ACマスターカードは生活保護受給者でも作れる?申し込み条件を解説
ACマスターカードは、アコムが発行する入会金・年会費無料のクレジットカード。
パートやアルバイト、主婦の方でも幅広く申し込めるのがこのカードの魅力です。
ACマスターカードは、生活保護受給者や無職の方でも申し込めるのか気になるところですよね。
結論、仕事をしていない生活保護受給者や無職の方は難しいです。
しかし、可能性は0ではありません!
この記事では、生活保護受給者がACマスターカードを持つときの注意点や審査のポイントを解説。
また、よくある質問についてもお答えしています。
ぜひ参考にしてくださいね。
- ACマスターカードは生活保護受給者でも作れる?
- 生活保護受給者がACマスターカードを作る際の注意点4つ
- ACマスターカードの審査のポイント3つ
- ACマスターカードの申込手順
- ACマスターカードの審査に落ちた場合の対処法3つ
- 生活保護受給者からACマスターカードへのよくある質問4つ
- 生活保護受給者でもACマスターカードは発行できる?まとめ
ACマスターカードは生活保護受給者でも作れる?

ACマスターカード 公式サイト
生活保護受給者や無職の方だとACマスターカードを作るのは難しいです。
申し込みの可否や審査基準や難易度について解説していきます。
生活保護者・無職がACマスターカードを作る際の難易度
結論から言えば、無職の方や生活保護受給者がACマスターカードを作ることは基本的には難しいです。
理由として、ACマスターカードの申し込み条件が「安定した収入がある」ことになっているから。
無職の方は基本的に審査に通る見込みはありません。
生活保護受給者の場合でも同様、無職であれば申し込み条件に合致しません。
そのため、ACマスターカードに申し込んでも審査で落とされてしまう可能性が高いでしょう。
アルバイトをしていれば作れる可能性はある
しかし生活保護受給者でもパートやアルバイトをしていれば、ACマスターカードを作れる可能性があるでしょう。
生活保護受給者のクレジットカードの所持を禁じる法律はありません。
申し込みの際に、生活保護を受給している旨の申告も不要です。
申込自体は自由にできますが、審査に通過するのは難しいでしょう。
なぜならその後の審査で、一定の収入額や勤務先の申告が必要となるからです。
生活保護受給者は、安定した収入がないために生活保護を受給しています。
仕事をしている方もいらっしゃいますが、審査に通過できるような安定した収入とまでは難しいのが実情です。
信用情報が重要
クレジットカードの審査では、信用情報が重要なポイントです。
過去の借り入れや支払い状況などの利用履歴のほか、勤務先名も信用情報機関に記録されています。
生活保護受給者や無職の方の場合、勤務先が記載されていないと、信用情報に不安があると判断される可能性も。
また、過去に金融事故を起こしていたり未払いがあったりする場合は、より一層審査通過の可能性は低くなります。
信用情報に傷がある状態では、基本的にクレジットカードの発行はされないと考えましょう。
ACマスターカード 公式サイト
生活保護受給者がACマスターカードを作る際の注意点4つ

生活保護受給者がACマスターカードを申し込む際には、さまざまな注意や対策が必要です。
生活保護受給者でも、クレジットカードを持つことは法律違反になりません。
また、クレジットカードを利用したからといって、受給資格をはく奪されることも無いです。
しかし、ルールを守らないと受給停止になる危険があります。
4つの注意ポイントをまとめました。
収入申告の必要性
生活保護ではクレジットカードでのショッピング枠、キャッシング枠は「収入」に該当します。
クレジットカードの審査が通り、カードを入手した場合は福祉事務所へ報告しなければいけません。
もし報告しなければ「不正受給」の扱いとなってしまい、法律違反となってしまうのです。
そうなってしまうと生活保護が打ち切られてしまう危険性もありますので、必ず報告するようにしましょう。
生活保護費の扱い
生活保護費は、生活に困窮している方々に対して最低限度の生活を行うために支給されるものです。
生活保護費は収入の扱いになりません。
そのため、ACマスターカード申込み時の収入額には該当しませんので注意が必要です。
あくまでアルバイトなどで収入を得ている金額のみが、収入額となります。
申し込み時には就業などで得ている収入額のみを記載してください。
ケースワーカーへの相談
生活保護受給者がクレジットカードを作る場合は、事前に必ず利用の可否を相談しないといけません。
なぜならクレジットカードの仕組みが借金という形態だからです。
生活保護制度では、生活保護費を使って借金を返済することが認められていません。
そのため、クレジットカードを作る前には福祉事務所へ報告、相談する必要があります。
クレジットカードが必要である理由や利用目的を伝え、申込みの可否を判断してもらったうえで手続きを進めてください。
自治体にもよりますが、少額限度額でキャッシングを行わないなどといった条件で認めてくれるケースもあります。
不正利用がバレると受給が打ち切られる場合も
生活保護は、最低限度の生活を保障するための制度です。
そのため、生活保護受給者はその趣旨に沿って、生活費を適切に使う必要があります。
クレジットカードを不正に利用すると、その原則に反する行為となります。
生活保護の不正受給とみなされるので注意しましょう。
以下のことをすると不正受給とみなされる可能性があります。
・生活必需品以外のものをクレジットカードで購入する
・分割払い・リボ払い
クレジットカードを利用するのは、あくまでも生活のためです。
食料品や医療費、携帯料金の支払いなど生活必需品は問題ありません。
しかし、ブランド品や高級時計といった贅沢品を購入し、支払いを先送りにすると生活は苦しくなる一方でしょう。
贅沢品を購入して現金化したとしても、その現金は収入にみなされます。
そのような良くない使い方は、クレジットカードの不正利用となります。
ひいては生活保護の不正受給と判断される可能性も高いでしょう。
また、生活保護受給者がクレジットカードを利用した場合、一括払いのみが認められています。
分割払い・リボ払いは、借金とみなされるため利用できません。
クレジットカードの不正に使ってしまったことがバレると、不正受給とみなされてしまいます。
不正受給が発覚した場合、生活保護の打ち切りや過去に受給した生活保護費の返還を求められる場合も。
生活保護受給者がクレジットカードを利用する場合は、必ず福祉事務所に相談の上で利用を検討しましょう。
ACマスターカードの審査のポイント3つ

ACマスターカードの、審査のポイントは以下の3つです。
ポイントをしっかり押さえることで、審査に通りやすくなります。
安定した収入がある
ACマスターカードの審査では、「安定した収入があること」が重要視されます。
正社員や公務員など、定期的に安定した収入が見込める職業に就いていると、審査に通りやすいです。
アルバイトやパートでも、収入が一定である場合は審査に通る可能性があります。
しかし、不安定な収入だと難易度が高くなるでしょう。
また、収入の安定性や継続性を判断するために、職業の内容や勤続年数もチェックされます。
在籍確認について
クレジットカード申し込みの際に気になるのが在籍確認です。
在籍確認とは、申込者が本当に職場に在籍しているかを確認する調査のこと。
ただし、無職の方や働いていない生活保護受給者の場合は、在籍確認ができません。
そのため、審査に通過することは難しいでしょう。
なお、ACマスターカードは、基本的に在籍確認は行っていません。
原則電話での在籍確認はせず、書面や申告内容での確認を実施している旨を公式HPでもアナウンスしています。
もし確認が必要となった場合でも、申込者本人の同意を得たのちに実施するので心配する必要はないでしょう。
過去の信用情報
クレジットカードの審査では、信用情報機関に照会をかけることで、過去の借り入れや返済履歴を確認します。
過去に延滞や債務整理がある場合は、審査落ちするリスクが高いです。
一方、延滞や未払いがなく、クレジットカードやローンを利用してきた実績がある場合は、審査に通過しやすくなります。
ACマスターカードの審査について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ACマスターカード 公式サイト
ACマスターカードの申込手順

次はACマスターカードの申込方法・申し込み手順を解説していきます。
また審査に必要となる書類についても紹介します。
この記事を読んでから申し込めば、不備なくスムーズに行うことができるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
ACマスターカード 公式サイト
必要な書類
ACマスターカードの申し込みの際には、必ず本人確認書類の提出が必要になります。
申し込み時には、以下のいずれかの身分証明書を用意しておきましょう。
<ACマスターカード申し込み時に必要な本人確認書類>(いずれか1点)
- 運転免許証(裏・表)
- 保険証(裏・表)
- パスポート(写真・住所記載部分)
- マイナンバーカード(表面のみ)

また以下のいずれかに該当する方は、収入証明書の提出も必要になります。
- アコムの契約が50万円を超える場合
- 他社を含めた借入総額が100万円を超える場合
収入証明書として、以下の書類のいずれか1点を提出します。
<収入証明書に該当する書類>
- 源泉徴収票
- 給与明細書
- 市民税・県民税額決定通知書
- 所得証明書
- 確定申告書・青色申告書・収支内訳書
もし上記の書類が手元にない場合は、マイナンバーカードを利用して所得情報を提出することも可能です。
オンラインでの申込方法
ACマスターカードの申し込みは、オンラインまたはアコムのアプリ「myac」からの申込みが簡単で便利です。
オンライン申し込みの手順、方法についてご紹介します。
公式サイト・アプリへアクセス
オンラインやアプリからの申し込みは簡単な3ステップ。
契約まですべてWebで完結でき、24時間365日いつでもどこでも申し込みが可能です。
アプリ、オンラインからの申し込み手順の動画がアコム公式でも公開されていますので、参考にしてみてください。
申込フォームの入力

HPやアプリへアクセスしたら、本人情報や収入情報などを手順に沿って入力していきましょう。
主な入力内容は以下の通りです。
- 基本情報(氏名・性別・生年月日)
- 連絡先(TEL・メール)
- 住居情報
- 勤務情報
- 希望借入額
すべての入力が完了したら申し込み申請を行い、申し込み完了です。
入力完了までの所要時間は約3分。
必要最低限の情報のみを入力すればいいのが簡単で嬉しいですよね。
必要書類のアップロード
申し込みが完了したら、本人確認書類を提出します。
先ほど紹介した「必要な書類」の中から、本人確認書類1点を写真に撮ってアップロードしましょう。
アコムのアプリ、「myac」からのアップロードが簡単でおすすめです。
またアプリ以外でも。
以下の方法で本人確認書類を提出することも可能です。
- メール:アコムから送られてくるメールに記載のURLから提出(ただし必要書類は2点)
- 自動契約機「むじんくん」
- FAX:審査中の書類提出は0120-91-7246に送信
- 郵送:店舗に設置された専用封筒に、コピーした書類を同封し郵送
審査結果の確認
書類提出が完了したら、あとは審査結果がメールで届きますので待ちましょう。
早ければ当日中に審査が完了し、契約後カード発行となります。
バーチャルカードであれば契約完了後すぐに利用することが可能です。
また最寄りの自動契約機(むじんくん)に行けば、即日物理カードも発行されます。
ACマスターカード 公式サイト
ACマスターカードの審査に落ちた場合の対処法3つ

ACマスターカードは、安定した収入がある方ならどなたでも申し込みが可能です。
また、比較的審査のハードルが低いと言われています。
しかし、それでも審査落ちしてしまったという方も少なくありません。
次はACマスターカードの審査に落ちる一般的な理由や、審査落ちした場合の対策について説明していきます。
また無職でも審査に通りやすいクレジットカードもご紹介。
クレジットカードとなる代替決済方法についても解説するのでぜひ参考にしてみてください。
①審査に落ちた後の再申込み
ACマスターカードに審査落ちした場合、審査落ち理由が公表されることはありません。
しかし一般的な審査落ちの理由としては、以下のような要因が考えられます。
ACマスターカードの審査落ちに考えられる要因
- 延滞・遅延・自己破産経験などの異動情報歴がある
- 返済能力が低いと判断された
- キャッシングやリボ払いの支払い残高が多い
- 申込み内容に記載ミスや不備がある
- 申込み内容に虚偽の記載がある
- 本人確認ができない
- 無職または安定した収入がないと判断された
- 短期間に複数枚のクレジットカードを同時に申込んでいる
- 過去にクレジットカードを強制解約されたことがある -クレジットカードを初めて申込む
ACマスターカードの申し込み条件としてはまず、安定した収入があることが確認できなければなりません。
この条件がクリアできていなければ審査落ちは必須と言えるでしょう。
また、例え収入条件をクリアしていても、必ずしも審査に通過できるとは限りません。
信用情報やクレヒスに問題がある場合や申込の手続き不備は審査落ちの可能性が非常に高くなります。
クレヒスや信用情報に問題がある場合は、完済後でも5年間は異動情報が残ります。
その間は審査通過は難しいと考えておいた方が無難です。
再申込み前に改善すべきポイントと再申し込みのタイミング
審査に落ちた場合でも原因を解決できれば、再度申し込みをすれば審査通過の可能性も見込めます。
再申し込みで審査通過するためには、以下のような対応を取ることが大切です。
- 信用情報機関への開示請求
- 債務の整理
- 申し込み情報の見直し
- キャッシング枠の見直し
- クレジットカードの整理
- 収入の安定化
また、再申し込みの際は最低でも6ヶ月の期間を空けるようにしましょう。
なぜなら短期間に何度も申し込むと「お金に困っている」と判断されてしまい、審査に不利になる可能性があるからです。
クレジットカードの申し込み履歴は一般的に6ヶ月間、信用情報機関に記録がされています。
そのため、少なくとも6ヶ月以上の期間を空けることをおすすめします。
②無職でも審査に通りやすい他のクレジットカード4選
「無職や収入がないためACマスターカードの審査に落ちてしまった…。」
という方もいるかもしれません。
ACマスターカード以外に、無職や収入がない方でも申し込みできるクレジットカードもあります。
おすすめの4枚を厳選してご紹介します。
- Nexus card
- イオンカードセレクト
- ライフカード デポジット型
- Amazon Mastercard
それぞれのカードについて以下の記事で詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
③クレジットカード以外の3つの選択肢
デビットカード
銀行口座と紐付けられており、利用すると即時に口座から引き落とされます。
口座残高以上の金額は利用できませんので、現金感覚で使用できるため使い過ぎる心配もありません。
クレジットカードのように国際ブランドの加盟店、オンライン決済で利用することができます。
プリペイドカード
事前にチャージした金額の範囲内で利用できます。
チャージ方法は多様で銀行振り込み、ATMから入金などから選べます。
チャージした金額以上の金額は利用できません。
デビットカードと異なりチャージの手間がありますが、予算管理がしやすいので使い過ぎることもなく安心です。
電子マネー
楽天Edy、iD、QUICPayなどスマートフォンやICカードなどに現金をチャージして利用する決済手段です。
プリペイド型、ポストペイ型(後払い)、デビット型(即時払い)など、様々な種類があります。
スピーディーに決済できるのがメリットですが、使える場所が限定的です。
国際ブランドの決済機能はないので利用できるのが国内の店舗がほとんどで、デビットカードやプリペイドカードに比べると汎用性がないのがデメリットです。
生活保護受給者からACマスターカードへのよくある質問4つ

最後に、生活保護の人のACマスターカード申し込みに関する質問をまとめました。
よくある4つの質問について、回答します。
Q1:ACマスターカードは審査が緩いって本当?
A:ACマスターカードは、比較的審査が緩いと言えるでしょう。
なぜなら、少額でも収入があればアルバイトやパートといった就業形態でも申し込みが可能だからです。
生活保護受給者でも収入があれば、審査に通る可能性があります。
ただし、申込前にケースワーカーに相談することを忘れないようにしましょう。
Q2:内緒でACマスターカードを使ってしまったときにはどうしたらいい?
A:すぐにケースワーカーに報告・相談するのが良いでしょう。
ショッピング枠は、適正な範囲での利用であれば正直に説明すれば認められる場合もあります。
しかし、キャッシング枠は借金であるため、収入とみなされます。
内緒で借入していたことがバレると不正受給とみなされ、生活保護費の返還が求められる場合も。
内緒で借入している期間が長くなれば長くなるほど、借金はかさみ、返還額も増えていきます。
最後には生活保護の打ち切りも考えられます。
Q3:ACマスターカードの在籍確認では何を聞かれるの?
A:その職場に本当に在籍しているかどうかの確認が行われます。
申込者が電話口にでれば、在籍していることが確認できます。
もし不在だったとしても、別の方から「〇〇(申込者)は不在にしております」などの返答があればOK。
申込者本人と会話ができなくても、確かにその会社に存在していることが分かればよいのです。
Q4:電話での在籍確認以外の方法はあるの?
A:書類提出で代替してもらえる可能性があります。
アコムが提出を指定する書類は申込者ごとに異なります。
一般的に利用されているのは、以下のような書類です。
- 給与明細
- 社員証
- 社会保険証
どの書類も申込者が申告した通りの会社に在籍しているかどうか分かるような書類ばかりです。
基本的に電話での在籍確認は行っていないとのことですが、場合によっては在籍確認をされることもあります。
電話での在籍確認が困る方は、あらかじめその旨をアコム側に伝えておくようにしましょう。
生活保護受給者でもACマスターカードは発行できる?まとめ

-
ACマスターカードを発行するには収入があることが基本条件
-
ACマスターカード発行のために収入は必要だが、少額収入でも審査通過の可能性あり
-
生活保護受給者でも収入があれば申し込みは可能だが、必ずケースワーカーに相談を
-
ACマスターカードの審査は比較的甘いが、条件を満たさない、クレヒスに傷があるなどの場合は審査を通過できない可能性が高い
-
審査が通らない人は、無職でも作れるクレジットカードやデビットカード、プリペイドカード、電子マネーなどの利用の検討を
ACマスターカードは、少額でも収入があれば作成できる申し込みやすいクレジットカードです。
アルバイトなどでもいいいので、就業の目途が立ちそうな方はお仕事を始められてから申し込みをするとよいでしょう。
また生活保護受給者でも働いていれば申し込みできますが、十分に注意が必要です。
必ずケースワーカーさんへ相談のうえ、申し込みを進めるようにしてください。
クレジットカードは、申込者の返済能力を重視するカードとなります。
現在安定した収入や支払い能力に自信のない方は、無理せずに別の方法を活用しましょう。
おすすめは、デビットカードやプリペイドカードなどです。
良好なクレヒスを積み立て、収入を増やせるようになれればクレジットカードの審査通過率はおのずと上がっていきます。