クレジットカードとは|仕組みや選び方、初心者におすすめなカードを徹底解説!
キャッシュレス決済には欠かせない存在のクレジットカードですが、どれを選べばいいかわからない人も多いのではないでしょうか。この記事では、基本的な仕組み、初心者におすすめのクレジットカード、さらにカード選びで押さえたいポイントを解説します。
- クレジットカードとは
- クレジットカードの仕組み
- クレジットカードのメリット
- クレジットカードのデメリット(注意点)
- 初心者におすすめのクレジットカード5選
- クレジットカードのランクは主に4種類
- クレジットカードの選び方
- クレジットカードに記載されている情報
- 自分にピッタリのクレジットカードを見つけよう
クレジットカードとは
クレジットカードとは、簡単に言えば現金を手元に用意することなく買い物ができるカードです。
支払いの代金はクレジットカード会社が一時的に肩代わりし、利用者はクレジットカード会社に利用額を後でまとめて支払う後払い方式。なお、クレジットカードの仕組みについては後ほど詳しく解説します。
クレジットカードは店頭での支払いだけでなく、近年ではネットショッピングや税金・公共料金など、さまざまな支払いに対応。またポイントが貯まる・付帯保険があるなど、支払いを後でまとめられる以外にも多くのメリットがあります。
約87%の人がクレジットカード利用者
JCBが2020年に行った調査によると、クレジットカードの所持率は回答者の86.6%でした。前年と比べても2.1%上昇したことからも分かる通り、キャッシュレスの普及などの理由から、クレジットカード利用者が増加傾向にあります。
なお、一人あたりの保有数は平均3.0枚です。クレジットカードは会社ごとにサービスや貯められるポイント、付帯補償が異なるため、目的や利用額に応じてクレジットカードを使い分けると、より大きなメリットを得られるでしょう。
クレジットカードの仕組み
ここでは、クレジットカードの仕組みについて説明します。クレジットカードには「クレジットカード利用者」「加盟店」「クレジットカード会社」の3つが関わります。
- クレジットカードの利用者
- 加盟店
- クレジットカード会社
それぞれの関係や支払いの流れを理解しましょう。
1.クレジットカードの利用者
利用者はカード会社と契約し、クレジットカードを受け取ります。利用はするときは、まずクレジットカードの国際ブランド提携店舗・ネットショップなどで買い物をし、代金をクレジットカードで支払います。
後日(一般的には約1ヶ月後)、クレジットカード会社から他の支払いも含めた利用額が請求されるので、期日までに登録している銀行口座へ入金します。
利用者のメリットは、現金を持たずに買い物ができること。小銭を携帯する手間がないため荷物を減らるだけでなく、衛生面でも安心です。また、家電や貴金属など高額の買い物をする際も大金を持ち歩くリスクを最小限にできるでしょう。
2.加盟店
加盟店は、カード会社と契約した小売店を指します。利用者からの代金をカード会社に請求できる代わりに、そのうちの数パーセントを手数料としてカード会社に支払います。手数料は店舗の規模・業種・決済金額によって変わり、一律ではありません。
加盟店のメリットは、カード会社と契約することで幅広い顧客を集められること。近年ではキャッシュレス決済の浸透もあり、支払いが現金のみだと顧客から敬遠される可能性があります。さらに売上を数値で管理できる・現金を保管しなくていいなどの点から、経営の効率化も見込めます。
特に商品単価が高いお店では、分割払いやリボ払いなど利用客の負担を減らすさまざまな支払い方法を提案できるため、客単価の上昇も狙えるでしょう。クレジットカードは、加盟店側にも数々の利点があります。
3.クレジットカード会社
カード会社の役割は、利用者と加盟店をつなぐことです。利用者がクレジットカードで支払った場合、その分の代金はまずカード会社が立て替えます。建て替えた額は後日利用者に請求し、さらに加盟店にも手数料を請求します。
カード会社の利益は、主に加盟店からの手数料です。利用者が分割払いやリボ払いを選んだ場合はその手数料もクレジットカード会社の利益になります。
クレジットカード会社はより多くの利用者や加盟店を集められるようさまざまなサービスを展開しています。
クレジットカードのメリット
クレジットカードは、現金を持ち歩かないこと以外にもさまざまなメリットがあります。
- ポイントが貯まる・使える
- 支払いが楽になる
- 旅行傷害保険やショッピング保険が付帯することも
- ポイント還元率アップ、割引などの特典が受けられる
- 利用した履歴が残る
代表的な5つのメリットについて説明していきます。
1.ポイントが貯まる・使える
多くのクレジットカードには、利用額に応じてポイントを付与する「ポイントプログラム」があります。
還元率や貯まるポイントはクレジットカードによって異なりますが、おおよそ1.00%以上のものは「還元率が高い」と言えるでしょう。
クレジットカードの利用金額が多いほど、付与されるポイントも多くなります。このため、コンビニやドラックストア、スーパーなど日常の買い物だけでなく、公共料金や携帯電話料金など、毎月かかる費用もクレジットカードで支払うと、効率的にポイントが貯まるでしょう。
貯まったポイントはさまざまな方法で活用できる
ポイントを貯めると、一定の割合で支払いに使えたり商品やギフトに交換できたりします。さらに、ポイントの付与率はキャンペーンや特典を上手く使えば1.00%以上にも増やせます。
このため、各種サービスを利用して効率よくポイントを貯めるほどお得になるでしょう。
2.支払いが楽になる
オンラインショッピングは、クレジットカード払いが主流です。現金払いの場合は、銀行やコンビニに行って支払う必要がありますが、クレジットカードがあれば家でそのまま決済できるため、支払いがグッと楽になるでしょう。
実際の支払いも後払いのため、手持ちの現金がなくても欲しいものをゲットできます。
また、スマホの決済アプリとクレジットカードを紐付ければ、店頭の支払いでも財布を出す手間が減らせます。オンライン・店頭どちらでも、クレジットカードがあれば買い物がよりスムーズで簡単になるでしょう。
3.旅行傷害保険やショッピング保険が付帯することも
一部のクレジットカードは、持っているだけで旅行中のケガや病気などの際に補償が受けられることはご存知でしょうか。
「旅行傷害保険」だけでなく、通販で購入した商品が注文と違った・破損していたなどのトラブルを補償してくれる「ショッピング保険」など、もしものときに備えた保険が付帯するクレジットカードもあります。
付帯保険の条件は各カード会社によって異なります。海外旅行によく行く方であれば旅行傷害保険が手厚いクレジットカード、インターネットでよく買い物する方ならショッピング保険があるクレジットカードなど、目的に応じて選ぶとムダがないでしょう。
4.ポイント還元率アップ、割引などの特典が受けられる
提携店の中には、「特約店」と呼ばれる店舗があり、利用するだけで通常よりも多くポイントがもらえる・支払金額が割引されるなどの特典が受けられます。
最近では、クレジットカード会社と同じ系列のネットショップを利用すると他社カードで購入する以上の大幅な還元を受けられるケースも少なくありません。また、系列のサービスに加入する・キャンペーン時期に購入するなど、条件を満たすことでポイントアップや割引を受けられる場合も。
支払いをクレジットカードに変更するだけでお得なサービスを得られるかもしれません。
5.利用した履歴が残る
クレジットカードを使った履歴は利用明細に記録されます。
明細は専用サイトやアプリからいつでも確認できるため、日頃からクレジットカードを利用すれば家計簿代わりになるでしょう。
収支のチェックがしやすくなると家計に対して意識が高まり、結果的に節約にもつながるかもしれません。
クレジットカードのデメリット(注意点)
クレジットカードは便利な反面、デメリットもあります。
以下では代表的なデメリットを3点紹介します。気をつけるべきポイントを事前に理解すれば、クレジットカードをより賢く活用できるでしょう。
- 使いすぎてしまう可能性がある
- 限度額以上は使えない
- 不正利用のリスクがある
1.使いすぎてしまう可能性がある
クレジットカードの支払いは、現金のやり取りと違い、手元のお金がすぐに減ることはありません。つまり、利用額に気をつけないと自分の支払い能力を超えて使いすぎてしまう危険があります。
使い過ぎを防ぐには支払額をこまめに確認し、自分の出費に自覚を持つことが大切です。
ほとんどのクレジットカード会社には、オンラインやアプリからいつでも明細を確認できるサービスがあります。1週間に1度や給料日の直後など、期日を決めて定期的にチェックすると過剰な利用も止められるでしょう。
2.限度額以上は使えない
クレジットカードにはカードの種類や利用者の資産状況に応じて「利用限度額」があります。
あらかじめ決まった利用限度額に達すると、翌月の請求時に利用代金を支払うまでは一時的にクレジットカードが利用できません。
そのため、大きな出費が予想される場合などは特に注意が必要です。事前に利用限度額と現状の利用金額をよく確認しましょう。
クレジットカードの限度額とは
クレジットカードの限度額とは、クレジットカード会社が建て替えられる金額の上限のことです。「1カ月間に利用できる金額」ではないため注意しましょう。
通常の買い物で参照されるショッピング枠の他、クレジットカード会社から直接お金を借りるときに参照されるキャッシング枠があります。なお、本記事の「限度額」は原則としてショッピング枠を指します。
例えば限度額が50万円で15万円の買い物をした場合、クレジットカードで利用できる残りの限度額は35万円になりますが、翌月の請求時に利用代金の15万円を支払えば、限度額は50万円に戻ります。
3.不正利用のリスクがある
紛失や盗難により、クレジットカードをなくして第三者に不正利用されるリスクや、スキミング(不正な情報読み取り)用の機器から、気づかないうちに情報が抜かれるケースがあります。
最近ではネットショッピングのサイトから個人情報が流失する可能性もあるため、クレジットカードは常に不正利用の危険性があると言えるでしょう。
一方で、一定の条件を満たせばクレジットカード会社が不正利用を補償してくれます。利用者も、利用明細を定期的に確認すれば覚えのない利用にも気づけるでしょう。万が一不正利用の疑いがある場合は、クレジットカード会社へのすみやかな連絡をおすすめします。
初心者におすすめのクレジットカード5選
ここでは、クレジットカードを初めて持つ人に向けて、初心者におすすめなクレジットカードを紹介します。
まずは年会費無料でポイントを貯めやすいクレジットカードがおすすめです。クレジットカードの利用に慣れてきたら、目的に応じてランクアップしたり、年会費のかかるクレジットカードを選んだりするのがよいでしょう。
- JCB CARD W
- リクルートカード
- 三井住友カード(NL)
- dカード
- 楽天カード
1.JCB CARD W
JCB CARD Wは、申込み条件は39歳以下ですが、入会後は40歳を超えても利用可能なため、若いうちからクレジットカードを入手したい方には特におすすめ。他のJCBカードでは通常0.1%のポイント還元率もJCB CARD W では常に2倍以上になります。
JCB CARD Wの魅力はスターバックス、セブンイレブンなど全国展開のチェーン店でお得な優待を受けられる点。上記の常時ポイント2倍に加え、店舗に応じて3~10倍のポイントがゲットできます。
さらに購入した商品の破損・盗難を補償するショッピングガード保険も自動付帯のため、ネットショッピングが多い方にもおすすめです。
▼JCB CARD Wについてはこちらもチェック
女性はJCB CARD W plus Lがおすすめ
女性の場合は、女性ならではの特典や優遇サービスがお得に受けられる「JCB CARD W plus L」はいかがでしょうか。
JCB CARD Wと同様の年会費無料・ポイント2倍に加え、以下のメリットもあります。
- 女性特有の疾病に対する保険が月々290円から加入可能
- @コスメや一休.comレストラン、ABISTEなどの協賛企業が割引特典や商品抽選キャンペーンなどを実施
- 毎月10日・30日は抽選で2,000円分のJCBギフトカードがもらえる
39歳以下でクレジットカードを検討している女性は、女性ならではの特典や優遇サービスが受けられるクレジットカード「JCB CARD W plus L」がおすすめです。
▼JCB CARD W plus Lについてはこちらもチェック
2.リクルートカード
リクルートカードは、ポイントの基本還元率が1.2%と、他のクレジットカードと比べて高い点が魅力。ポイント算出対象も「それぞれの会計」ではなく「1ヶ月の総計」のため、個別付与ではムダになりがちな端数の金額もポイントに還元できるでしょう。
さらに、光熱費や携帯電話の利用料金でも1.2%の還元率。外せない固定出費でも効率よくポイントに変換できます。
じゃらんやホットペッパーなどリクルートの系列サービスを利用すればさらに還元率がアップ。リクルートカードで貯まるPontaポイントは全国で使えるため、使い道には困らないでしょう。
▼リクルートカードについてはこちらもチェック
3.三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は券面にカード番号や有効期限・セキュリティ番号の記載がありません。そのため、万が一盗難や紛失した場合でも、不正利用がしにくいという高いセキュリティ性能が特徴です。
そして、高いポイント還元率にも注目です。セブン-イレブン・ローソンとマクドナルド等でタッチ決済をすると常に5.0%還元。さらに、指定した店舗(3つまで)の利用で1.0%になります。
しかし、基本還元率は0.5%とやや低く感じられるため、固定出費は別のクレジットカードと併用してもいいでしょう。三井住友カード(NL)は、普段からセブンイレブンなどを利用する人におすすめしたいクレジットカードです。
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キャンペーン期間:2024/11/1~2025/2/2①新規入会&条件達成で3,000円分のVポイントPayギフトプレゼント
②新規入会&1万円ごとの利用で最大2,000円相当のVポイント♦学生限定♦
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キャンペーン期間:2024/11/1~2025/2/2条件:①新規入会&スマホのタッチ決済1回以上
②新規入会&1万円ごとの利用
特典:①VポイントPayギフト
②Vポイント
4.dカード
dカードは、年会費無料で、ドコモユーザーでなくてもポイントが貯まりやすいクレジットカードです。ポイント還元率は1.0%と高く、ポイントUPモール経由でいつもの買い物をするだけで還元率が1.5~10.5倍までアップしたり、ローソンでのカード利用で3%割引を受けられたりします。
また、ドコモユーザーであればdカードならではの優待も利用可能。万が一ケータイが壊れた場合に最大1万円まで買い替えを支援してくれる「ケータイ補償サービス」や、携帯の利用料に応じてdポイントが付与されるサービスなどがありますよ。
すでにドコモと契約済みだったり、新規で契約を検討していたりする人には、特におすすめの一枚です。
▼dカードについてはこちらもチェック
5.楽天カード
楽天カードは、楽天系列のサービスを多く利用する人におすすめのクレジットカードです。
なんといっても、楽天サービスを利用するほど還元率がアップするSPU(スーパーポイントアッププログラム)が大きな魅力。系列サービスを使うほど楽天市場でのポイント還元倍率が増加し、最大で15倍(15.0%)まで狙えます。
新規入会の際も、時期によっては5,000円~10,000円以上の高額ポイントがもらえるキャンペーンがあるため、利用するだけでポイントの恩恵を受けられるでしょう。他にも、海外旅行損害保険が付帯するなど嬉しい特典もありますよ。
▼楽天カードについてはこちらもチェック
クレジットカードのランクは主に4種類
「ゴールドカード」「ブラックカード」など、クレジットカードのランクを耳にしたことはありませんか。クレジットカードのランク区分は会社によって異なりますが、主に4種類に分けられます。
以下ではそれぞれのランクと特徴について解説します。
- 一般カード
- ゴールドカード
- プラチナカード
- ブラックカード
1.一般カード
一般カードはクレジットカードの中で最もベーシックなカードです。ランクが一番低い分、初めてクレジットカードを発行する人でも手に入れられます。
一般カードの特徴は、年会費無料のクレジットカードが多いこと。1枚目のクレジットカードが欲しい学生~新社会人の人や、クレジットカード決済をあまり利用しない人におすすめです。
より上位ランクのクレジットカードを目指す場合も、まずは一般カードでいいクレヒス(クレジットヒストリー)を積み上げましょう。
2.ゴールドカード
ゴールドカードは一般カードよりワンランク上とされるクレジットカードです。年会費が5,000円〜10,000円前後かかる代わりに、付帯保険の補償内容が手厚くなったり、空港の提携ラウンジを利用できたりするなど、サービス面が充実します。
ゴールドカードの年会費は、クレジットカード会社によって幅があります。また「初年度」「前年度○万円以上利用」など一定の条件に応じて年会費が無料になるサービスも。
一般カードに比べてポイントの付与率などでも各社の違いが出るので、ゴールドカードに申し込む際はよく検討して選ぶことをおすすめします。
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条件:新規入会&スマホのタッチ決済1回以上②新規入会&1万円ごとの利用で最大3,000円分のVポイント
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3.プラチナカード
プラチナカードは、ゴールドカードよりワンランク上のステータスカードです。ゴールドカードと比べて年会費が上がり、入手条件も厳しいですが、その分付帯サービスが豪華になります。
例えばホテルや空港ラウンジも使える場所が増えたり、各種予約を代行してくれるコンシェルジュサービスも利用できたり、手厚いサービスが魅力。
プラチナカードは専用の申込窓口から入手できますが、クレジットカード会社からの招待(インビテーション)を待つ方が一般的です。限られた人しか手に入れられないことから、持っていると一定のステータスを証明できるでしょう。
4.ブラックカード
一部のクレジットカード会社ではプラチナカードが最高ランクのステータスカードですが、クレジットカード会社によってはそれより上位のブラックカードを発行している場合もあります。
ブラックカードは招待制のケースがほとんどで、かつクレジットカード会社から公式にサービスが好評されていないため、サービス内容の詳細はわかりません。
しかしプラチナカード以上の高額な年会費(数十万単位)と、それに見合う充実したサービスが受けられると考えられます。ブラックカードは、オーナーの高い地位を証明する特別なステータスカードと言えるでしょう。
クレジットカードの選び方
初心者がクレジットカードを選ぶとき、意識するとよいポイントを4点説明します。
クレジットカードは年会費やポイントの種類・還元率など、それぞれのカードに細かな違いがあります。
自分が一番使いやすいクレジットカードを決めるために以下を参考にしてみてください。
- 年会費で選ぶ
- ポイント還元率で選ぶ
- 特典・優待サービスで選ぶ
- ステータス性で選ぶ
1.年会費で選ぶ
年会費はクレジットカードを利用しなくても支払います。年会費が高額になるほど付帯保険やサービスは充実しますが、まずクレジットカードの使い方に慣れたい人や初めて発行する人は、年会費が無料もしくは安いものを選ぶのが無難です。
一般カードは年会費無料のものも珍しくありません。またゴールドカードでも加入初年度は無料だったり、翌年度以降は1年に1度利用すれば無料になったりするケースも。
無料や値引きの条件はクレジットカード会社によって異なります。自分の使い方や他の条件も合わせて検討しましょう。
2.ポイント還元率で選ぶ
クレジットカードは、利用金額に応じてポイントが還元されるものがほとんどです。還元率の高いクレジットカードを選べば、お金を使うだけで実質的なキャッシュバックを得られるため、還元率で選ぶこともおすすめです。
目安としては、通常(非キャンペーン)時の利用で還元率1.00%以上なら還元率が高いと言えます。
通常時の還元率だけでなく、特定のショッピングサイトやサービスを併用した場合のボーナスも重要です。系列のサービスを使うと還元率や割引額が上がるため、優待店が身近に多いクレジットカードを選ぶとよりお得に活用できるでしょう。
3.特典・優待サービスで選ぶ
特典・優待サービスはクレジットカードごとに異なるため、自分がよく使う・気になるサービスを優先するのもおすすめです。
例えば旅行によく行く人は、旅行損害保険が手厚いクレジットカードがおすすめです。他にも高級レストランや演劇の優先予約権がついていることもあります。
優待サービスの内容やグレードはクレジットカードのランクにも左右されるため、この面を重視したい場合はゴールドカード以上の申し込みを検討してもよいでしょう。
4.ステータス性で選ぶ
クレジットカードは各カードのランクに加え、発行企業によってもおおまかなステータス性があります。ランクであればゴールドカード以上、会社であればAmerican express(アメックス)はステータス性の高いカードとして人気です。
一方で、ステータス性の高いカードは年会費が高い傾向にあります。
初めてのクレジットカードで格式高いクレジットカードを選びたい場合、申し込み制のゴールドカードがおすすめです。条件によっては年会費を安く抑えつつ、ステータス性の高いカードを手に入れられるかもしれません。
クレジットカードに記載されている情報
以下では、クレジットカードの券面に記載された数字や文字列について説明します。
普段何気なく使っているクレジットカードの情報にも、それぞれ意味があります。なお、配置はおおまかに紹介しているので、会社によっては位置が違う点に注意しましょう。
- クレジットカード番号
- セキュリティコード(cvv/cvc)
- 有効期限
- 国際ブランド
1.クレジットカード番号
クレジットカード番号は14~16桁の番号で、表面に記載があります。桁数は国際ブランドによって異なるため、Webのフォーム画面に打ち込む際などは注意しましょう。
なお、日本でも大きなシェアを誇るVisaとMasterCardは16桁です。
番号はそれぞれのクレジットカードを識別する大事な標識です。しかし完全なランダムではなく一定のルールに従って決まるため、クレジットカードを盗まれたり情報を抜き取られたりしない限り、あなたの番号が他人から特定されることはありません。
2.セキュリティコード(cvv/cvc)
セキュリティコード(cvv、Card Verification Value)は、カードの裏面にある3~4桁の番号です。
クレジットカードが利用者本人の手元にあるか確認するためのコードで、クレジットカード番号と合わせて決済の認証に使われます。
クレジットカード番号と同様に重要なコードなので、他人には絶対に教えないようにしましょう。
3.有効期限
クレジットカードには有効期限が定められており、多くのカードで表面にあります。
クレジットカードの有効期限は、通常の表記と違い「月」と「西暦の下2桁」で表現します。例えば「2021年の11月」が有効期限であれば「11/21」になるでしょう。
一部のショッピングサイトなどでは、「yymm」の項目に有効期限を入力します。これはyearとmonthの略称です。つまり「yymm」であれば「年/月」の順番で回答しましょう。
4.国際ブランド
表面にはVisaやMasterCardといった、国際ブランドのロゴがあります。
国際ブランドとは、クレジットカードの決済システムやライセンスを管轄する企業のことで、カードそのものの発行企業とは異なります。国際ブランドにはいくつか種類がありますが、それぞれ得意とする地域やカード発行企業に違いがあります。
著名でシェアが大きい国際ブランドを、俗に「7大ブランド」と呼びます。企業名は以下の通りです。
- Visa
- JCB
- Mastercard
- American express(アメックス)
- DinersClub
- Discover
- Union Pay(銀聯、ぎんれい)
国際ブランドについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。
自分にピッタリのクレジットカードを見つけよう
クレジットカードは、現金がなくても支払いができる後払い用のカードで、キャッシュレス決済が浸透した現在では暮らしに欠かせないものです。
会社や国際ブランドによってメリット・デメリットがあるため、もし初めてクレジットカードを契約する場合は自分の目的や使い方に合わせた一枚を選びましょう。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。