットが大きい一方、画面との適切な距離を保つことや、寝転がって見ないといった正しい姿勢が非常に重要になります」と、注意点を教えてくれました。特に、距離が近くなりがちなスマートフォンでの動画視聴などは、近視リスクが高くなるといいます。

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和やかにトークを繰り広げる、松村沙衣子先生(左)と平愛梨さん(右)

子どもの目の健康を考え、タブレット視聴時にはブルーライトカットメガネをかけさせているという愛梨さん。しかし松村先生の見解は……
「実は、お子さんの近視予防において、ブルーライトカットに科学的な根拠は十分ではないという研究結果があります。太陽光にもブルーライトは含まれていますが、むしろ外遊びの方が近視予防に効くことが分かっています」

愛梨さんが「じゃあ、メガネよりも外に出かけたほうがいいんですね」と驚きの声を上げると、松村先生は「近視の矯正としてメガネをかけることは大切ですが、電子機器からの光をカットするよりも、外に出て自然の光を浴びる方が重要です」と、改めて外遊びの大切さを強調しました。

また、「アラーム」を使った工夫もしているという愛梨さん。タブレットには一定時間後にアラームをセットし、休憩を挟ませることで、連続視聴を防いでいるとのこと。松村先生も「30分以上の連続視聴は近視を進める要因になるので、アラームでの対策はばっちりです」と太鼓判を押しました。

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子どもとのエピソードを話す、平愛梨さん

近視が進みやすい年齢と、親が見逃してはいけない視力低下のサイン

松村先生によると、近視は身長と同じように成長期に発症・進行しやすく、5歳から15歳頃が進みやすい年齢と考えられています。そのため、なるべく早い段階からの予防が大切なんだそうです。
また、親が子どもの視力低下に気づくためのサインとして、以下に注意すべきとのこと。
●目を細めて見ている
●テレビなどを見るときに、極端に近くに寄っている

松村先生は、「お子さんが自分から『見えない』と訴えることはまずありません。学校の検診で受診勧告の紙をもらった場合は、必ずすぐに眼科を受診していただきたい」と強く呼びかけました。

知っておきたい! 近視に関する3つの基礎知識クイズ

セッションの最後に、近視に関する知識を深めるためのクイズが行われました。
【第1問】令和5年度の国内の小学生で、視力1.0未満の方は何人に1人以上いるでしょうか。
A:4人に1人以上
B:3人に1人以上
C:2人に1人以上
正解:B(3人に1人以上)
小学生の視力1.0未満の割合は36.84%と、3人に1人を超えています。これは年齢が上がるにつれてさらに右肩上がりに増えていく傾向にあるため、早期の対策が重要です。

【第2問】2050年には、世界中の人口のおよそ何パーセントが近視になっていると推定されているでしょうか。
A:およそ30パーセント
B:およそ40パーセント
C:およそ50パーセント
正解:C(およそ50パーセント)
2050年までに、世界人口の半数にあたる2人に1人が近視になると予測されています。特にアジア圏は、早期教育などの文化的背景により、さらに近視率が高い傾向にあります。

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クイズに回答する平愛梨さん

【第3問】いつも外に出ると答えた子は、ほとんど出ないと答えた子に比べて、近視の進行抑制効果はどの程度見られるでしょうか。
A:およそ3割
B:およそ6割
C:変わらない
正解:A(およそ3割)
太陽の光を浴びることで近視の進行を予防する効果があり、その効果はおよそ3割とされています。推奨時間は1日2時間ですが、海外では40分〜80分程度の外遊びでも抑制効果が見られるというデータもあります。

愛梨さんは3問中1問正解。けっこう難しかったですが、大切な知識がいっぱい詰め込まれていますのでぜひ覚えておきたいですね!

親ができる唯一のこと。予防と定期的な眼科受診の大切さ

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松村沙衣子先生(左)と平愛梨さん(右)

イベントの締めくくりに、平愛梨さんからメッセージをいただきました。

――目の大切さを改めて学んだので、今日から家族で取り組みます。うちの子どもたちは「怖いんだよ」「こうなっちゃうよ」と理由をきちんと説明すると聞いてくれることも多いので、タブレットに頼りすぎずに外に遊びに行かせるなど、将来の子どもの目を守るために頑張りたいです。
定期的な眼科受診も、忙しさを理由に後回しにせず、ちゃんと行こうと思います!

一人の子どもの親として、できることを確実にやっていかなければと改めて学ばされた、貴重な機会となりました。今の気持ちいい秋の季節、ぜひ外遊びやお散歩にでかけてみませんか?

(取材・文/マイナビ子育て編集部)

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