ひとりで見た夕焼けが沁みる……。JAL SKY MUSEUMでアラサー女子が“おひとりさま”を満喫した話
- マイナビウーマン |

猛暑が終わり、やっと過ごしやすい気候になったかと思いきや、すでに冬を思い起こすようなひんやりとした風が吹いています。
仕事に追われ、プライベートの予定を全く立てていなかった私。年度内に有給も消化しなければならないのに、全然計画的に休みを取れていません。
平日休みを取るなら、ひとりでどこか出かけてみよう。そう思い立った私が見つけたのが、「JAL SKY MUSEUM」。羽田空港でJALの工場見学ができるという、特別な体験型ミュージアムです。
旅行が好きで、飛行機に乗る前からいつもワクワクしてしまう私。機体を前にした時は「わ~! 大きい!」と感動したり、飛んでいる時は「なんでこんな大きいものが飛んでいるんだろう……」と思ったり、飛行機って気になることがたくさんあります。
ただ、何となくまわりには「飛行機が気になるんです」と言いづらくて、今まで「不思議だな~」と思うに留めていました。でも、ひとり参加なら気にせず楽しめるかも? と思ってサイトをのぞいてみたら、ちょうど11月1日からリニューアルしたそう。そこで、さっそく平日に有給を取って行ってみることにしました。
■「もっと見たい!」来場者の声を取り入れた大満足の体験
2013年にオープンし、年間10万人以上の来場者が訪れるというJAL SKY MUSEUM。4年ぶりのリニューアルとなる今回は、見学枠の拡大やコンテンツの追加など、さらに楽しめる内容になったんだそう。
施設に入って最初に目に飛び込んできたエントランス設備も、今回のリニューアルで新しくなりました。
混雑緩和のために受付前のエリアを広げたほか、無料で利用できる荷物ロッカーが約100個も新設されたので、身軽に見学を楽しむことができようになったんだとか。
また、受付のモニターは空港のインフォメーションのような表示に。まるで飛行機に乗りに来たような気分になりますね!
施設の設備だけでなく、「もっとミュージアムスペースを長く楽しみたい」という利用者の声を反映して、工場見学コースの時間を110分から130分に拡大。ミュージアムエリア60分→格納庫50分を見学したのち、ミュージアムエリアの時間を20分設けることで、見足りない展示を見学したり、ショッピングを楽しんだりすることができるようになりました。
さらに、定休日となっていた金曜日を定期開催することに加え、見学時間枠も13:30開始(※1)と16:30開始の2枠が追加されました。16:30開始のトワイライト枠(※2)は、夏季には格納庫から航空機越しに夕日を望むことができ、過去に実施していた際も大人気だったそうです。
私は今回から復活した16:30枠を体験することに。受付を済ませ、まずはミュージアムの見学をしていきます。
「スカイランウェイ」と名付けられた滑走路のようなスペースには、JALで働くスタッフさんの「お仕事紹介」ブースが。運航乗務員、客室乗務員、グランドハンドリング、グランドスタッフ、整備士を象徴する仕事道具などの実物展示と、仕事内容を紹介するディスプレイが設置されています。
また、奥に見えている飛行機の部分では、コックピットや客室の雰囲気を楽しめる模型などを展示しています。実際に座って触ることもできるので、誰もいない時にこそっと座ってみました……!
空のお仕事をもっと体験してみたい方は、制服体験のコーナーも。運航乗務員、客室乗務員、グランドハンドリング、グランドスタッフの制服を着ることができるのですが、マジックテープ式で簡単に着用可能なので、「ひとりで着るのは恥ずかしい……」と思っていましたが、パパっと着用できてありがたかったです!
制服を着たままコックピットや客室のモックアップを背景に写真撮影もすることができるんですが、スタッフさんが優しく案内してくださって、撮影もしてくださるので安心です。
続いて「アーカイブズゾーン」では、「航空史ではなく、航空文化史を伝える」をコンセプトに、JALと日本の空の歴史にふれることができます。
1950年代から2010年代までのJALの航空文化史を紹介するデジタル年表をのほか、歴代航空機12機のモデルプレーンの展示も。すべて同一の縮尺モデルを展示しているので、「最初はこんなに小さかったんだ!」と、航空機のサイズの変遷も感じることができるんです。
JALの歴代制服(実物)が一堂に展示されているコーナーも。なんと、JALでは1954年から1990年の37年にわたって着物でサービスを行っていたんだとか!
現物史料展示では、フライトバッグやアメニティ、搭乗記念のノベルティグッズなど、今に残る貴重な実物史料をショーケースで展示しています。
また、今回のリニューアルにあわせて、年代別による展示からアイテムごとの展示へ変更されました。ここでは、今回新たに追加されたアイテムを中心に見ていきます。
JALが国際線に就航した1950年代は、日本人の海外渡航自由化前で、大半がアメリカ人のお客さまだったんだとか。そのため、英語で日本の魅力を伝えるパンフレットが多かったそうです。
時代がくだり、日本人が海外渡航できるようになると、日本人向けの各国のシティガイドも作成されました。カラフルな表紙や挿絵のイラストを見ているだけでも時間が経ってしまいます!
1950~1960年代には、外国人のお客さま向けに扇子を機内で配布していたそうです。きらびやかなデザインの裏側に、機内で販売するお酒のリストが記載されている扇子もありました!
主に国際線のファーストクラスやビジネスクラスの機内で配られていたアメニティキットの現物も展示されています。
化粧水などのコスメキットからアイマスクのほか、1950年代から1960年代にかけては、裁縫道具やマッチなども配布されていたそうです!
■オレンジの夕焼けに飛行機が映える! トワイライト枠の魅力を堪能
貴重な展示に見入っていたら、あっという間に格納庫の見学の時間に。安全のため、ヘルメットをかぶって格納庫へ向かいます!
スタッフさんがアテンドしてくださり、解説を聞きながら進みます。担当してくれるスタッフさんたちは、客室乗務員をしていた方や整備士出身の方など、JALの中でさまざまなお仕事をされていた方たちです。そのため基本的な解説に加えて、それぞれの得意な分野のお話をしてくださるそうです!
私の回は元客室乗務員の方が解説をしてくださったんですが、「この通路は客室乗務員をヒロインにしたドラマでも使用されたことがあるんです」と解説を聞きながら進んでいくと、大きな飛行機が見えてきました!
間近で見ると、やっぱり大きいですね! 真っ白な機体が照明に当たり、キラキラとしています……!
ミュージアムの展示に見入っていたため時間を忘れていましたが、外はすっかり夕焼けに。トワイライト枠の一番の目玉でもある、夕日と飛行機を写真におさめることができました! 機体の真後ろから撮れるなんて、すごく貴重な体験です……!
後ろから見ていた機体の真下にやってきました! 翼に書かれているのは「機体記号」と呼ばれるもので、世界共通で記載することが定められているんだとか。
格納庫の入り口までやってくると、目の前は滑走路が広がっています! フェンスや窓など、遮るものが何もない状態で飛行機の着陸を見ることができるなんて、贅沢すぎます……!
この滑走路は私が見た時は着陸に使用されていたため、着地したばかりの飛行機に向かってみんなで手を振ってお迎えしました。「実は意外と見えているんですよ!」と、元客室乗務員さんならではの目線を教えていただきました。
帰り道もスタッフさんの解説が続きます。この袋は、飛行機の部品が入っているんだとか。飛行機の部品は1つでも失くすことができないため、こうやってきちんと管理しているんだそう。これも知らなかったら素通りしちゃうところですね……!
■限定グッズが拡大! お土産にもおすすめなミュージアムショップ
格納庫からミュージアムエリアに戻ってきたら、再び展示を見に行く人やショッピングを楽しむ人など、それぞれ思い思いの時間を過ごします。
オリジナルグッズを取り揃えたミュージアムショップでは、今回のリニューアルに伴って、JAL SKY MUSEUM限定商品が拡大されました。ここでしか購入できないグッズなので、お土産にもおすすめです!
JALグループ運航便の機内で回収した紙コップを原料とした紙糸を使用するタオルハンカチは、今回のリニューアルを記念して、新色の赤色が発売されました。
さらに、2024年11月の発売開始から1周年を迎えるJAL SKY MUSEUM限定の御翔印は、金箔をあしらった特別版を数量限定で販売しています。
そのほかにもポーチやペンケース、保温・保冷対応のステンレズボトルやマグカップなど、リニューアルのタイミングで新商品が続々と登場しています!
■平日の夕方、だからこそ“ひとり”を楽しめる贅沢時間に
130分という見学時間があっという間に過ぎてしまい、日も暮れたころに帰路につきました。時間が経つのはすごく早かったのですが、格納庫からは何本も飛行機が着陸する姿を見ることができましたし、展示もじっくり見ることができ、大満足でした。
「ひとりで行って大丈夫かな?」と不安でしたが、スタッフさんがあたたかく迎えてくださり、解説の合間には個人的な質問にも丁寧に答えてくださるなど、「やっぱりJALの方ってすごい!」と感じる瞬間が何度もありました。
また、平日の夕方に参加したこともあり、見学に来ている方は個別に楽しむ大人の方が多かったのも、ひとり参加の私にとってはすごく安心でした。
特に私が印象に残ったのは、飛行機の着陸を眺めている時。長時間のフライトを終え、夕焼けに照らされた機体を見ていたら、自分が乗っているわけでもないのに、なぜかほっとして心が軽くなった気がしたんです。
飛行機を間近に感じるという、いつもならあり得ない景色を見たことで、私の気持ちにもちょっと変化があったのかもしれません。みなさんもぜひ、JAL SKY MUSEUMで非日常体験をしてみてはいかがでしょうか?
■施設概要
JAL SKY MUSEUM
URL:https://www.jal.com/ja/kengaku/
※1 一部コースの開催日は当該時間枠をお選びいただけない場合がございます。詳細は工場見学予約サイトよりご確認ください。
※2 2021年より休止。トワイライト枠は毎日の開催ではなく、開催期間・曜日を限定する場合がございます。
(取材・文:松岡紘子/マイナビウーマン編集部)
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