阪神高速にかかる「世界最大級の橋」の驚愕の秘密「橋桁の厚みペラペラ」なぜ? 知れば納得の理由とは
- 乗りものニュース |

東京ビッグサイトで開催された「ハイウェイテクノフェア2025」において、阪神高速は、5号湾岸線の延伸事業で架橋を予定している“世界最大級の斜張橋”の模型を公開しました。
この薄さで重量支えられるんだ…
2025年10月16日・17日の2日間、東京ビッグサイトで開催された「ハイウェイテクノフェア2025」において、阪神高速は、5号湾岸線の延伸事業で架橋を予定している“世界最大級の斜張橋”の模型を公開しました。
斜張橋のイメージ。画像は阪神高速に架かる3径間連続斜張橋の天保山大橋(画像:阪神高速)
この長大橋は、現在5号湾岸線が神戸市東灘区・六甲アイランドで途切れている区間を延伸し、ポートアイランドを経て長田区・駒栄までを結ぶ「大阪湾岸道路西伸部」事業の一環として建設されるものです。
橋の全長は2739mで、神戸港の航路を避けた位置に4本の主塔が建設されます。主塔間の距離(スパン)は653m、基礎からの主塔の高さは213mに達する予定で、完成すれば“世界最大級の斜張橋”となる見込みです。
橋の外形寸法などの基本構造は2023年8月に決定済みで、2024年12月には各工区の設計業務の受注者も発表されました。横河ブリッジやIHIインフラシステムなど大手鋼橋メーカーが工事を担当することが明らかになっています。
「なぜ“世界最大”ではなく、“世界最大級”なのか?」という疑問について、同社ブースの担当者に尋ねたところ、「計画当初は“世界最大の斜張橋”としていたのですが、その間に中国がそれを上回るとんでもない長さの斜張橋を建設してしまい、現在は“最大級”と表現しています」とのことでした。
それでも完成すれば、国内最大のスパンを誇る斜張橋であり、中国の橋を除けば世界有数の規模となる予定です。
また、長さ以外でも注目されているのが、橋桁の“薄さ”です。会場に展示された1/500スケールの模型を見ると、その薄さがよく分かります。実物では厚さがわずか2メートルしかないとのことです。
担当者によれば、「海上に架橋するため、風の影響をどのように受けるかを風洞実験で検証した結果、このような箱型断面が適していると分かりました」とのことでした。このタイプの橋桁は、風を受け流すというよりも、通すことで揺れを抑える構造だといいます。流線形の外形で風が当たる面積を減らすとともに、橋桁内部に風が抜ける空間を設けることで、風による振動を抑制しています。
かつては長大橋といえば、橋桁下部にトラスを通した金属構造や、アーチ橋が一般的でしたが、技術の進歩により、近年ではこのような箱型断面の方が、コスト面・工期・施工性の点で優れているといいます。
今回の橋桁も金属製で、内部はなんと中空構造となっています。箱の外板(面)で荷重を支えており、担当者は「段ボールの中芯のような波状構造が、橋にかかる荷重を分散して支える仕組みです」と説明していました。
なお、施工自体はまだ始まっていませんが、橋が完成すれば、六甲山を海側から望む新たな眺望が生まれ、夜間はライトアップによる夜景が印象的な橋になるとのことです。陸側からも美しい姿が望める予定で、新たな観光スポットとしての期待も高まりそうです。
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