ブラックでも借りれるカードローン8選!ブラックかどうかの調査方法も解説
大前提としてブラックでも借りれるカードローンはありません。ただブラックになった過去があっても、申し込み時点の状態によっては借りられる可能性はあります。まずは今現在の自分の状態を正確に把握し、少しでも可能性が高いカードローンを選びましょう。
この記事の結論
-
ブラックなら
独自の審査基準を持つ中小消費者金融がおすすめ! -
セントラルなら最大30日間無利息で利用可能
-
借金が厳しいならグリーン司法書士法人にチャットか電話相談残高が減額または0円になる可能性も
ブラックでも借りれる可能性がある中小消費者金融カードローン8選

基本的にブラックの状態で審査を通過する可能性はほぼゼロです。現段階で多重債務や延滞に陥っているブラックは高確率で審査に落ちてしまいます。
ただし、申し込み時点で状態が改善されていれば、お金を借りられる可能性はあります。あくまでも相対的な期待感ではあるものの、以下で紹介する8社はブラックでも借りれるかもしれません。
- セントラル
- フタバ
- フクホー
- ライフティ
- アロー
- ダイレクトワン -ベルーナノーティス
- J.Score
①セントラル
セントラルは大手消費者金融と変わらない充実したサービス&サポートが魅力的。
24時間365日ネットから申し込み可能で審査は最短30分、平日14時までに申し込めば即日融資もできます。
限度額300万円まで金利は4.8%~18.0%と標準的な水準で、初回は最大30日間の無利息期間もあり、この点でも大手消費者金融と遜色ありません。
セントラル 公式サイト
②フタバ
金利14.959%~17.95%と最小金利が高いものの、最大金利は大手消費者金融の水準よりもやや低め。平日16時までに審査が完了すれば即日で融資できます。24時間365日ネットから申し込みができ来店不要です。
限度額50万円までと少額融資に向いているのが特徴で、初回は最大30日間の無利息期間もあり。女性スタッフが充実しているので、女性も安心して利用できます。
フタバ 公式サイト
③フクホー

フクホーは「過去に債務整理をしたブラックでも借りれた」という口コミも見られる消費者金融です。限度額は最大200万円までで金利は7.3%~18.0%と大手消費者金融並の金利です。
電話やネットから24時間申し込み可能で即日融資にも対応しています。無利息期間はないものの大手と遜色ないサービスが整っています。
④ライフティ
初回借り入れなら最大35日間の無利息期間と大手消費者金融よりもやや長め。ネットから24時間365日申し込みができ審査は最短30分で完了しますが、即日融資には対応していません。
金利は8.0%~20.0%と法律の上限いっぱいながら、限度額は1,000円~500万円までと幅広いニーズに対応できます。高額融資だけでなく1万円以下の少額融資にも対応しているため、総量規制が気になる場合でも安心です。
⑤アロー
申し込み~融資完了までアプリで完結できます。来店不要で郵送物もなし、審査時間も最短45分で即日融資も可能とサービスが充実しています。金利15.0%~19.94%で限度額200万円まで。
他社借入件数4件までなら多重債務状態でも審査通過の可能性があります。ただし無利息期間はなしです。
⑥ダイレクトワン
金利4.9%~18.0%、最大300万円まで対応するスルガ銀行グループのカードローンです。店頭窓口来店なら即日融資も可能で、はじめての借り入れなら最大55日間の長い無利息期間がつきます。
通常のカードローン以外にお借り換えローン、女性専用ローン、自営業者向けサポートローン、ペットオーナー向けローン、自動車関連オートローンや教育ローンなど、ラインナップが豊富です。
⑦ベルーナノーティス
消費者金融カードローンでは珍しく配偶者貸付に対応しているだけでなく、対象年齢が20歳~80歳と幅広いのが特徴的です。こういった申込条件から、柔軟な審査が行われているのでは、と期待できます。
大手消費者金融のように即日融資に対応しているほか、無利息期間もあります。初回借り入れ後だけでなく、完済後の借り入れにも14日間の無利息期間が付くという点も魅力的です。
⑧J.Score
点数によって金利や利用限度額が決まる「AIスコア・レンディング」を採用した日本初のカードローン。通常金利は0.8%~15.0%ですが、みずほ銀行と情報提携することで0.8%~13.5%まで下がります。
限度額1,000万円、平日22:55まではネット完結で最短30分融資、土日も即日融資の利用が可能です。ただし、AIが自動で判断するため柔軟な審査は難しく、ブラックだと難しいかもしれません。
ブラックとは個人信用情報に問題があること

ブラックとは、個人の信用販売情報などを収集・管理している「信用情報機関」にネガティブな情報が登録された状態のことを指します。
例えば借り入れをすると、借入状況や返済状況はどうかなどの情報が信用情報機関に登録されます。この内「返済日に支払われなかった」「未納状態が継続している」など、審査で悪影響をおよぼす情報が登録された状態が「ブラック」です。
ブラックに該当する情報には次のようなものがあります。
- 遅延・延滞
- 代位弁済
- 強制解約
- 債務整理
ブラックとなるおもな原因は、支払日に返済をしなかった記録(遅延)が登録されてしまうことでしょう。1~2日なら残らないといわれることもありますが、原則として1日でも遅れた場合には遅延履歴が残る可能性があります。
また、保証会社が代わりに支払いを行う代位弁済、自己破産や債務整理、強制解約といった情報は「異動情報」といい、すべてブラックの要因です。
信用情報機関に登録された情報の保管期間は、異動情報を含め6か月程度~最大10年ほど。仮に自己破産をしても10年で異動情報が消えるため、いずれブラックは解消されます。
半年以内に3社以上に申し込むと申し込みブラックになる
遅延や延滞などの異動情報がブラックの主な要因ですが、ほかにも注意すべきなのが「新規申し込みの履歴」です。信用情報機関には、クレジットカード会社やカードローン会社が新規申し込みを受けた際に情報を照会した履歴も残ります。
申し込みの履歴が短期間に複数件残っていた場合は、金銭的な困窮や審査落ちの可能性を疑われ、いわゆる「申し込みブラック」になってしまうので注意してください。
申し込みブラックを避けるためには、新規申し込みはある程度期間を空けることが大事です。たとえば信用情報機関「CIC(シーアイシー)」では申し込み(照会日)から6か月間情報を保有されるため、少なくともこれ以上の期間を空けましょう。
またブラックだと「どこか貸してくれるかもしれない」と手あたり次第に申し込む方もいますが、これは悪手。余計に状況が悪化してしまうため、可能性が高いものを厳選した上で多くても半年間に2件以下に抑えるたほうがよいでしょう。
自分がブラックかどうかを調べる方法

申し込むだけでもブラックになる可能性がある以上、不本意なリスクを避けるためにも「いま自分がどういう状態なのか」を正確に把握することはとても大切です。
すでに不安になっている方もいるでしょうが、自分がブラックかどうかは簡単に調べられます。
ブラックかどうか調べるためには、個人信用情報機関に情報を照会すればOKです。貸金業務を行う金融機関は、個人信用情報機関との提携が義務付けられています。
ただし、個人信用情報機関は3つあります。そのため、ブラックかどうかを正しく調べるためには、照会する個人信用情報機関を適切に選ばなければなりません。
以前利用したことがある金融機関がどこの個人信用情報機関と提携しているのか、調べてみましょう。場合によっては複数の個人信用情報機関と契約している場合があります。
正しい信用情報機関を選ばないと照会しても情報が出てこないため、注意してください。では、各信用情報機関の特徴や開示請求方法を紹介します。
①JICC
JICCは主に消費者金融が中心に加盟している信用情報機関です。
貸金業法に基づく指定信用情報機関に指定されており、次で紹介する「CIC」と相互交流ネットワーク「FINE(ファイン)」を構築し情報を共有しています。
スマホアプリからの開示請求は、毎日3~4時および毎月第3木曜日の0~8時を除くすべての時間で可能です。
窓口があるのは東京と大阪のみで、平日の10:00~16:00まで受け付けています。開示請求は住所や電話番号に紐づけて行われるため、過去の電話番号や郵便番号などが必要になる場合があります。
②CIC
CICは割賦販売法および貸金業法に基づく唯一の指定信用情報機関に指定されており、主にクレジット会社が多く加盟しています。
情報開示方法および手数料等は以下のとおり。
インターネットで開示する場合は、契約書類に記載されている電話番号で発信する必要があるので注意が必要。番号が確認できないと手続きが完了しないため、すでに電話番号が変わっている場合は郵送もしくは窓口で請求しましょう。
③KSC
KSC(全国銀行個人信用情報センター)は一般社団法人全国銀行協会(JBA)が運営する信用情報機関です。文字どおり全国の銀行、信用金庫や農業協同組合などが加盟しています。
情報開示方法および手数料等は以下のとおり。
KSCの情報開示請求は郵送のみなので、時間がかかります。法定代理人、任意代理人や法定相続人など本人以外が開示請求する際は別途書類の準備が必要です。
どうしても借りれないブラックな状態

中小消費者金融は比較的借りやすいとされ、大手消費者金融で審査落ちした人でも借りられる可能性があります。ただし、次に挙げる状態に該当する場合は、数多くの消費者金融で借り入れができないので覚えておきましょう。
年収の3分の1を超えた借り入れがある
貸金業法では「総量規制」として借り入れ上限金額が設定されています。総量規制の対象となるカードローンの場合、年収の3分の1を超える借り入れはできません。
もっとも総量規制は借りる側ではなく貸す側に対して制限を設ける規制であり、すでに上限を超えた借り入れがある方はとくに罰則などはないので安心してください。
たとえば年収500万円の方であれば、総量規制の対象となる消費者金融から借りられる上限金額は約150万円までです。すでに150万円以上の借り入れがある場合は、どれだけ返済能力や信用があっても新たな借り入れはできません。
ただし、総量規制は貸金業法における規制であり、対象となるのは消費者金融やクレジットカード会社などに限られます。銀行法が適用される銀行は対象外のため、年収の3分の1を超えた借り入れができる可能性があります。
現段階で延滞している
審査を申し込んだ時点で返済が滞っている場合は、それ以前の返済状況がどれだけ良好でも借りられない可能性が高いでしょう。
逆に返済を遅れた過去があっても、それ以降健全な状態が続いていれば借りられる可能性はあります。
返済の遅延は「返済が難しい状況にある」と判断されてしまうため、改善されない限りはいかに借りやすいとされる中小消費者金融でも審査通過は難しいでしょう。
ブラックでカードローンを利用できない人が借り入れする方法

ブラックでどこからも借りられない状態に陥った場合は、法的手段なども含めて状況を改善する方法を検討したほうが賢明です。しかし、どうしてもすぐに現金が必要な場合は、以下で挙げる方法を試してるのもよいでしょう。
①質屋を利用する
質屋を利用すれば、ブランド品や貴金属などを担保にお金を借りられます。リサイクルショップとの大きな違いは、売却ではなく融資という点。
期限までに返済できれば商品は手元に返ってきます。ある程度高価な物が必要な点に注意が必要ですが、商品に対する対価としてお金を借りるのでブラックでも問題ありません。
期限までに返済できなかった場合は「質流れ」といって担保にした商品が取り上げられます。
②内定者向けローンに申し込む
企業に内定が決まっている人限定で利用でき、本格的な返済開始まで最長6か月程度の猶予があります。地方銀行やろうきんで取り扱っているケースが多く学生向けですが、年齢などの条件を満たしていれば社会人でも利用可能です。
総量規制対象外のため、審査次第でブラックでも借りれる可能性があります。
③公的融資を利用する
生活福祉資金貸付制度や求職者支援金融資制度など、生活困窮者などを対象とした公的な融資制度ならばブラックでも借りれる可能性があります。
公的な制度のため手続きに手間がかかったり、融資までに時間がかかったりすることもありますが、救済が目的であるため金利は格別に低いという点が特徴的です。
信用情報機関の情報不問で、年利数%程度の超低金利でお金を借りられます。住んでいる地域の役所、社会福祉協議会などに相談してみましょう。
④担保付きローンを利用する
生命保険、定期預金、有価証券、不動産や高価な動産などの資産がある場合は、それらを担保にすれば、ブラックでも借りれる可能性があります。
カードローンなどの無担保ローンと比べて金利が低く、高額融資も可能な場合が多いなどのメリットがある一方で、手続きに時間がかかったり諸費用がかかったりするので注意が必要です。
⑤債務整理を行う
すでに多くの借り入れがあり、借金返済のための借り入れ先を探している人は、債務整理を検討してください。
債務整理とは、現在の借り入れを減額したり返済の猶予を持たせたりする、合法的な救済制度のことを指します。
司法書士や法律事務所では無料で債務整理の相談を受け付けていることが多いため、借金返済で生活が苦しい人は、まずはチャットなどで相談してみることをおすすめします。
グリーン司法書士法人
ブラックでも審査なしで借りれるという業者は危険

ブラックでどこからも借りれない状態に陥ると、思わず手を出したくなるのが「ブラックでも借りれます」など、あからさまにブラックを対象とした貸金業者でしょう。
しかし、「必ず借入可能」「審査なし」「審査極甘」などをうたう違法広告を出しているところは、ほぼ間違いなく違法業者です。
違法業者は違法行為も辞さず強引な取り立てを行う可能性があり、非常に危険です。そのため、「ブラックでもOK」といった広告の業者は絶対に避けてください。
法律で定められている以上の金利(20%超)や、乱暴な取り立てに遭う可能性が高いでしょう。
ブラックでもお金を借りれる可能性はゼロではない
「ブラック」にはさまざまな状態があるため、同じブラックでも借りれる可能性は大きく変化します。
過去に遅延や債務整理をしたことがあっても時間が経っており、現状の利用状況が良好であれば借りられる可能性は十分にあるでしょう。
場合によっては信用情報を照会するなどして状況を正確に把握し、余計なリスクを避けるためにもカードローンを厳選して申し込むのがコツです。
