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東京の夜を席巻したクラブカルチャーが導いた「音楽ジャンルの崩壊」

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DJや主催者を重視したクラブ

 DJが音楽を流して客が踊る「クラブ」は、東京のあちこちにあります。

クラブDJのイメージ(画像:写真AC)

 そんなクラブですが、元々は「ディスコ」と呼ばれていました。しかし現在、そう呼ばれることはありません。

 ディスコからクラブへの変化が起こったのは、1990年代初頭です。それまでのディスコが多くの客を集めて多様な音楽を流していたのに対して、クラブはジャンルを絞って常連客をメインにした、アンダーグラウンドかつコアな形態をとっていました。

 もっとも、明確な境目があったわけではありません。

 1990年代初頭に「ギョーカイ人(主にマスコミ業界に従事する人)」が集まる店として知られていた芝浦「GOLD」や西麻布「YELLOW」といった店は、「ディスコではなくクラブ」と主張し、限られた最先端の人が集まる、閉ざされた雰囲気を売りにしていました。

 自称や他称は別として、少しアンダーグラウンドな雰囲気があり、ハウスミュージックなどがかかっていると「クラブっぽいね」と見られていたのです。

 それまでのディスコが大型店舗で豪華な内装をしつらえ、ドレスコードや店に配置された黒服を使って「特別感」を演出していたのに対して、DJや主催者を重視したのがクラブだったのです。

 この新しいカルチャーからはテクノやニュージャズといった、それまでとは異なるスタイルの音楽も発展していきます。

広がる音楽ジャンルへの関心

広がる音楽ジャンルへの関心

 そんな発展とともに起こったのが、クラブの急速な大衆化です。例えばYELLOWはオープン当初こそコアな雰囲気でしたが、1990年代半ばに差し掛かると、俳優が率いるバンドのライブやゲームイベントなどを開催するようになりました。

 黎明(れいめい)期のクラブは、それ以前のディスコがそうであったように、最先端の雰囲気を出し、店の常連客を作ることで成り立っていました。

クラブフロアのイメージ(画像:写真AC)

 ところが1990年代半ばになると、カルチャーの消費方法が変わります。

 前述の通り、客はDJや主催者のパフォーマンスを重視するようになり、会場となる店は単なる「ハコ」となったのです。こうなると、客が楽しむ音楽ジャンルも当然広がりを見せます。

 それまでは、店によってある程度限定されていた雰囲気や音楽も日替わりスタイルとなり、来店客も口コミやフライヤーを見て「なんだかよくわからないけど、面白そうだから行ってみよう」と、それまで聞いたことのない音楽ジャンルをクラブで楽しむようになっていきました。

崩壊するステレオタイプ

 現代に暮らす私たちは、「自分の聴いている音楽はこうだから、服装はこうで、立ち振る舞いはこうで……」という人は、もはや絶滅危惧種であることを知っています。さまざまなマニアが集う中央線沿線でも同様の認識ではないでしょうか。

 ちなみに15年くらい前までは、高円寺で「俺はパンクスだ」と主張し、「お金がないので」自分でびょうを打ち付けた黒いジャケットを着ている若者に出会うこともありました。

レコードのターンテーブル(画像:写真AC)

 音楽ジャンルの崩壊はいくつかの要因がありますが、アンダーグラウンドと思われたクラブの急速な大衆化も、その一助だったと言えるでしょう。

ディスコの復興はあるのか

ディスコの復興はあるのか

 ところが2000年代を超え、インターネットの普及でCDが売れなくなった時期から音楽の楽しみ方は変化。ハコに出掛けてみんなで楽しむものから、個人で楽しむものとなっていきます。

 1990年代、たいていの人はさまざまな音楽ジャンルを楽しみつつ、自分の好きなジャンルを見つけて突き詰めていきましたが、そんな人も少なくなり、お金を投資する若者も少なくなっていきました。

ディスコのミラーボールのイメージ(画像:写真AC)

 現在、飲食店などで行われるDJイベントの場合、踊っている人より座って聞いている人の方が多いこともざらです。オールナイトのイベントは少なくなり、終電前の終了は当たり前。それくらい、クラブ人口の高年齢化は進んでいます。

 唯一元気なのは、かつてのディスコ世代をターゲットにしたイベントでしょう。とりわけ、アイドルの楽曲を中心としたイベントは親子で楽しめるので人気を呼んでいます。

 今後、クラブという呼称は下火になり、再びディスコが主流となる時代がやってきそうです。

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