朝晩冷え込む季節…だからこそ要注意の《ひどい寝汗》 内科医が「早めの受診」を勧める“恐ろしい理由”
- オトナンサー |

どんな人でも少なからず睡眠中にかいているといわれる「寝汗」。11月以降、朝晩の気温がぐっと低くなる日が多くなりましたが、暑い時期でないにもかかわらず「夜中に、寝汗びっしょりで起きてしまった」「朝起きると、パジャマが汗でぐっしょり」「寝汗をかきすぎて、髪も枕もびしょびしょになる」など、不快なほどの寝汗をかく日があると「何かの病気かも……」と心配になるもの。しかし実際に、恐ろしい病気が潜んでいる可能性もあるようです。
そこで、「病院を受診した方がいい寝汗もある」と指摘する、eatLIFEクリニック(横浜市旭区)院長で内科医・糖尿病専門医の市原由美江さんに、肌寒い季節こそ注意したい「ひどい寝汗」について、詳しくご解説いただきます。
ひどい寝汗が1週間以上続いたら要受診
「寝汗」とは文字通り、「寝ているときにかく汗」のことです。医学用語では「盗汗(とうかん)」といいます。
人は就寝時、体温を下げることで眠りに入ります。そのときの温度差で汗をかくのです。寝室が暑かったり、布団をかけ過ぎたりすると汗をかきますが、これは生理的な現象であり、健康な人でも、一晩にコップ1杯分の汗をかくといわれています。部位としては胸や背中などの体幹や顔、首などに汗をかくことが多いです。
寝汗をかきやすい人の特徴として、まず「男性」が挙げられます。男性の方が、女性よりも汗(寝汗を含む、以下同)をかきやすく、加齢とともに汗が減る傾向にあります。
また、内臓脂肪が多く、肥満傾向の人は熱の放散ができないため、汗をかきやすいです。もちろん、遺伝や体質の影響もあります。
中には、パジャマや枕がぬれてしまうほどの大量の寝汗をかき、睡眠中に不快さを感じた経験がある人もいるのではないでしょうか。この場合、いくつかの要因が考えられます。
まずは外的要因として、夏場の暑い時期や、冬場にエアコンを過度に使用しているといった、睡眠環境による寝汗があります。
また先述の通り、寝汗は生理現象でもあり、健康な人でも就寝中はコップ1杯分の汗をかきますが、ストレスやホルモンの異常で自律神経が乱れていると体温調整がうまくいかず、寝汗の量が増えることが考えられます。
女性の場合、女性ホルモンの分泌量が変動することで自律神経が乱れやすくなります。そのため、生理前後や排卵前後、また、女性ホルモンが減少する時期である更年期も影響を受けやすいといえるでしょう。
特に暑い時期でもないのに、寝汗を大量にかく日が続くと、寝苦しさを感じたり、途中で起きてしまったりと気になるものです。「何かの病気だったらどうしよう……」と不安になる人もいるかもしれません。
ひどい寝汗をかく病気に、更年期、結核や肺炎などの感染症、甲状腺機能亢進(こうしん)症や褐色細胞腫などの内分泌疾患、悪性リンパ腫やがんなどの悪性疾患、抗うつ薬による副作用などがあります。発熱や、体重減少といった明らかな症状を伴う場合は、早めに病院(内科)を受診してください。
なお、目立った症状がない場合でも、ひどい寝汗が1週間以上続くようなら、隠れている病気を疑って、内科を受診することをおすすめします。
汗をかいたままの状態でいると体温が奪われ、体調を崩す原因になります。着替えやシーツ交換はこまめに行いましょう。病気が原因ではない場合は、ストレスを減らしたり、生活習慣を整えたりして、自律神経への負担を軽くすることで、寝汗を軽減できる可能性があるので、できることから試してみてくださいね。
オトナンサー編集部
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