アメックス(AMEX)とJCBを徹底比較!おすすめクレジットカードも紹介
国際ブランドを選ぶ際にアメックスかJCBかで迷ったら、クレジットカードの利用目的や利用場所を考慮して自分にあうブランドを選びましょう。この記事では、アメックスとJCBの特徴やおすすめのクレジットカードを解説します。
- アメックスとJCBはどちらも人気の国際ブランド
- アメックスとJCBを項目ごとに細かく比較
- Amex(アメックス)のおすすめクレジットカード比較
- JCBのおすすめクレジットカード比較
- ライフスタイルや目的に合わせてアメックスやJCBのクレジットカードを選ぼう!
アメックスとJCBはどちらも人気の国際ブランド
American Express(通称アメックス)とJCBは、クレジットカードの代表的な国際ブランドです。国際ブランドとは、世界共通で使える決済システムを提供する会社です。
特に多くの国や地域で利用されている5つの国際ブランドを、世界5大ブランドと呼びます。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- アメックス
- Diners Club
これらにアメリカのディスカバーカードと中国の銀聯カードを加えて、7大ブランドと称する場合もあります。国際ブランドが付いているクレジットカードは、世界中の加盟店で利用可能です。国際ブランドには、下記の2種類があります。
Visaはライセンスの提供のみを行い、自社ではクレジットカードを発行していません。国際ブランドの会社が発行した自社カードをプロパーカード、国際ブランドのライセンスを取得した会社が発行したカードを提携カードと呼びます。
例えば、JCB一般カードはプロパーカード、ANA JCB 一般カードは提携カードです。プロパーカードと提携カードでは、サービス内容やステータス性が異なる点に注意しましょう。
ここからは、アメックスとJCBの2ブランドに注目して、特徴やどんな人におすすめなのかを紹介します。
- アメックスのブランドの特徴
- JCBのブランドの特徴
1.アメックスのブランドの特徴
アメックスブランドの特徴は、高いステータス性と手厚い優待サービスです。年会費は高めですが、持つ人のステータスを象徴するカードとして世界に認められています。
また、補償が充実している点も大きな魅力です。旅行先でハプニングが起こった際も、十分な補償があれば安心できます。クレジットカードのステータス性を重視する人や海外によく行く人は、アメックスがおすすめです。
2.JCBのブランドの特徴
JCBは日本発祥の国際ブランドで、日本で唯一プロパーカードを発行しています。国内の加盟店数が多く、ポイントの貯めやすさがメリットです。
年会費は手頃ですが、サービスや補償内容にはプロパーカードならではの安心感があります。手軽にプロパーカードを持ちたい人や国内での利用がメインの人におすすめです。
アメックスとJCBを項目ごとに細かく比較
ここからは、アメックスとJCBを項目ごとに比較します。
- アメックスとJCBを年会費で比較
- アメックスとJCBをステータスで比較
- アメックスとJCBを加盟店舗数で比較
- アメックスとJCBを優待・特典で比較
それぞれ説明していきます。
1.アメックスとJCBを年会費で比較
アメックスとJCBが発行しているプロパーカードの年会費を比較します。
お得さ・安さで選ぶならJCB
クレジットカードに維持費をかけたくない人は、年会費無料のカードが多いJCBを選ぶと良いでしょう。
ポイントも貯めやすく、お得さで選びたい人にぴったりです。JCBカードのゴールドクラス以上なら、優待サービスや補償の内容もほかの国際ブランドに引けを取りません。
JCB CARD W 公式サイト
アメックスは年会費が高く特典が豪華
アメックスは年会費が高く、グレードが最も低いアメリカン・エキスプレス・カードでも年間10,000円以上の維持費がかかります。
ただし、付帯特典が豊富なので使い方次第で年会費の元を取ることも可能です。
2.アメックスとJCBをステータスで比較
ステータス性の高いクレジットカードを持ちたいなら、アメックスを選びましょう。国際ブランドのなかでも、アメックスのステータス性はトップクラスです。アメックスがあれば、世界中でVIP待遇を体験できます。
アメックスのグレードは、一般的なクレジットカードのグレードよりもワンランク上だという点も、大きな特徴です。
アメックスの一般カードはゴールドクラス、ゴールドはプラチナクラスに匹敵します。
3.アメックスとJCBを加盟店舗数で比較
2020年時点のアメックスとJCBの加盟店数は、以下の通りです。
加盟店数は、JCBよりもアメックスの方が多いことがわかります。一方、VisaとMastercardの加盟店数は、いずれも7,000万店以上となるため、加盟店数だけで選ぶならVisaやMastercardが優勢です。
しかし、国内にはJCBの加盟店が多く、JCBカードでも国内で利用する分には困りません。また、JCBはディスカバーカードや銀聯カードとの提携を強めているため、海外のJCB加盟店も増えています。
海外に行く際には、JCBのほかにVisaかMastercardのクレジットカードを1枚持っていくと便利でしょう。
JCBとの開放契約でアメックスが使えるお店が増加中
JCBとアメックスは相互に加盟店を解放しているため、国内ではアメックスが使えるJCB加盟店が増加中です。
一方、JCBはオーストラリアやニュージーランド、カナダのアメックス加盟店でも使えます。
ただし、海外のすべてのアメックス加盟店でJCBカードが使えるわけではないため、クレジットカード決済をする前にはJCBが使えるか確認しましょう。
4.アメックスとJCBを優待サービス・特典で比較
最もスタンダードな一般カードで、アメックスとJCBの優待サービス・補償を比較します。
日常的に利用できる優待サービス・特典はJCB
日常的な利用で「お得さ」を重視したい人は、JCBがぴったりです。海外やポイント優待店での利用で、ポイントアップや割引特典が受けられます。
さらに、JCBブランドは、ディズニーファンにもおすすめです。プロパーカードでは、ディズニーデザインが選べるほか、ディズニー関係のさまざまな特典が利用できる「ディズニー★JCBカード」も見逃せません。
海外旅行ではアメックスが強みを発揮
海外旅行では、アメックスが圧倒的な強みを発揮します。空港やレストラン・宿泊施設では、快適でぜいたくな体験を満喫できるでしょう。海外旅行傷害保険の補償額が高い点も魅力です。
JCBでもゴールドランク以上のカードなら、十分な優待サービス・補償を利用できます。
Amex(アメックス)のおすすめクレジットカード比較
アメックスのおすすめクレジットカードを3つ紹介します。
- アメリカン・エキスプレス・カード
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアムカード
それぞれ詳しく説明していきます。
1.アメリカン・エキスプレス・カード
アメリカン・エキスプレス・カードは、最もスタンダードなアメックスカードです。カード表面の色から、「アメックス・グリーン」と称されます。グレードは一般ですが、優待サービスの内容はゴールドクラス。海外旅行傷害保険も、最高5,000万円と高額です。
貯めたポイントは、世界の提携航空会社15社のマイルや、特定のアイテム・ポイント・商品券と交換できます。
年間3,300円(税込)を別途支払うと「メンバーシップ・リワード・プラス」の対象になり、ポイントの有効期限が最大3年から無期限に延長されます。また、ポイント還元率が上がる無料のボーナスポイントプログラムへの登録も可能です。
▼アメリカン・エキスプレス・カードについてはこちらをチェック
2.アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのステータスや優待特典は、一般的なクレジットカードのプラチナクラスに匹敵します。アメックス・グリーンのサービスに加えて、下記の優待サービスが利用できます。
- 対象のレストランを2名で予約すると、1名分のコース料理代が無料
- 家族カードが1枚無料
- 空港VIPラウンジ利用料が年間2回まで無料 など
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード会員向け旅行予約サイト「ザ・ホテル・コレクション」が利用できる点もメリットでしょう。
さらに、ゴールド・カードを継続利用すると、国内対象ホテルで使える1万5,000円のクーポンを毎年もらえます。
海外旅行傷害保険は最高1億円で、家族カードでも最高5,000万円の補償が受けられる点も安心です。
▼アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードについてはこちらをチェック
3.マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアムカード
年間150万円以上利用で、高級ホテルに無料で宿泊できる!マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアムカードは、世界のホテルで豪華特典を受けられ、Marriott Bonvoyポイントが貯まるカードです。
▼主な特典一覧
- Marriott Bonvoyの会員資格「ゴールドエリート」が付帯
- 部屋のアップグレード
- チェックアウト時間の延長
- 年間400万円以上利用でプラチナエリートに昇格(スイートを含む客室アップグレードが無料に)
- 年間150万円以上利用でMarriott Bonvoyホテルに毎年無料宿泊
- 手荷物無料宅配サービス
- 各種保険
貯めたMarriott Bonvoyポイントは3ポイント=1マイルでANAマイル・JALマイルに交換可能。60,000ポイントとの交換で、5,000マイルが追加で還元。マイル還元率を最大1.25%まで引き上げられますよ!
Marriott Bonvoyは、マリオットやリッツ・カールトンなどが参加する世界トップクラスのホテルグループ。世界の高級ホテルに宿泊する機会がある方・お得に宿泊したいかたにおすすめのカードです。
▼マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアムカード詳細はこちらをチェック
JCBのおすすめクレジットカード比較
JCBのおすすめクレジットカードは3枚あります。
- JCB CARD W
- JCB一般カード
- JCBゴールド
それぞれ説明していきます。
1.JCB CARD W
18~39歳の人だけが申し込めるJCBカードです。40歳以降も継続利用できますが、ほかのJCBプロパーカードとの併用はできません。
JCB CARD Wは、家族カードも含めて年会費は無料。そして、一番の特徴はポイントがいつでも2倍になる点です。JCBオリジナルシリーズパートナーのAmazonで買い物をすれば、ポイントが4倍にアップ。
スターバックスやセブン-イレブンでもポイント還元率が上がるため、よく利用する人は要チェックです。
▼JCB CARD Wについてはこちらをチェック
女性はJCB CARD W plus Lがおすすめ
女性には、女性疾患保険などの優遇サービスをお得に受けられる「JCB CARD W plus L」がおすすめです。
基本的なサービス内容はJCB CARD Wと同じで、下記のような特典が利用できます。
- LINDAの日:2,000円分のJCBギフトカードが抽選で当たる
- 女性にうれしいプレゼント企画や優待サービスを毎月受けられる
- 女性疾患保険を割安で利用できる
お得にポイントを貯めながら、女性向けの特典も受けたい人は、JCB CARD W plus Lを発行しましょう。
▼JCB CARD W plus Lについてはこちらをチェック
2.JCB一般カード
JCB 一般カードは、JCBで最もスタンダードなクレジットカードです。インターネットから申し込みをすれば、初年度の年会費は無料。2年目以降も、一定の条件を満たせば無料にできます。旅行保険は国内海外ともに最高3,000万円まで保証されます。
ポイント優待店を利用すると、ポイントを効率的に貯められますよ。
- ショッピングでポイント2倍~
- インターネットショッピングでポイント最大20倍
- 海外での利用でポイント2倍
ポイント還元を受けながら手厚い保証を受けたい方は、JCB一般カードを発行しましょう。
▼JCB一般カードについてはこちらをチェック
3.JCBゴールド
JCBゴールドは、以下をはじめとした、JCB CARD W やJCB一般カードでは利用できない手厚い優待サービス・補償を受けられます。
- 国内・ハワイの空港ラウンジサービスを無料で利用
- 世界1,100カ所以上の航空ラウンジを割安で利用
- ゴールド会員専用デスク、ゴルフエントリーサービス、グルメ優待サービス など
インターネットから申し込めば、初年度は年会費無料。海外旅行傷害保険が最高1億円など、補償も充実しています。
JCBゴールドを継続利用している人には、「JCBゴールド・ザ・プレミア」や「JCBザ・クラス」にアップグレードできるインビテーションが届く可能性があります。
▼JCBゴールドについてはこちらをチェック
ライフスタイルや目的に合わせてアメックスやJCBのクレジットカードを選ぼう!
アメックスとJCBは、どちらも人気の国際ブランドです。ただし、利用目的や場所、シーンによってベストなクレジットカードが変わってきます。
クレジットカードに利便性やお得さを求めるなら、年会費が手頃なJCBを検討しましょう。特別でぜいたくな体験やステータス性を重視したい人には、アメックスがおすすめです。
国際ブランドの特徴を把握して、自分のライフスタイルや目的にあったクレジットカードを作りましょう。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。