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「生理前になると怒りが抑えられない」元メ〜テレの人気アナが明かした子育てあるあるに、共感しかない!

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クラシエ薬品は12月4日、今年の漢方薬市場を振り返る「KAMPO OF THE YEAR 2025」を開催しました。2025年の漢方薬TOP10を発表や漢方トレンドの紹介のほか、30代~50代の女性をゲストに招き「女性の身体の曲がり角」についてのトークセッションが行われました。

2025年の漢方薬市場は、百日咳や猛暑の影響が反映される結果に

イベント冒頭に登壇したのは、クラシエ 薬品カンパニー ヘルスケア事業部 マーケティング部 課長の砂橋久瑠実さん。砂橋さんからは、今年の漢方薬売り上げランキングが紹介されました。

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クラシエ 薬品カンパニー ヘルスケア事業部 マーケティング部 課長 砂橋久瑠実さん

砂橋さんによると、もっとも売れた漢方薬は、風邪の初期に用いる「葛根湯」でした。続いて肥満改善に使われる「防風通聖散」、夜間頻尿に用いられる「八味地黄丸」、そして足のつりを改善する「芍薬甘草湯」、二日酔いや頭痛に効果のある「五苓散」が並びました。

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2025年度注目の漢方薬出典:インテージSRI+データ漢方薬カテゴリ期間:2024年11月~2025年10月より算出指標:推定販売数量

さらに砂橋さんは、2025年に需要が急拡大した漢方薬についても解説。

「鼻づまりや咳症状に用いられる『麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)』や『桔梗湯(ききょうとう)』が大きく伸びました。今年は百日咳が大流行した年でもありました。風邪のあとに咳だけが残るなど、咳症状にお悩みの方が非常に多く、その影響が表れたと推察します」(砂橋さん)

そのほか、更年期の不調に使われる「加味逍遙散(かみしょうようさん)」や、体力のある人の風邪に用いられる「麻黄湯(まおうとう)」も需要が増えたことがわかりました。

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2025年度注目の漢方薬出典:インテージSRI+データ漢方薬カテゴリ期間:2024年11月~2025年10月より算出指標:推定販売数量※販売数量を降順にソート、上位30処方から作成(同社調べ)

2025年度の漢方トレンドについては、近年の気象の変化が漢方薬の需要に大きな影響を与えている点が指摘されました。

砂橋さんは、今年の夏は統計のある1898年以降もっとも暑い夏となったこと、また梅雨前線の活動が弱かったために記録的な降水量不足となったことの2点に触れ、「こうした気象の変化により、夏特有の症状に対応する処方が大きく伸び、暑さによってニキビやほてり、熱中症に関連する処方が拡大しました」と分析しました。

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出典:インテージSRI+データ 期間:2024年6月~2025年9月より算出 指標:推定販売数量

30代・40代・50代の女性が「女性の身体の曲がり角」についてリアルトーク!

続いて行われたトークセッションでは、元名古屋テレビ放送(メ〜テレ)のアナウンサーで本発表会のMCを務めた徳重杏奈さんのほか、ライフプロデューサーの大村香織さん、モデル・美容アドバイザー・漢方薬膳料理家として活躍する深山純青さんが登壇。クラシエ薬品 ヘルスケア営業本部 ヘルスケア学術部 課長 山本政春さんとともに、「女性の身体の曲がり角」をテーマにした女性のライフステージに伴う心身の変化と漢方について語り合いました。

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【写真左から】30代代表の徳重杏奈さん、40代代表の大村香織さん、50代代表の深山純青さん、クラシエ薬品 ヘルスケア営業本部 ヘルスケア学術部 課長 山本政春さん

現在感じている「身体の曲がり角」について聞かれた40代代表の大村さんは、「夜中の2時ごろに目が覚めてしまうことが増えました」と不眠の悩みを打ち明けました。

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40代代表の大村香織さん

これに対しクラシエ薬品の山本さんは、「漢方では『気・血・水(き・けつ・すい)』のバランスが大切です。栄養である『血』が不足すると不眠につながりやすい。『血』が不足して疲れやすい方の不眠症には、『加味帰脾湯(かみきひとう)』がおすすめです。また夜間頻尿で目覚めてしまう場合は、五臓のひとつ『腎(じん)』の働きの衰えを示すこともあり、体を温める処方の『八味地黄丸(はちみじおうがん)』が役立ちます」とアドバイスしました。

次に50代代表の深山さんは、「生理が止まってから、代謝が落ちてしまったと感じています。以前は食べても太らなかったのに、最近は体重が増えやすくなってしまって……」と、自身の体の変化についての悩みを打ち明けました。

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50代代表の深山純青さん

この悩みに対して山本さんは、「女性はライフステージごとに身体の変化が訪れる」と前置きし、「特に閉経後は『血』の働きが不足しやすく、代謝が落ちて体に余分なものが溜まりやすくなる」と解説。「漢方では、体を温めて巡りをよくする処方を使うことで、代謝を整えることができます」と紹介しました。

続く30代代表の徳重さんが語ったのは、子育て中のママならではの悩み。もうすぐ4歳になる男の子を育てている徳重さんは、「息子の口答えがすごくて、生理前になると怒りが抑えられない」と子育てをしている人なら誰もが共感できるリアルな悩みを打ち明けました。

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30代代表の徳重杏奈さん

徳重さんの悩みを聞いた山本さんは、「五臓のひとつである『肝(かん)』の働きがストレスで滞ると、イライラにつながります。漢方薬には、自律神経を整え精神不安やいらだちなどを改善する『加味逍遙散(かみしょうようさん)』や、強いイライラを鎮める『抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)』もあります」と紹介。「ただし、漢方薬にも副作用があるので薬剤師や医師に相談しながら選ぶことが大切です」と付け足しました。

まとめ

今年の漢方薬市場は、百日咳の流行や猛暑など、社会や気候の変化が大きく影響を与えていることがわかりました。さらにトークセッションでは、女性の「身体の曲がり角」において漢方が心身のサポートをしてくれることが紹介されました。

女性は仕事や子育て、更年期など、ライフステージごとに悩みは変わりますが、日常のちょっとした不調も、体質に合った漢方薬を選ぶことで前向きに乗り越えられるかもしれません。

クラシエの漢方/クラシエ薬品
https://www.kracie.co.jp/kampo/

(取材・文:マイナビ子育て編集部)

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