かまいたち山内さん「自分のためだけに時間を使うのはものすごい罪悪感」濱家さん「寝かしつけてから飲み会参加」パパになっての変化

10月18日放送の『かまいたちの知らんけど』（MBS毎日放送）に、“アラフィフ独身芸人”のチュートリアルの徳井義実さん、ロッチのコカドケンタロウさん、フットボールアワーの岩尾望さんがゲスト出演。かまいたちの二人とともに、リアルな結婚観と家族観を語りました。

「帰って2時間くらい相手できるか、寝かしつけできるか」

アラフィフ独身芸人である徳井さん、コカドさん、岩尾さん3人に、MCのかまいたち・濱家隆一さんが「（自分も）30歳くらいまでは結婚しなくていいと思ってたけど、（3人は）そのまんま来ている感じですか？」と問いかけると、徳井さんは「20歳のときから、『今が楽しい』でずっときてる」と、その生き方を貫いていることを表明。コカドさんも「僕もです。あんま結婚とか考えたことない」と、共に独身生活を謳歌している様子を語りました。

一方で「既婚の同級生が家族を持っているのを見てどうか」という質問に対し、岩尾さんは「なんか幸せそうやなとは思ったりはする」と率直な感想を述べつつも、「自分の子孫を残したいという、その強さはそんなにない」と打ち明けます。徳井さんは「わかる」と深く納得し、「人間として、動物としてちょっと申し訳ないなという……増やしてない」と胸の内を明かし、コカドさんも「本当の目的を果たしてないのかなってのは確かに」と苦い思いがあるようです。

「子孫繁栄への義務感」に対する複雑な感情を共有しながらも、コカドさんは「めっちゃこども産む方に会ったら、『ありがとうございます！』っていうてる」と、子育てに奮闘する芸人へのリスペクトを明かし、徳井さんもつるの剛士さんの楽屋の前で思わず一礼したというエピソードを披露。岩尾さんは「（相方の）後藤のところに一人子どもおって、次双子やったから、コンビで3（人）やから。これでいいんちゃうって」と、相方に種族存続の役割を委ねるというユニークな見方を明かしました。

さらに移動車の中で濱家さんは独身時代を振り返り、「今家帰って誰もおらんとか想像できない。自分で電気つけたりするのがもう嫌やと思う」と現在の心境を語ると、山内健司さんも「まったく想像できないですね」と同意。家庭ができたことによる意識の変化は大きかったよう。

山内さんは独身時代と比べ「一日休みの日に、自分のためだけに時間を使うのはものすごい罪悪感」を覚えるようになったそうで、昔は丸一日競馬場に行っていたのが、子どもができてからは「休みの日に家族と一緒にいないのが、良くないんじゃないかモード」に入ったといいます。

この感覚についてコカドさんが「それが楽しくて幸せってことでもあるわけやろ？」、岩尾さんが「休みやから家族でいっぱいすごせる嬉しさ？」と深堀りすると、山内さんは少し考えた後「正義感……。それが家族を持つということなんだろうなと」と答えました。

濱家さんも同様で、「18時くらいに『飲みにいこか』って現場の人となっても、まだ子どもが起きてるから、帰って2時間くらい相手できるか、寝かしつけできるかっていうのが頭の中に浮かぶ」と、常に家族が優先事項になっていると告白。濱家さんが実際、寝かしつけを済ませてから飲み会に参加するという具体的な行動を話すと、コカドさんは「そうしたいんやろ？」と念押し。濱家さんは「いえ。正義感」ときっぱり答え、徳井さんから「義務感やろ」と突っこまれていました。

岩尾さんが「ちっちゃいから可愛いけど、だんだんそうじゃなくなっていくんじゃないの？」と訊ねると、濱家さんは「子どもはそうらしいんですけど、親はずっと可愛さ増してるっていいますね」と回答。その言葉からは父親としての役割を「正義感」と表しつつも、いつか自分から離れていく子どもたちと、少しでも一緒にいたいという気持ちがにじみ出ていました。

（マイナビ子育て編集部）

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