どうせ読むならポイント貯めない?

「フランス機を撃墜した中国戦闘機」次に狙うのは米国製F-16の後釜か? お膝元のパリでPR!

6,488 YOU
  • 乗りものニュース
  • |

フランスの首都パリで開催中の航空ショーで「ラファール」戦闘機を撃墜した中国製の戦闘機とミサイルが模型で展示されていました。性能的にはアメリカ製のF-16に比肩するとか。今後、導入する国は増えるのでしょうか。

フランス戦闘機を撃墜した中国戦闘機、パリで展示!

 2025年6月下旬にフランスのパリで開催された「パリ国際航空宇宙ショー(パリエアショー)」において、中国の航空企業グループであるAVIC(中国航空工業集団有限公司)が参加していました。

Large figure1 gallery11中国空軍のJ-10C戦闘機。写真は珠海エアショーで展示されたときのもの(画像:AVIC)。

 注目は、AVICのブースにJ-10CE戦闘機とPL-15Eミサイルの模型が展示されていた点で、これは現地でも話題となっていました。

 J-10CEとPL-15Eは、2025年5月にインドとパキスタンのあいだで発生した武力衝突において、一躍注目を集めた組み合わせです。このときパキスタン空軍のJ-10CEが、PL-15Eを使ってインド空軍の最新戦闘機「ラファール」を撃墜したからです。

 J-10CE(Eは輸出モデルの意味)はAVICのグループ傘下の成都飛機工業公司が製造している戦闘機で、アメリカの第4世代戦闘機であるF-16「ファイティングファルコン」に相当する能力を持つと言われています。最新のC型では、欧米の最新鋭機では標準装備と化しているAESA(アクティブ・フェイズド・アレイ)レーダーを搭載するなどのアップグレードが施されており、今回のインド・パキスタン紛争でフランス製の「ラファール」戦闘機を撃墜したことは、その能力の高さを裏付ける出来事になったと言えるでしょう。

 撃墜に使われたPL-15Eについても、アクティブレーダー誘導方式の空対空ミサイルで、こちらもアメリカ製AIM-120「アムラーム」中射程空対空ミサイルと同等の性能があると言われています。輸出モデルは中国の安全保障上の問題から射程が意図的に短くされていますが、それでも150kmの飛距離があるといわれており、数値的には欧米の中射程空対空ミサイルと同等の性能です。

 中国の防衛産業が輸出に積極的なのは今に始まったことではありませんが、このJ-10CEとPL-15Eの組み合わせは今後、世界の空軍力に大きな影響を与える存在になると筆者(布留川 司:ルポライター・カメラマン)は睨んでいます。

F-16が絶対に買えない国がある?

 アメリカではこれまでにF-16戦闘機とAIM-120ミサイルを、自軍だけでなく、外国軍にも輸出しています。

Large figure2 gallery12パリエアショーに展示されたJ-10CEの模型。パイロンにはインド空軍のラファールを撃墜したとされるPL-15E中距離空対空ミサイルと、PL-10E短距離空対空ミサイルが装着されていた(布留川 司撮影)。

 また、改良された最新型のF-16は第4.5世代戦闘機とも言われており、これに撃ちっぱなし式の空対空ミサイルであるAIM-120を組み合わせることで、どの空軍も近代的な空中戦に対応できる能力を得ることができます。ちなみに、これら装備を輸入した国々は30か国以上にも増えており、もはや世界の空軍における標準的な装備品になっています。

 とはいえ、その輸出については、アメリカ政府によって厳しく管理されており、F-16のメーカーであるロッキードマーチン社と、AIM-120のメーカーであるレイセオン社は、自由にこれらを外国に販売することはできません。輸出については米国務省と国防安全保障協力局(DSCA)が管轄するFMS(対外有償軍事援助制度)を通じて、政府間同士でしか取引することができず、これは事実上アメリカ合衆国と利害対立のある国には輸出できないことを意味します。

 そういった国々にとっては、J-10CEとPL-15Eの組み合わせは、F-16やAIM-120の代わりとなる新たな選択肢であり、アメリカ政府が外交上の判断で軍備増強を阻止したい国でも、空軍力の近代化が行えることを意味します。

 これまでは性能が未知数だった中国の戦闘機ですが、今回のパリエアショーでの輸出アピールや、パキスタン軍によるフランス製戦闘機の撃墜という事実は、今後の国際マーケットにおいてJ-10CEの存在感を強める呼び水となるのは間違いないでしょう。

 これまで、J-10CEを導入したのはパキスタンだけですが、2025年7月現在はイラン、マレーシア、インドネシアなど複数の国が導入を検討している模様です。今後、導入する国が増えれば、世界の空軍力のパワーバランスに大きな影響を与えるかもしれません。

実は損している?

ニュースを読んでポイントが貯まるサービスがあるのを知っていますか?ポイントサイトのECナビでは好きなニュースを読んでポイントを貯めることができるのです。(※ECナビはPeXの姉妹サイトです。)今日読んだニュースが実はお小遣いになるとしたら、ちょっと嬉しいですよね。

ポイントの貯め方はニュースを読む以外にも、アンケート回答や日々のネットショッピングなど多数あるので、好きな貯め方でOK!無料で登録できてすぐに利用できます。貯まったポイントはPeXを通じて現金やAmazonギフトカードなどに交換できます。

運営実績も15年以上!700万人以上の方がポイントを貯めています。毎日好きなニュースを読んでお小遣いを貯めてみませんか?

YOUの気持ち聞かせてよ!

いいね いいね
ムカムカ ムカムカ
悲しい 悲しい
ふ〜ん ふ〜ん
NEWS一覧へ
PeXポイントで賞品を当てよう!

ポイント ポイント獲得の流れ

ポイント獲得の流れ

ポイント ルール・注意事項

ポイント獲得!!