「私のことばかにしてる?」 「被害者意識」強い人にはどんな“特徴”がある? 心理カウンセラーに聞く改善策
- オトナンサー |

他人との会話の際に「自分はバカにされているかも」と感じやすい人がいます。中には「私のことばかにしているの?」「なぜそんなことを言うの?」などと相手に言ってしまう人もいるようです。このように被害者意識が強い人には、どのような特徴があるのでしょうか。被害者意識が強い人の心理的な特徴や人間関係にもたらす不利益などについて、心理カウンセラーのうるかすさんに聞きました。
孤立感を深めてしまう場合も
Q.他人との会話の際に「自分がばかにされている」と感じやすい人がいます。このような被害者意識が強い人は心理的にどのような特徴があるのでしょうか。
うるかすさん「他人との会話の中で『自分がばかにされている』と感じやすい人には、対人関係における認知の過敏さと、自己評価の不安定さが見られることが多いと考えられます。相手の発言内容だけでなく、表情や声のトーン、沈黙といった曖昧な要素を、否定的な意味として受け取りやすく、『見下された』『軽く扱われた』と瞬時に解釈してしまう傾向があります。
背景には、自尊感情の低さや否定的な自己像が存在している場合が少なくありません。『自分は価値の低い人間である』『人は自分を尊重しないものだ』といった信念が心の底にあると、他者の何気ない言動も、それを裏付ける証拠のように感じられてしまいます。
こうした被害者意識を強める要因に『学習性無力感』があります。過去に不公平な経験や、どれだけ行動しても状況が改善しなかった経験を重ねると、人は自己効力感を失い、『私にはどうすることもできない、私は弱い存在だ』と捉えるようになります。この無力感は、努力や変化への意欲を失わせます。
物事をネガティブに解釈する『認知の偏り』の根底には、『自分には価値がない』という考えがあります。そのため、何か失敗すると『怒られるに違いない』という恐怖に駆られ、責任を回避する言動を取ってしまうことも少なくありません。さらに、一度きりの出来事をすべての状況に当てはめてしまう『過剰一般化』により、あらゆる出来事を自分への攻撃や不当な扱いと感じてしまいます。
これらの振る舞いの背景には、『自分が悪いと思われたら、周囲から見捨てられる』という強い不安があることが多いです」
Q.被害者意識が強い人は他者とのコミュニケーション上、どのような不利益を被る可能性があるのでしょうか。
うるかすさん「被害者意識が強い状態でコミュニケーションを取り続けると、対話そのものが停滞し、周囲に大きな負担を強いることになります。何か提案や助言を受けた際、『どうせ私には無理』と卑下したり、『あなたは私を理解していない』と拒絶したりすると、相手は疲労感やいら立ちを募らせます。問題解決に向けた建設的な話し合いも、難しくなるでしょう。
また、自分の失敗を他者のせいにし続けると、周囲は『この人には何を言っても無駄だ』と感じるようになりますし、このような責任転嫁は周囲の信頼を失う結果を招きます。
さらに、他者との関係が『助けてもらうだけ』の一方通行になりがちで、周囲が『どれだけ助けても報われない』と感じると、人々は次第に距離を置き始めます。『自分だけが被害を受けている』という意識から、周りと協力して物事に取り組む協働的態度が失われて、最終的に集団内で孤立してしまう可能性が高まります。
このような行動は『他人はどうせ私のもとから去っていくだろう』といわば自らを先取り的に諦めてしまうことで、さらなる傷つきを防ぐという自己防衛的な行動でもあると言えるため、無意識的に繰り返されることも少なくありません」
Q.被害者意識が強い人が、自分の被害者意識と向き合い改善することは可能なのでしょうか。そのためにはどのような取り組みが求められるのでしょうか。
うるかすさん「自分の思考パターンや感情を観察して、自分の『考え方の癖』や偏りを理解しましょう。自己認識を深める具体的なやり方として、日々の感情をつづる日記や、認知行動療法の『思考記録表』の活用などがあります。
『感謝日記』もお勧めです。ポジティブ心理学の研究では、日々の感謝を意識することで幸福度が高まり、ネガティブな思考が減ることが分かっています。毎日少しずつ良かったことを書いてみましょう。
自己効力感を高める上で、無理のない目標を設定して、小さな成功体験を積み重ねることも大切です。『自分にはできる』という感覚を取り戻すことで、被害者意識が軽減されていき、前向きな姿勢を築けます。
なお、被害者意識が深刻な場合は、心理カウンセラーやセラピストのサポートを受けることも検討してみましょう。カウンセラーとの関わりの中で、例えば被害的な感情を表現しても関係性が損なわれない、という新たな体験を重ねていくことになります。そうした体験は、その人の心の中に『安全基地』を形づくり、自分の中に被害感を抱く側面があっても否定されることはない、という感覚を育てていきます。その結果、傷ついた自己愛感情が少しずつ修復されていくことが期待されます」
* * *
過度な被害者意識は原因や心の傾向を知り、受け止め方を見直すことで、軽減できるといいます。無理のない範囲で改善策を取り入れてみてはいかがでしょうか。
オトナンサー編集部
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