もっと早く知りたかった！料理の幅広がる～【業務スーパー】「ライスペーパー」アレンジレシピ4選

生春巻きに使用するイメージのライスペーパー。水で戻すだけで使える手軽な食材で、小麦粉で作られたものよりもカロリーが低く、グルテンフリーなヘルシー食材としても注目されています。しかも、実はいろんな調理方法でさまざまな味わいが楽しめちゃうんです。今回は、破格で気軽に使える業務スーパーのライスペーパーを紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

生春巻きを作るために必須のライスペーパーは、今や一般のスーパーでも販売されている食材ですが、最近ではさまざまな使い方がSNSでも話題となっています。

輸入食材を多く取り扱う業務スーパーでは、びっくりするほど格安！ 気軽にライスペーパーを使った料理に挑戦しやすくなっています。

今回は基本的な使い方だけでなく、ほかの調理方法とレシピもあわせてご紹介します。いろいろな使い方を試してみてくださいね。

【業務スーパー】ライスペーパー

生春巻きの皮として知られるライスペーパーは、米粉を水で溶いて薄く伸ばして蒸し、天日でしっかり乾燥させてあるので保存も◎。

発祥地のベトナムでは「バインチャン」と呼ばれ、さまざまな料理で使われています。食感をよくするために、多くの商品でタピオカ粉が加わっています。

商品詳細
■原材料名：タピオカ粉、米粉、食塩
■賞味期限：この時は購入時より約9ヶ月
■原産国：ベトナム
■栄養成分表示（100g当たり）
エネルギー 324kcal、たんぱく質 1.0g、脂質 0g、炭水化物 80.0g、食塩相当量 1.0g（推定値）

材料はもっちり感が出るタピオカ粉、軽い食感の米粉、食塩の3つのみで作られ、添加物等は一切入っていません。

ライスペーパーは小麦を使わないのでグルテンはなし。脂質もゼロなので、カロリーを抑えたい方や、小麦アレルギーのある方でも食べられるヘルシー食材です。

■内容量：16cm…100g、22cm…400g
■購入時価格：16cm…88円、22cm…321円

あまりに安くて初めて見たときは二度見しました（笑）！ 16cmのサイズなんて1袋100円しないんですから驚きますよね！

安いので枚数も少量かと思いきや、なんと16cm100g入りのものは20枚入り！ 22cm400g入りのものなんて45枚も入っているんです!! ライスペーパーは乾燥したものなので1枚が軽いんです。

さらに16cm版は100gで324kcalとのことなので、20枚入っているということは1枚につき16.2kcal。白米が茶碗1杯（150g）で234kcalとされているので、このライスペーパーだと約14枚分……。一度にそんなに食べられないので、食べすぎ予防になりそう（白米を食べなければ……）。

薄くて透けて見えるくらいの厚み。しっかり乾燥して固いのですが、曲げたりすれば割れてしまいます。

よく見ると凹凸がある面とない面があるので裏表あり。ザラザラした凹凸があるほうが裏なので、巻く際にはツルツルした表を外側にすると口当たりがよく、見た目的にもキレイな仕上がりに。

ハサミで簡単にカット可能。好きな大きさや形に切ることができるのも大きな特徴です。

■保存方法：直射日光、高温多湿を避けて常温で保存してください。

乾燥しているものなので、湿気はNG。使い切れなかったときには、チャックつきの袋に入れておくと◎。また、濡れたりしたものはくっついてしまうため、使用時には気をつけてください。無理にはがそうとすると割れてしまいます。

「ライスペーパー」の基本の使用方法

日本では、ライスペーパーというと生春巻きの皮。水で戻してやわらかくして、具材を包むだけで完成する手軽さがイイですよね。

商品によって使い方に多少の違いはありますが、業務スーパーで販売されているライスペーパーのパッケージに記載されている使い方を確認してみましょう。

まずは布巾を濡らしてから、固く絞って広げます。

ライスペーパーは1枚ずつさっと水にくぐらせます。

余分な水は切って布巾の上へ。この段階ではまだ固い状態です。

しばらくするとやわらかくなってきます。

全体が透けてやわらかくなれば、巻いたり包んだりしやすくなります。水っぽくなってしまったときには、布巾に水分を吸わせてみて。

適度にやわらかくなったら、水気をしっかり拭きとった具材をのせて、くるくる巻けば生春巻きの完成です。左右の端をたたんで包んだり、片方だけオープンにしてもOK。意外にたくさん具材を入れることができますが、欲張りすぎると包みにくく、食べにくくなるので注意。

巻き終わり近くに色や形の映える具材を並べると、皮から透けて見えてキレイな仕上がりに。ライスペーパーならではのビジュアルです。スイートチリソースなどをつけて召し上がれ♪

あんこやクリーム、アイスなどを包んで大福にもできます。表面に片栗粉をまぶしたらまさに求肥のような雰囲気に。味に主張がないので、おかずにも主食にもデザートにもなれます。

注意点
戻したライスペーパーは破れやすく、くっつきやすくなります。水分が多いとべちゃっとしてしまうので、布巾で余分な水分を吸い取り、包むときにはやさしく、手早くするようにしましょう。

くっついた部分はすぐにそっとはがせばやり直しができますが、破れる危険もあります。少し水で指を濡らすとくっつかないので、様子を見てやってみてください。

水で戻したライスペーパーをそのまま放置していると、また乾燥してきて固くなってきます。戻したものは早めに食べるようにし、使用する分だけ戻すようにしましょう。

「ライスペーパー」の使用方法応用編＆レシピ

生春巻きのように水で戻せばそのまま食べることができるライスペーパーですが、実は別の調理方法でも使える自由度の高い食品なんです。本場のベトナムでは、固いままのライスペーパーを使ったメニューまであります。

蒸す……もっちり食感に変身。
焼く……バリバリ食感に変身。
揚げる……サクサク食感に変身。
ゆでる……つるんと食感に変身。

それぞれ食感も変わるので、生春巻き以外の料理にも、もっと活用してみると楽しいですよ♪

蒸しえび餃子

もっちりした皮のえび餃子。ライスペーパーで包んで蒸せば、この食感が手軽に出せます。

材料（8個分）
・ライスペーパー……8枚
・むきえび……180～200g
・ねぎ……1/2本
・キャベツ……2～3枚
・しょうが……1/2片
・ごま油……小さじ1
・片栗粉……小さじ1/2
・中華だし……小さじ1/2
・塩こしょう……適量
・水……大さじ1/2

作り方
① えびは片栗粉小さじ1（分量外）、塩小さじ1/2（分量外）を揉み込んでから洗って水を切り、粗目のみじん切りにする。ねぎも粗みじんにし、しょうがはすりおろす。
② えび、ねぎ、しょうが、ごま油、片栗粉、中華だし、塩こしょうを粘りが出るまで練る。
③ ライスペーパーを水にくぐらせて広げ、やわらかくなったら8等分にした②を包む。
④ 耐熱容器に刻んだキャベツを敷き、③をくっつかないように並べる。
⑤ 水を回しかけ、ラップをふんわりかけて600Wの電子レンジで5分加熱する。

ぽん酢やからし醤油など、お好みのたれをつけてください。薄い皮なので破れやすいですが、もっちり感があっておいしいです。

バインチャンヌン（ベトナム風薄焼きピザ）

バインチャンヌンとは、ライスペーパーに卵やねぎ、干しエビや挽き肉をのせて焼いたベトナム風薄焼きピザ。現地の人々に親しまれている定番の屋台料理です。乾燥したままのライスペーパーを使います。

材料（1枚分）
・ライスペーパー……1枚
・卵……1個
・小ねぎ……1本
・干しえび……大さじ1
・フライドオニオン……大さじ1
・油……小さじ1
・マヨネーズ……適量
・スイートチリソース……適量

今回の具材は手軽に使えるものばかり。小ねぎだけ小口切りにしておけば準備OK！

作り方
① フライパンに油を引き、ライスペーパーをのせて弱火で焼く。
② 端が固くなってきたら卵を割りのせ、ライスペーパーの上で崩して広げる。
③ 小ねぎ、干しえび、フライドオニオンをふりかける。
④ ライスペーパーがカリッとしたら半分に折って完成。

※マヨネーズとスイートチリソースを仕上げにかけると◎。半分に折りたたむ前にかけてからたたんでもOK。

ライスペーパーは薄いのでそこまで主張はしませんが、外側がバリバリッと軽い食感で中は卵でふんわり。ほかの具材の食感や香ばしさも加わっておいしいです。具材を変えればいろいろなバリエーションが楽しめます。

ライスペーパーフラワー

一度やってみたかったライスペーパーで作るお花。SNSなどでも話題となっている作り方ですが、簡単で見栄えするので、お祝いメニューなどで料理に添えたりしてもイイですよ♪

材料（4つ分）
・ライスペーパー……2枚
・ごはん……少量
・カレー粉……適量
・揚げ油……適量

作り方
① ライスペーパーを縦横半分に折り、角を切り落として丸い形を4枚作る。
② それぞれ端から中心に向かって6ヶ所切り込みを入れる。
③ カレー粉を混ぜたごはんをライスペーパーの中心に少量のせ、もう1枚を重ねて貼りつける。
④ 温めた揚げ油でからりと揚げる。

※ライスペーパー1枚でお花が2個作れます。
※短時間で揚がるので、揚げ過ぎて茶色くなる前に取り出してください。

繊細で可憐な白い花があっという間に咲きます。中心を菜箸で押さえながら揚げると、より立体的な花びらに。切り込みの数や切り方によっても形が変わります。

揚げたライスペーパーはサクサクッと軽い食感。少し塩を振るとおいしいです。

切り落としたかけらも揚げてしまえば、おいしいチップスに。のり塩、カレー塩、塩こしょうなどお好みでふって召し上がれ♪

スープに入れれば、ワンタンやフォーのような食感になりますよ。

ウインナーのサクサクバジルチーズ揚げ

餃子や春巻きの皮の代用としてもオススメ。ライスペーパーを使うと焼いても揚げても軽くて、小麦粉を使うよりもカロリーもダウン！ ウインナーをバジルとチーズと一緒に巻いて揚げてみました。

材料（6本分）
・ライスペーパー……3枚
・ウインナー……6本
・とろけるチーズ……適量
・バジルの葉……6枚くらい
・揚げ油……適量

作り方
① ライスペーパーを半分に切り、水にくぐらせて広げる。
② ウインナー、チーズ、バジルの葉をのせ、くるくる巻く。
③ 端をしっかり貼りつける。
④ 油でカラッと揚げる。

※ウインナーが長くて端が出てしまうとチーズが溶け出てしまうため、ライスペーパーを半分に切らずに包んでみてください。揚げずにフライパンで焼く場合は、チーズが溶け出ても一緒に焼いてしまえます。

ケチャップやマスタードをつけるとおいしいですよ。バジルの代わりに大葉でも◎

まとめ

業務スーパーの「ライスペーパー」は、発祥地ベトナムから輸入されている本場のもので、格安でいろいろな使い方ができる食材です。

一般的な生春巻きはもちろん、焼いたり揚げたり、蒸したりゆでたりして使うことも可能。それぞれの調理方法で食感に変化もあり、その違いを楽しむこともできます。水に戻すとやわらかく、くっつきやすくなるため、破れないようにやさしく扱ってくださいね♪

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