年金受給者でも借りれるカードローン7選|年金を担保に融資を受ける方法を徹底解説
医療や介護への出費がかさみ、年金だけでは生活できない人も多いのではないでしょうか。
結論、年金受給者でも利用できるカードローンはあります。ただし、労働収入のない年金受給者は、審査で不利になることも。
この記事では、カードローン年金受給者でも審査通過可能なカードローン7選の紹介に加え、カードローン以外の借りる方法も解説しています。
- 年金受給者がお金を借りる方法は6つ!目的別に使い分けよう
- 年金受給者でもローンの利用は可能 | ただし貸付対象年齢に注意
- 年金受給者でも申込みできるカードローン7選
- 年金受給者がカードローンの審査に通りやすくなる3つのコツ
- 年金受給者がローンを利用する場合の3つの注意点
- 年金受給者のローン利用に関するQ&A
- 年金受給者でもローンを利用できる!申し込み条件をしっかりチェックしよう
年金受給者がお金を借りる方法は6つ!目的別に使い分けよう
年金受給者がお金を借りる方法は以下の6つです。
①年金受給者を対象にしたカードローン | 生活費の補填
年金担保融資制度の使用用途として認められていない生活費については、金融機関のカードローンを利用して工面するのがおすすめです。
カードローンは使用用途が限定されておらず、借りたお金は自由に使えます。なお、一度審査に通過すれば、コンビニATMから必要な時に必要な分だけ何度でも引き出せる点もうれしいポイント。申し込みから借り入れまで最短25分で完了するものもあるので、急いでいる人にもぴったりです。
ただし、カードローンには「71歳以上の年金受給者は借りられない」といった年齢制限があるので注意が必要しましょう。
②年金担保融資制度 | 年金受給者の特権
年金担保融資制度は、別名年金前借り制度とも呼ばれているとおり、年金を担保にお金を借りられる制度です。
急な出費で一時的に資金が必要な場合、年金担保融資制度の利用が最適といえます。独立行政法人福祉医療機構の報告によると利用者数は累計約320万件となっており、年金受給者がお金を借りる手段としてよく利用されていることが分かります。
生活費や旅行資金、ギャンブルなどへの使用は認められていないものの、以下の幅広い用途に利用可能です。
③住宅や土地を担保にしてリバースモーゲージで借入れする
住宅や土地などの不動産を担保にしてお金を借りる「リバースモーゲージ」も選択肢の1つです。利用者が死亡すると、担保を売却して一括返済する仕組みになっているため、返済能力を重視しません。そのため、年金受給者でも利用可能。
限度額は、担保評価額の約50%。年金だけでは生活が厳しい方も、リバースモーゲージを利用すれば生活資金を補えます。ただし、同居している家族がいる場合、将来的に自宅が売却されることを伝えておく必要があるので注意しましょう。
④生活福祉資金貸付制度 | どこからも借りられない時の最終手段
貸付対象となる使用用途は以下のとおりです。
なお、他の借入方法と異なり、生活に困窮していなければ利用できません。そのため、審査の際には「いかに生活に困っているか」を担当者に伝えられるようにしましょう。
連帯保証人を立てる場合は無利子、立てない場合は年1.5%の金利で借入れできます。借入れを希望する方は、「都道府県社会福祉協議会」に問い合わせましょう。
⑤郵便局の貯金担保自動貸付を利用する
ゆうちょ銀行に貯金があれば「貯金担保自動貸付」の利用が可能です。担保定額貯金・担保定期貯金を担保に、預け入れ金額の90%以内を借入れできます。また、金利はかなり低く、以下のように設定されています。
- 担保定額貯金を担保とする場合:返済時の約定金利(%)+0.25%
- 担保定期貯金を担保とする場合:預入時の約定金利(%)+0.5%
年齢や年収の条件はないので、年金受給者でも借入れが可能です。
⑥質屋に高価なものを預けて融資を受ける
質屋に貴金属やブランド品などを預けて、物品を担保に金を借りる方法があります。買い取り価格の7〜8割程度のお金を借りられます。 万が一、返済ができない場合は、預けた物品が売却されるため、年金受給者でも借入れ可能です。
物を預ければ当日にお金を用意できるので、急ぎの方にはぴったり。しかし、利息が高めに設定されているため、なるべく早めの返済を意識しましょう。
⑦JAバンク組合員なら年金受給者向けローンを利用する
JAの組合員は、JAバンクの年金受給者向けローンが利用できます。JAバンクを運営する農業協同組合は、顧客に高齢者が多く、年金受給者への貸付にも柔軟に対応してくれます。
一般的なカードローンは、年齢の上限が69歳までですが、JAバンクの上限は75歳。 金利は年3.9%と低めで、上限は100万円以内です。
ベルーナノーティス 公式サイト
年金受給者でもローンの利用は可能 | ただし貸付対象年齢に注意
年金受給者でも、ローンは利用できます。しかし、金融業者で条件は異なり、対象年齢の幅が狭い業者も。また、年金が収入として認められない・他に収入がなければ厳しいこともあります。ローンの審査には返済能力が重要なのです。
年金受給者の場合、年金以外の収入を得られないこと・病気や死亡によりお金を回収できないことが理由で、審査に通らない可能性があります。ローン利用は可能ですが、申し込む場所は選ぶ必要があると考えておきましょう。
年金受給者でも申込みできるカードローン7選
年金受給者でも申し込みできるカードローンを7社紹介します。
※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
それぞれの特徴を詳しく紹介します。
①プロミス|審査通過率No.1
プロミスは74歳歳以下まで借り入れ可能なカードローンです。※収入が年金のみの方はお申込いただけません。年金以外にも収入があれば、融資を受けられます。金利の上限は17.8%と、他の消費者金融の18.0%に比べると0.2%低く設定されています。
最短3分※で審査が完了するので、審査を急ぎたい方や金利を抑えたい方にはおすすめです。
プロミス 公式サイト
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
②アイフル|融資が最短18分※と早い
※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
アイフルは、満69歳まで借入れ可能なカードローンです。貸付条件を満たしていれば、年金受給者でも申し込みができます。 アイフルは土日・祝日でも審査が最短18分と早いのが特徴的。融資を急いでる方にはおすすめです。
※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
アイフル 公式サイト
③レイクALSA|無利息期間が最大180日
レイクALSAは、申し込みフォームのお勤め状況の項目で「年金受給」の選択ができます。そのため、年金受給者でも借入れできるチャンスがあります。
レイクALSAのWeb申込みでは、最短15秒の簡易審査を受けられます。借入れが不安な方は、まずチェックしてみるのがおすすめです。
レイクALSA 公式サイト
⑤三菱UFJ銀行バンクイック|最小返済額は月1,000円から
三菱UFJ銀行バンクイックは、年金受給者でも申込み可能なカードローンです。公式サイトには、以下のように記載されています。
Q.収入が年金のみですが申し込みできますか? A. お申し込みいただけます。原則安定した収入がある方であれば、お申し込みいただけます。
引用元:三菱UFJ銀行
また、ATMでの借入れは手数料が無料です。それに加えて、毎月の返済は1,000円から可能なので、月々の負担をできる限り軽減したい方におすすめです。
⑥三井住友カードのカードローン|年金収入でも申し込める
三井住友カードのカードローンは、申込みフォームの職業選択欄に「年金を受給されている方」があり、そこから申請が可能です。原則的に在籍確認がなく、勤務先や自宅へ電話がかかってくることはありません。
最短5分で審査が完了するのもうれしいポイント。早く借入れをしたい方は三井住友カードのカードローンを検討してみてください。
三井住友カード カードローン 公式
⑦みずほ銀行カードローン||住宅ローンを契約中なら金利0.5%引き下げ
みずほ銀行カードローンは、20歳以上満66歳未満の方が申込み可能なカードローンです。 利用条件には「安定かつ継続した収入の見込める方」とあり、年金受給者がNGという文言はありません。
また、みずほ銀行の住宅ローンを利用している方なら、金利を0.5%引き下げてくれるため、お得に借入れできます。
みずほ銀行カードローン 公式サイト
⑧セブン銀行カードローン|銀行カードローンで唯一電話連絡がない
セブン銀行カードローンは、申込み条件が「契約時の年齢が満20歳以上満70歳未満のお客さま」と幅広く、柔軟に対応してくれます。銀行カードローンでは珍しく、電話連絡もないため、勤務先への電話連絡を避けたい方にはおすすめ。
セブン銀行 カードローン 公式サイト
ベルーナノーティス|80歳まで借入れ可能
ベルーナノーティスは、80歳まで借り入れできるカードローンです。他社に比べて、高齢の方まで幅広く融資対象としており、とくに60歳以上の方のご利用がおすすめです。
※利用者の71%以上が60歳以上(2022年3月末時点)
そして、はじめての借入れと完済後の借入れが、何度でも14日間利息0円なのもお得でうれしいポイント。お得に借入れしたい方にはぴったりのカードローンです。
※ベルーナノーティスの初めてのお借入とご完済後、前回無利息キャッシング適応のお借入日から3ヶ月経過した再度のお借入時に適応
ベルーナノーティス 公式サイト
年金受給者がカードローンの審査に通りやすくなる3つのコツ
年金受給者でもカードローンの申し込みは可能ですが、返済能力を厳しく審査されるため、借入れの難易度は上がります。そこで、審査に通りやすくするコツを3つ紹介します。
簡単に実践できる対策なので、ぜひチェックしてみてください。
①借入れ希望額はできるだけ少なくする
借入れ希望額は、なるべく少なくしたほうが審査への通過率を上げられます。具体的には、収入証明書の提出が不要な50万円未満に設定しておくのがおすすめです。
収入証明書が不要なのは50万円以下ですが、上限寸前の金額ではなく、できるだけ希望額は減らましょう。金額が高すぎると、貸し倒れのリスクを懸念されて審査に通らない可能性があります。返済の負担も考えて、借入れ金額を決めましょう。
②他社の借入れが複数ある場合は件数を減らしてから申込む
他社から複数の借入れがある場合は、1件でも減らしてから申し込んだほうが審査への通過率を高められます。また、カードローンの場合、総量規制という法律により、貸金業者からの借入れ金額は年収の1/3までに制限されています。
他社の借入れが多いと、新たな借入れが厳しいことも。他社の借入れ件数や金額は、少しでも減らしてからカードローンに申し込みましょう。
③パートやアルバイトなどの収入源を作る
収入源が年金のみの場合、カードローンの審査に通るのは困難です。もちろん審査に通る可能性がないわけではありません。しかし、返済能力の有無を見られることを考えると厳しいと言えます。
そのため、パート・アルバイトなどで収入を得ましょう。大幅に収入を増やさなくても、月に数万円の収入があるだけで、審査で有利に。まだ働く元気や意欲がある方は、収入を増やすことも検討してみてください。
おすすめはベルーナノーティス
ベルーナノーティスは80歳までお借り入れできるカードローンです。他社に比べて、高齢の方まで幅広く融資対象としており、とくに60歳以上の方のご利用がおすすめです。
※利用者の71%以上が60歳以上(2022年3月末時点)
ベルーナノーティス 公式サイト
年金受給者がローンを利用する場合の3つの注意点
年金受給者がローンを利用する場合に注意点を3つの項目に分けて解説します。
後悔しないためにも、ぜひチェックしてみてください。
①年金を担保にローンを組むのは違法行為にあたる
預金通帳や年金手帳を担保にして融資をおこなうことは違法行為です。正規でお金を借りられないとしても「年金を担保にお金を借りられます」などと甘い言葉に引っかからないように注意しましょう。
これらは闇金業者である可能性が高く、 法外な手数料を取られる・年金受給日にお金をすべて奪われることも。なお、年金を担保に正規に貸付をおこなう、独立行政法人福祉医療機構は、2022年3月末で申込み受付は終了しています。
②年齢制限を超えると新規の借入れはできない
どのローンにも年齢制限が設けられています。年金受給者の場合、上限寸前に近いケースが多いでしょう。カードローンにより年齢制限は異なりますが、69歳までとしているところが多い傾向にあります。
たとえば69歳で借入れをおこなう場合、70歳になったら新規の借入れはできません。ただし、69歳までに借入れした金額は、70歳を超えても返済の義務がありますので、注意しましょう。
③契約者が亡くなったら相続人が債権を引き継ぐ
契約者が亡くなった場合、相続人が債務を引き継ぎます。 死亡したことを申告しなくても、金融会社は相続が発生したことを把握できます。契約者と連絡が取れない場合、金融機関は役所に問い合わせて契約者の現状を確認できるためです。
もし死亡しているとわかれば、相続人宛に債務相続の通知を送るので、契約者が亡くなったらローンの残債が無くなることはありません。
プロミス 公式サイト
年金受給者のローン利用に関するQ&A
ここからは、年金受給者がローンの利用を考える際によくある質問を紹介していきます。
年金受給者でも必ず審査に通るカードローンはある?
結論、必ず審査に通るカードローンはありません。カードローンは貸金業法に則り、返済能力のチェックや本人確認を経てしっかり審査をおこなっているため、必ず通るということは絶対にないです。
ただし、プロミスは大手消費者金融で審査通過率No.1であるため、審査に不安がある人におすすめのカードローンといえます。
プロミス 公式サイト
年金を担保にお金は借りられる?
年金を担保にお金を借りる制度はありません。しかし日常生活に支障が出ている場合などは、生活福祉資金制度を利用できます。具体的には、一定の居住用不動産を担保に生活資金を貸し付ける不動産担保型生活資金を高齢者世帯の人は利用可能です。
まずは、住まいのある市区町村の社会福祉協議会の窓口か、コールセンターで借り入れ可能か相談してみましょう。
編集部:横山のコメント
法律で唯一認められた公的機関制度である、独立行政法人福祉医療機構による年金担保貸付事業は、逆に年金生活者の困窮を招いてしまったため、2022年3月に制度が廃止されました。
年金受給者でもローンを利用できる!申し込み条件をしっかりチェックしよう
年金受給者でもローンの利用は可能です。金融機関により申し込み条件は異なるので、よくチェックしてから申し込むことが大切です。
審査通過率を高めるなら、なるべく借入額を低くして、年金以外にも収入を得ると良いでしょう。借り入れ可能なカードローンは複数あるので、ご自身にぴったりの1社を選んでみてください。
公的年金のみで生計を立てている年金受給者は、金融機関からお金を借りるのが難しく、審査落ちする可能性もあります。そのため、カードローン以外で借りる方法を視野に入れておくことも重要です。