「味の素KKコンソメ」17年ぶり刷新 おいしさ品質の改訂「相当な覚悟」
- オトナンサー |

スープや鍋を料理するときに使う、味の素(東京都中央区)の洋風調味料「味の素KKコンソメ」。1962年に発売され、今年64年を迎えた同調味料ですが今年8月に、17年ぶり、6度目のおいしさ品質のリニューアルがなされました。そこで、同社の関口雄太さんに、おいしさ品質がどのように刷新されたのか、聞いてみました。
肉のコクとうま味をアップ
Q.ずばり、今回、どのようなリニューアルがされたのでしょうか。
関口さん「具だくさんなスープでも、コンソメだけで味が決まるよう、肉のコクとうま味をアップさせました。昨今の節約需要、コスパ意識の拡大により、特売時での買い込みや大容量パックなどでの購入が進んでおり、食卓に並ぶメニュー数が減っているほか、冷蔵庫にある食材で料理を作るようになっています。このことから、鍋・豚汁に代表されるように、冷蔵庫にある野菜やお肉を入れて作る具だくさんのスープや鍋の需要が拡大しています。現行コンソメでもパンチはあるものの、そのような具だくさんのスープには塩コショウなどで味の調整をいただいていることが多いです。
味覚としては、牛肉の赤身に着目し、肉のコクとうま味をアップしました。また、配合変更や新技術を生かすことで、初めの味を濃く感じるようにしたこと、また、脂の風味を強化したことで口の中での味の広がりを強めました。同商品は、素材と製法にこだわり、北海道で製造しています。パッケージでは使い方の訴求や製品へのこだわりなど、メッセージ性を高めるために変更をしました」
Q.リニューアルで最も苦労した点があったら教えてください。
関口さん「ロングセラーブランドかつ、長い間、おいしさ品質を改訂していなかったコンソメであったために、改訂には相当な覚悟が必要でした。
現行ユーザーにより好きになってもらえるか、コンソメの使用経験はあるが、今使っていない方に再度どうしたら使ってもらえるか、新規のお客様をどう獲得するかを徹底的に考え、複数回の調査によって、現行品をよりおいしくするヒントを得ました。
それは現行品よりも肉だし(特に牛肉)のうま味やコクを強めることと、口いっぱいに広がるコンソメ味を持続させることでした。
一方で、レシピの開発を進める中で、どこかの味を強めると他の味が弱く感じてしまったり、コンソメが大切にしている味のバランスや野菜のやさしい風味が弱くなりすぎてしまったり、原材料費が高くなりすぎて、店頭での売価を上げなければ成立しないレシピになってしまったりと、いろいろありました。膨大な数の試作品を開発し、試行錯誤しながら、この改訂品に行き着きました」
Q.「味の素KKコンソメ」が、今後もどのように愛されていってほしいなどの展望はありますか?
関口さん「発売から64年目を迎えましたが、80年、100年と愛される商品とするとともに『味の素KKコンソメ』という洋風調味料を通じた豊かな食卓で、家族や友人の笑顔と健康をつくっていきたいです」
オトナンサー編集部
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