ETCカードは限度額オーバーでも使える?注意点と正しい対処法を解説
クレカの限度額を超えてしまった場合、ETCカードが使えるのか不安になる人も多いでしょう。
実は、クレカの限度額を超えていてもETCカードはそのまま利用可能です。
この記事では、限度額超えでもETCカードが使える理由について解説します。
- ETCカードだけの限度額は設定されていない
- クレジットカードの限度額を超えていてもETCカードが利用できる理由
- 限度額ギリギリになる人の3つの対処法
- ETCカードの年会費が無料のおすすめクレジットカード3選
- ETCカードの限度額についてよくある質問3つ
- クレジットカードの限度額を注意しながらETCカードを利用しよう
ETCカードだけの限度額は設定されていない

ETCカードは単体では発行できず、必ずクレジットカードに紐づいて作られます。
そのため、ETCカードだけの限度額は設定されていません。
カード本体の利用限度額とETC利用額の合計額で限度額が管理されています。
つまり、クレジットカードの利用可能枠が少ない場合や上限に達していると、ETCカードは利用できません。
クレジットカードの限度額を超えているとETCカードは利用できない仕組み

ETCカードはクレジットカードの利用枠内で使える仕組みです。
そのため、ルール上は限度額を超えた場合、ETCカードも利用できません。
しかし、実際には限度額を超えていてもETCカードで高速道路のゲートを通過できます。
限度額オーバーだからといって、急にゲートで止められる心配はないのです。
では、なぜ限度額を超えてもETCカードが使えるのでしょうか。
クレジットカードの限度額を超えていてもETCカードが利用できる理由

クレジットカードを利用するときに限度額を超えていると、決済時にエラーが出て利用できません。
しかし、ETCカードは限度額を超えていてもゲートを通過できてしまいます。理由は以下のとおりです。
ETCカードは有効期限を確認されている

高速道路のゲートではカードの利用額を確認しません。
読み取るのは有効期限などの基本情報のみです。
そのため、限度額を超えていても有効期限内のETCカードなら通過可能となります。
限度額を超えているのにETCカードを利用し続けるのは危険

クレジットカードの限度額を超えたと気づかず、ETCで数千円を利用してしまう程度なら問題ありません。
翌月に一括返済すれば解決できます。
一方で、限度額超過を知りながら使い続けたり、支払いを滞納したりする行為は危険です。
そのまま利用を続けるとクレジットカードが無効になる恐れがあります。
限度額ギリギリになる人の3つの対処法

限度額がギリギリいなる人への対処法を紹介します。
下記に当てはまる人は、次の対策を検討してください。
- クレジットカードの限度額を頻繁に超える人。
- すでに限度額ギリギリで今後超える可能性がある人
それぞれの対処法について詳しく見ていきましょう。
1. 増枠申請してクレジットカードの限度額を増やす

クレジットカード会社へ「増枠申請」をしましょう。
そうすれば、限度額まで余裕がある状態になるため、安心してETCカードを使えます。
新規発行よりも審査が早く、増枠まで時間がかからない点がメリットです。
新しくカードやETCカードを作る場合は、申込から発行まで1〜3週間ほど必要。
一方で増枠審査なら、数日から1週間程度で反映されるのが一般的です。
増枠申請時の注意点
増枠申請をする際には、いくつか注意点があります。
まず、すでに利用限度額がカードの最大枠まで設定されている場合は、それ以上の増枠はできません。
信用情報が良好でも注意してください。
さらに、増枠申請でも審査は必ず行われます。
そのため、信用情報に問題があると、申請が通らないケースもあります。
申し込み前には、すべてのカードやローン、キャッシングの返済状況を確認しておくこと。
きちんと支払いを続けているかどうかをチェックしておきましょう。
2. クレジットカードのランクを上げる

一般カードを使っている方は、ランクをゴールドやプラチナに上げる方法もあります。
ステータス性の高いカードは、一般的に利用限度額が高く設定される傾向にあるからです。
ただし、ランクアップには注意も必要です。
年会費が高くなるなどのデメリットもあるため、特典やメリットを理解したうえで検討しましょう。
3. クレジットカードを複数枚持つ

クレジットカードを複数持っておけば、1枚が限度額を超えても別のカードで決済できます。
そのため、急な出費にも臨機応変に対応できるのが大きなメリットです。
サブカードを新しく作る際は、保有コストを抑えることも重要です。
ETCカードの発行手数料や年会費が無料のカードを選ぶと、安心して長く利用可能。
さらに、普段使いの店舗で還元率が高いサブカードを選べば、節約効果も期待できます。
メインカードと組み合わせて使うことで、ポイントの取りこぼしを防ぎ、効率よく貯められますよ。
ETCカードの年会費が無料のおすすめクレジットカード3選
クレジットカードを複数持ちたいなら、保有コストがかからない1枚を選ぶのが基本です。
年会費やETCカードの発行料が無料なら、安心して長く使えます。
ここでは、クレジットカード本体とETCカードの年会費がどちらも無料のおすすめカードをご紹介します。
1. JCB カード W

JCBカードWは年会費無料。
通常のJCBカードより常にポイント2倍(1,000円につき2ポイント)が貯まります。
ETCカードの還元率も1%あり、高速道路を使うたびにポイントが付与されるのも魅力です。
さらに、最大11倍のポイントが貯まる優待店が多く存在します。
特にAmazonでは頻繁にポイント増額キャンペーンが行われるため、利用者には大きなメリットがあります。
Amazonをよく使う人には、JCBカードWがおすすめです。
女性はJCB カード W plus Lがおすすめ

JCB カード W plus Lは、女性に嬉しい特典が多いクレジットカードです。
JCB カード Wと同様に貯まりやすいことに加え、女性疾病保険に手頃な掛金で加入できます。
例えば、毎月2回「LINDAの日」が設定されています。
ルーレットで当たりがでると2,000円分のJCBギフトカードをプレゼント。
また、毎月開催されるプレゼント企画があるのも魅力。
さらに「キレイ」をサポートする協賛企業の優待や割引特典などもあります。
2. リクルートカード

リクルートカードは、ショッピングもETC利用も常時1.2%還元。
お得にポイントを貯められるカードです。
JCBブランドを選べば、ETCカードの発行手数料も年会費も無料。
余計なコストがかかりません。
貯めたポイントは、1ポイントから支払いに充当可能。ムダなく使えるのが強みです。
さらに、リクルート系サービスを利用すれば還元率がアップ。
ホットペッパーやじゃらんを使う人には特におすすめです。
3. セゾンカードインターナショナル

セゾンカードインターナショナルでは、WEBでお申し込みから最短5分でデジタル発行が可能。
そのためすぐに使いたい方におすすめのカードです。
ETCカードは対象のセゾンカウンターに行き、ETCカードの発行手続きをすれば受け取れます。
セゾンカードは、還元率は高くはありません。
しかし、セゾンポイントモールを経由して買い物をするとポイントが最大30倍になるメリットがあります。
Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどを利用する人は、モールを経由がおすすめ。
そうすると、効率よくポイントを貯められます。
ETCカードの限度額についてよくある質問3つ
ETCカードの限度額についてよくある質問をまとめました。
Q1. ETCカードは限度額を超えても使える?
A. はい、一時的に「ETCカード 限度額 超えても 使える」場合があります。
高速道路のゲートでは、利用額の詳細ではなく有効期限などの基本情報のみをチェックしているためです。
ただし、そのまま利用を続けるとカードが停止されるリスクがあるので注意が必要です。
Q2. ETCの残高不足の場合はどうなる?
A. 「ETC 残高不足の場合」は、プリペイド型や一部のデポジット連動型カードで発生します。
残高不足になるとゲートが開かず、一般レーンでの現金支払いに切り替える必要があります。
クレジットカード連動型のETCカードなら直接残高不足は起きませんが、限度額超過には気をつけましょう。
Q3. ETCカード利用に制限はある?注意点は?
A. 「ETC カード制限注意」として、主に以下の点に気をつけましょう。
- クレジットカードの限度額を超えると停止のリスクがある
- カードの有効期限が切れているとゲートを通過できない
- 複数回の滞納でカード自体が利用停止になることもある
安心して使うためには、事前に限度額や利用状況をチェックしておくことが大切です。
クレジットカードの限度額を注意しながらETCカードを利用しよう
クレジットカードの限度額を超えていても、ETCカードは利用できます。
ただし、そのまま繰り返し高速道路を使うと、カード自体が利用停止になるリスクがあるため注意が必要。
限度額に余裕がない方や、今後オーバーしそうな方は対策をしておきましょう。
とくに、年会費無料でETCカードも発行できるサブカードを持っておくと安心です。
複数のカードを使い分ければ、出先でのトラブルを防ぎ、安定してETCを利用できます。

プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。