「ゴジラ」も「デジモン」も なぜ東京の街はしょっちゅう破壊されてしまうのか?
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大人は知らない? デジモンの世界
アニメやゲーム作品として耳にする「デジモン」。正式名称は『デジタルモンスター』で、デジタルワールドという仮想世界に存在するという設定の、デジタル生命体の総称です。
同作は、1997(平成9)年に発売された、たまごっちに代表されるような携帯型育成ゲームでスタート。以降、テレビアニメや映画、カードゲーム、家庭用ゲーム機など幅広いメディアで展開する人気を獲得してきました。

中でも『デジモンアドベンチャー』は、1999~2000年に初めて放送されたデジモンのアニメ作品で、8人の選ばれし子どもたちとそれぞれのパートナーとなるデジモンたちとの冒険を描くストーリーです。
デジタルワールドという仮想世界を主な舞台に、子どもたちとデジモンたちが協力して繰り広げる冒険の数々。作中では、デジモンと子どもたちが現実世界の「東京」へ戻る場面も登場します。
東京はなぜ「破壊」されるのか
物語はその中盤まで、選ばれし子どもたちとそのパートナーのデジモンは7組しか登場しません。カギを握る8人目はというと、物語の終盤、敵である「ヴァンデモン」たちとの戦いの中で子どもたちはその存在を知り、一度現実世界へ戻ることになる……という流れです。
そしてその東京の街が、戦いと破壊の舞台となるのです。

東京の街は、これまでさまざまな作中で大きく破壊されてきました。「ゴジラ」などの特撮シリーズが代表的な例です。
大人も好む作品から子ども向けのアニメまで。なぜこれほどまで東京には破壊描写が似合うのでしょう。
それはやはり、自分自身が暮らすこの世界と作品世界が地続きであるというある種の「一体感」を受け手に想起させることができるから。その中でも東京は、国内はもちろん海外にも知られた建造物が多く、現実の世界とリンクさせやすいと言えそうです。
複雑かつ高度な開発を繰り返してきた大都市・東京の一角が崩れ去るシーンは、見る者に一種独特なカタルシス(精神の浄化)を与えるという側面もあるのかもしれません。
とはいえ、子どもをターゲットとした作品で、これほど派手に壊される描写が出てくるのはもしかしたら珍しいのではないでしょうか。
今回は、同作の中で破壊されてしまった東京の建物三つとそれぞれの作中での役割について紹介します。
1. 港区「東京タワー」
●第32話「熱いぜ東京タワー! デスメラモン」
敵のデジモン軍団と戦い続ける子どもたちが、東京タワー(港区芝公園)を舞台に対峙する場面が、この話のメインです。
炎を操る「デスメラモン」が敵ということもあり、遠目で見ていた子どもたちの視点では、東京タワーが熱で歪んでいるような光景を見ることができ、さらに敵の攻撃によって実際にタワーが折れてしまう場面も描かれます。
また、この話で印象的なのは、子どもたちのパートナーのデジモンの1体である「バードラモン」も、展望台部分から飛び出すときに窓を破壊していたりと、敵味方それぞれが東京のシンボルを壊すほどの、激しい戦闘シーンがあるという点。
この東京タワーの戦いは、8人目の選ばれし子どもが持っているはずのアイテム「デジヴァイス」が、カラスによって同区の芝浦近郊に運ばれたことで、敵も子どもたちも東京タワーに集まってしまうことから発生します。
これ以降は敵として登場するデジモンの多くが、デスメラモンと同様に高度に進化した完全体デジモンばかりになることから、東京タワーでの戦いはその後さらに激化していく戦いのスタート地点と言えます。
2. 港区「フジテレビ」
●第37話「完全体総進撃! きらめくエンジェウーモン」
現実世界での最終決戦でもあるヴァンデモン戦の死闘の中で、フジテレビ(港区台場)のシンボルとも言える球体展望室「はちたま」が落下してしまいます。

フジテレビはデジモンアドベンチャーを放映していたテレビ局。放映元を壊してしまうというインパクトの強いシーンでもあります。
フジテレビでは、8人目の選ばれし子どものパートナーである「テイルモン」が進化することで、ヴァンデモンを倒すことに成功します。
しかしその引き換えに、テイルモンの友人であり、ともにヴァンデモンを裏切って8人目の子どもとの出会いを手助けしてくれた「ウィザーモン」が、ヴァンデモンの攻撃に倒れてしまいます。
この場所は、ようやく8人目が見つかりヴァンデモンを倒せた一方で味方も失ってしまう、という辛い経験を子どもたちが味わう場所。なおかつ落下した球体展望室「はちたま」の傍らで、まだ脅威が去っていないことに気づくという場所でもあります。
3. 練馬区「光が丘団地」
●第29話「マンモン光が丘大激突!」
現実世界へ戻った子どもたちが、敵であるヴァンデモン率いるデジモン軍団と、最初に接触するのが光が丘団地(練馬区光が丘)です。

団地に突如現れたデジモンを撃退するため戦いに臨む子どもたちと、初めて見るデジモンに周囲の人が逃げ惑う、という展開です。
8人目を探す手がかりもないまま、いきなり戦闘に巻き込まれる子どもたち。戦いの中で、自分たちが過去に住んでいたこともある光が丘で、デジモン同士の争いを目撃したことを思い出していきます。
この場所は、現実世界での戦いが始まる場所であり、なおかつ子どもたちが過去にもデジモンに遭遇していたことを思い出し、8人目も同じく光が丘で同様の経験をしているという手がかりをつかむという、作中でも極めて重要な役割を持ちます。
※ ※ ※
このように、デジモン同士の戦いの中で、多くの場所が壊され、また各所それぞれが、戦いの中で重要な意味を持つ場所になっています。
このほかにも壊されずに済んだ場所として、渋谷や東京湾、東京ビッグサイトなど、都内の地名や施設が多く出てきます。
自分が暮らす街とパラレルな世界で熱いバトルが繰り広げられたと思うと、何だか胸がうずいてきます。何気なく見渡す都会の一角に、子どもたちとデジモンのいた痕跡を探してみたくなってしまいます。
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