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減塩の時代でも…「即席麺」に塩分が多く含まれているのはなぜ?

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なぜ、即席麺の塩分は多いまま?
なぜ、即席麺の塩分は多いまま?

 カップ麺や袋麺など即席麺を食べるとき、「塩分が多くて健康に悪い」というイメージから、スープを残す人も多いのではないでしょうか。確かに、即席麺のスープは味が濃く、塩辛くて、全部を飲み干すのは健康にあまりよくないかもしれません。「減塩」をうたう即席麺が一部で販売されているとはいえ、大部分の即席麺は塩分が多く含まれたままです。

 なぜ、即席麺には多くの塩分が含まれているのでしょうか。料理研究家で管理栄養士の関口絢子さんに聞きました。

1食あたり5~6グラムの塩分

Q.カップ麺や袋麺など即席麺に含まれる塩分は一般にどれくらいでしょうか。

関口さん「カップ麺、袋麺ともに、一般的な即席麺には1食あたり5~6グラム程度の塩分が含まれています」

Q.即席麺の塩分は1日の塩分摂取量の目安に対し、どれくらいの割合を占めるのでしょうか。

関口さん「厚生労働省が発表した2020年版『日本人の食事摂取基準』によると、健康な日本人の成人男女が当面、目標とすべき食塩摂取量は男性が7.5グラム未満、女性は6.5グラム未満です。その目標量から割り出すと、即席麺1食分の塩分量は男性で7割程度、女性で8割程度です」

Q.なぜ、即席麺には多くの塩分が含まれているのでしょうか。

関口さん「まず、即席麺に使われる麺とかやくには1食あたり2グラム程度の塩分が含まれています。また、味付けとなるスープには3グラム程度もの塩分が含まれています。つまり、スープの塩分量が全体量をかなり左右するわけですが、人間はそもそも、生体防御として塩分への欲求があり、強いうま味や味の濃いものをおいしいと感じる性質があります。

消費者に即席麺をおいしく感じてもらうには、麺を補う、しっかりとした味付けが重要となり、その結果、塩分量が多くなる傾向にあると思われます」

Q.「減塩」をうたう即席麺も発売されていますが、まだ少数です。なぜ、「塩分が多く不健康」というイメージがあるのに、塩分を減らした即席麺がもっと広まらないのでしょうか。

関口さん「即席麺は『手軽で便利』『いざというときにあると安心』『非常用に備蓄する』など、誰もが一度は口にする国民食である一方、ジャンクフードという概念も強い食品です。これまで、即席麺の売り上げを伸ばしてきたのは店舗数を拡大してきたコンビニエンスストアを販路に、若年層を中心に利用されていたことが大きいです。そのことも減塩商品が広まらなかった背景だと思われます。

しかし、近頃は即席麺の消費動向に変化が現れているようです。今までの購買層はそのままで、昼食代が厳しいビジネスマンの利用や1人で簡単に食事を済ませたいという主婦層にも重宝されています。コンビニの利用も今や、シニアの需要が高くなっていることからも、今後は食品メーカー各社で、さらに健康を意識した商品開発や販売戦略が増えてくるだろうと思われます」

Q.塩分を取り過ぎないための一つの方法がスープを全て飲み干さないことですが、スープを捨てるなど片付けに手間がかかることが欠点です。スープを飲み干さないこと以外にも、即席麺で塩分を取り過ぎないためにできることがあれば教えてください。

関口さん「塩分摂取量というのは一つの目安です。例えば、汗を多量にかくときはナトリウム補給が必要ですし、みそ汁の場合は、みそ由来の血圧を抑える成分ゆえに高血圧や脳卒中の予防になるといわれています。つまりは、体内のミネラルバランスが大切なのであり、塩分を抑える意識と合わせて、野菜や果物を一緒に取るとよいと思います。塩分の元素であるナトリウムの排出を促すカリウムがこれらの食べ物に多く含まれているからです」

オトナンサー編集部

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