次世代の技術を詰め込んだ「最新鋭空母」海上試験を終え帰港! ただ 就役までにはまだ時間が?
- 乗りものニュース |

年内にはアメリカ海軍の管轄下に?
ハンティントン・インガルス・インダストリーズ(HII)は2026年2月4日、ジェラルド・R・フォード級原子力空母の2番艦である「ジョン・F・ケネディ」の海上試験が完了したと発表しました。
海上に出た「ジョン・F・ケネディ」(画像:HII)
「ジョン・F・ケネディ」は、アメリカ海軍への引き渡しに先立ち、艦艇および各種システムを試験する目的で1月下旬にバージニア州の造船所を出港し、艦艇運用能力の実証が行われていました。
各種のチェックを終えて帰港した「ジョン・F・ケネディ」について、新造空母プログラム担当のデレク・マーフィー氏は、「わが国は、世界中の自由を守るこれらの重要な戦力を引き渡すことを期待しています。CVN-79(ジョン・F・ケネディ)が艦隊配備に向けて、また一歩前進したことを誇りに思います」と述べました。
同艦は2026年中に暫定受領(プレリミナリー・アクセプタンス)が行われる予定で、その後は海軍の管轄下に移り、追加試験や調整を経て就役することになります。
「ジョン・F・ケネディ」は、姉妹艦の「ジェラルド・R・フォード」と同様に発電能力の高い新型原子炉を備え、EMALS(電磁式航空機発艦システム)やAWE(先進武器エレベーター)などの新技術を積極的に取り入れた空母となっています。
ただし、「ジェラルド・R・フォード」で発生した問題を建造段階で解決するため、電磁カタパルトや兵装用エレベーターなどの技術的課題への対応が必要となり、同艦のスケジュールは大幅に遅延しました。当初は2020年に就役する予定でしたが、現在の就役予定は2027年3月まで後ろ倒しされています。
その結果、アメリカ海軍では少なくとも11隻の空母を維持することが義務付けられているものの、「ニミッツ」の退役から「ケネディ」の就役までの約1年間、空母1隻分の戦力が不足する10隻体制となる期間が発生することが確定的となっています。
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