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「“気にならない子”なんていないんです」発達心理学の専門家が伝える、がんばりすぎない子育て

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  • マイナビウーマン
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障害があってもなくても……とにかく大変な子育て。発達心理学の専門家、川﨑先生が語る「がんばりすぎない子育て」のヒントとは?

\発達障害の子が、不安なく・よりよく育つためにできること/

発達障害や親子関係、教育、地域支援など、子どもに関わるさまざまな分野で活躍するスペシャリストが集結!

立命館大学教授で発達障害・知的障害の方への支援について研究している川﨑 聡大先生。川﨑先生監修・著の『発達障害の子が羽ばたくチカラ 気になる子どもの育ちかた』(KADOKAWA)では、子どもたちの育ちを支えるために、家庭・学校・地域社会がどのように環境をととのえていけばよいかを、わかりやすく解説しています。

今回は第2章「家庭ではぐくむ子ども」の中から、子育てをがんばりすぎないためのアドバイスを一部抜粋してご紹介します。

「気にならない子」なんていない

親は子どもの社会化を促す存在

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※画像はイメージです

「なんのために子育てをしているのですか」と聞かれて、子育て中の皆さんはどのようにお答えになるでしょうか。「子どもが自立して生活していけるようにするため」「能力を発揮して社会で活躍してもらうため」あるいは、「親が老後寂しい思いをしないため」なんていう答えもあるかと思います。ちなみに、太平洋戦争前に生まれた女性たちは、「子どもを産むのは人としての務め。姓やお墓を継ぐ者が必要」など、産み育てることを社会的な意味として捉えていました。まさに子育ての常識も時代によって大きく変わってきていることが実感できるかと思います。もちろん、同じ時代でも、人によって子育ての目的もそれぞれいろいろあるでしょう。

発達心理学や家族社会学では、「親は子どもの社会化のエージェント(担い手、導き手)である」という表現をします。すなわち親という存在は、子どもが社会の一員として成長していくために必要な役割を果たす案内役だというのです。具体的には、子どもの成長に合わせて、自分たちの生活の基盤となっている社会や文化における価値観やルールを伝達する。大人としての行動のモデルを示す。子どもの気持ちや感情の動きを受け止める。感情の調節や自己表現を促す。コミュニケーションを豊かにする。さらには、親子関係や家族に閉じこもることなく、やがて旅立っていく「社会」につなげていく。こうした子どもにしてあげることの一つひとつが「社会化」の中に含まれているようにも思われます。先の子育ての目的に出てきた「自立」や「社会で活躍」というのもこうした「社会化」の結果であると言えるでしょうし、「老後寂しい思いをしないため」という理由であっても、老後の生活を支えるだけの自活力があることが前提となっていると考えられます。

一方、そこに「子どもに将来幸せになってほしい」という願いがあることは、多くの保護者に共通していると思います。

子育ては、「親の理想」と「子どもの現実」のぶつかり合い

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※画像はイメージです

ただ、子どもの幸せを思う「願い」は往々にして、理想の子どもイメージを作り出すものです。それは「将来ピアニストになってほしい」といった長期的な理想だけではなく、「保育園のバスの時間に間に合うよう、早くご飯を食べ終わってほしい」という生活の見通しも含めた「理想のイメージ」です。逆に、子育てをしている母親は、子どもが言うことを聞かない、無理な要求をする、口答えやいたずらをするといった時に、子どもに対して「いや」だと思うことが示されています。いずれも、こうあってほしいという理想の姿(素直に言うことを聞く、わがままを言わない、いたずらをしない)に反する姿を子どもたちが見せているということでしょう。

この「親の理想イメージ」と「子どもの現実」は、さらに子どもの特性や気質、日々の気持ちの浮き沈みの中でも大きくずれたりもします。逆に、子どもが成長することや、親が自分の理想を修正することで、ズレが小さくなることもあります。子どもが小さいうちは子どもの可能性は未知数であり、その分親も豊かな夢と理想をイメージできます。けれども、現実の子どもの姿は親の理想イメージを裏切ります。

例えば、「触らないでほしい」という願いに反して、化粧台の口紅を顔中に塗りたくるようなかわいいいたずらもするでしょうし、キャンプごっこと称してマッチで火遊びというような危険なこともするかもしれません。中でも、ルールを言って聞かせても思い出せなかったり、思い出したとしてもやりたい気持ちがそれに勝ってしまったりするような子どもは、いつまでも「言うことを聞く」ようにはなりません。

あるいは、いつまでもゲームをしていて、お風呂に入ろうとしない中学生というケースもありそうですね。これも、親が願う生活リズムやしつけの「理想」と、それに沿わない子どもの「現実」とのぶつかり合いです。ただ、中学生くらいの時期は親子関係を軸に仲間関係が広がり、そちらに軸を移していく発達段階。オンラインゲームでつながる友達との関係を大事にしたい思いも、理解できなくはありません。

このように「親の理想イメージ」と「子どもの現実」は、ぶつかり合う中でズレを大きくしたり小さくしたりし続けます。時には親にストレスを与えたり、時にはかわいいいたずらで癒してくれたり。ほとんどの親にそうしたぶつかり合いがあり、「気にならない子はいない」と言えるのだろうと思います。

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この続きは、是非書籍でご覧ください。

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※本記事は、『発達障害の子が羽ばたくチカラ 気になる子どもの育ちかた』(監修・著:川﨑 聡大、著:川上 康則、神谷 哲司、三富 貴子、和田 一郎、石田 賀奈子/KADOKAWA)より抜粋・再編集して作成しました。

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