学生の楽天カードの限度額は最大30万円!一時的に引き上げる方法とは
楽天カードの学生の限度額は最大30万円ですが、楽天カードの限度額を2カ月間限定で引き上げる方法もあります。この記事では一時的に楽天カードの限度額を引き上げる方法や楽天カードアカデミーの特徴などを紹介します。
- 学生の楽天カードの限度額は最大30万円
- 学生が楽天カードの限度額を引き上げる方法
- 楽天カードのキャッシング枠は学生対象外
- クレジットカードは学生限定の楽天カード アカデミーがおすすめ
- 楽天カードの限度額を上げるなら、学生は一時引き上げがおすすめ
学生の楽天カードの限度額は最大30万円
楽天カードに限らず、学生が利用できるクレジットカードの限度額は最大30万円です。就業していない学生には十分な返済能力がないとみなされるため、本来ならクレジットカードを利用できません。
しかし、30万円までの少額限度額であれば、簡単な調査のみでクレジットカードを利用できる例外的措置が法律で認められています。
楽天カードの場合も、学生の限度額は最大30万円です。実際の限度額は、審査結果に応じて30万円までの範囲内で個別に決定されます。初めてクレジットカードを作る人や収入がない学生は、10万円程度に設定されるケースが一般的です。
クレジットカードの限度額とは
クレジットカードの限度額とは、「いくらまでクレジットカードを利用できるのか」を表す数字です。限度額100万円なら、100万円までの範囲内でクレジットカード会社がショッピング代金を立て替えてくれます。楽天カードでは、各人が利用できる限度額を「利用可能枠」と呼んでいます。
誤解している人も少なくありませんが、限度額とは1カ月間に使える金額ではありません。クレジットカードを利用すると、その分だけ利用可能枠が減る点に注意しましょう。
例えば限度額が30万円、締め日が毎月末日で引き落とし日が翌月27日の場合、月末までに30万円使うと翌月の27日(引き落とし日)まで使える金額はありません。クレジットカードの代金を返済して初めて、復活した金額の分だけ次に利用できるようになります。
学生が楽天カードの限度額を引き上げる方法
海外旅行や大きな買い物をする際には、クレジットカードの限度額が少ないと不便です。限度額を超える出費が予想される場合は、引き上げを検討しましょう。
楽天カードの限度額を引き上げる方法には、一時的に引き上げる方法と継続的に引き上げる方法の、2通りがあります。以下で、それぞれ詳しく解説します。
- 限度額を一時的に引き上げる場合
- 継続的に限度額を引き上げる場合
1.限度額を一時的に引き上げる場合
楽天カードの限度額を2カ月間限定で引き上げる方法です。期間限定の増枠は法律でも例外的措置として認められているため、学生でも利用できる可能性があります。海外旅行や高額な買い物を検討している人は、積極的に利用を検討しましょう。
ただし、引き上げできる枠はショッピング1回払いのみで、分割払いやボーナス払い、リボ払いの増枠はできません。一時的な引き上げを申請すると審査が行われ、審査に通った場合は申請後最長2日後の12:00までに、利用可能額に反映されます。審査に落ちた場合は、利用可能額が変わりません。
引き上げの上限は、限度額の2倍です。例えば限度額が100万円の人は200万円までの増枠を申請できます。増枠された限度額は、2カ月後にもとに戻ります。
楽天カードの限度額を一時的に引き上げる方法
楽天カードの限度額を一時的に引き上げる手順は、以下のとおりです。
- 楽天e-NAVIにログイン
- 「ご利用可能枠の一時的な増枠」を選択
- 希望額、利用目的、利用予定日、利用場所などを入力して申請
- 審査が終了するとメールで通知される
- 「ご利用可能額の照会」画面を確認する
2.継続的に限度額を引き上げる場合
次に、限度額を増額する方法です。限度額が上がれば、クレジットカードの使い道も広がります。ただし、入会後半年間は引き上げを申請できません。増枠申請すると再審査が実施される点も、押さえておきたいポイントです。
審査は、限度額が増える分だけ厳しくなります。頻繁な遅延や複数社からの借り入れなど、利用に問題があると、限度額の減額や利用停止となる恐れがあります。
審査に不安がある人は、安易に増額を申請しないようにしましょう。学生では、30万円を超える増額を申請しても審査には通りません。
楽天カードで増枠申請を行う方法
楽天カードの限度額を増枠する手順は、以下のとおりです。
- 楽天e-NAVIにログイン
- 「ご利用可能枠の増枠」を選択
- 希望額、勤務先情報、増枠の理由などを入力して申請
- 審査が終了するとメールで通知される
- 「ご利用可能額の照会」画面を確認する
楽天カードのキャッシング枠は学生対象外
クレジットカードの限度額には、ショッピング枠とキャッシング枠の2種類があります。
- ショッピング枠→買い物の代金を立て替えてもらえるサービス
- キャッシング枠→お金を借りられるサービス
クレジットカードのキャッシング枠は、安定した収入がなければ利用できません。キャッシング枠を希望すると、収入証明書の提出を求められる可能性があり、審査の難易度も上がります。
楽天カードではアルバイトなどの収入があっても、安定した収入とはみなされにくいため、学生は基本的にキャッシング枠の対象外です。キャッシング枠を申請しても意味がなく、審査にも影響しません。
クレジットカードは学生限定の楽天カード アカデミーがおすすめ
楽天カード アカデミーは、18~28歳までの学生のみが利用できる学生限定のクレジットカードです。楽天カードと同等のサービスに加えて、学生向けの豊富な特典を利用できる点が魅力です。
ここからは、楽天カード アカデミーの特徴を解説します。
楽天カード アカデミー
楽天カードと楽天カード アカデミーに共通する主なメリットは、以下のとおりです。
楽天学割とは、15~25歳の人が入会できる無料のサービスです。本人確認を済ませて本メンバーになれば、さまざまな特典を利用できます。
主な特典は以下のとおりです。
- 楽天カード アカデミーの発行で最大5,555ポイント付与
- 毎週水曜日は楽天市場・楽天ブックスでのショッピングでポイント3倍
- 楽天Fashionでポイント2倍
楽天市場でお得にポイントゲット
楽天市場で買い物する人は、楽天カード アカデミーを利用すると、よりお得になります。衣類や日用品、食料品など生活に必要な物を楽天市場でまとめ買いしたり、楽天スーパーセールを利用したりすると、効率良くポイントを貯められます。
また、電子マネー・楽天Edy機能も追加可能。カードに残ったEdy残高は楽天Edyアプリで楽天カードに移行できますが、楽天カードを作る予定がない人は退会までに使い切りましょう。
楽天カードとの違い
楽天カードと楽天カード アカデミーの主な違いを解説します。
- カードの限度額は30万円
- 楽天サービスの利用でポイント還元率がアップ
- 社会人になったら自動で楽天カードへ切り替わる
1. カードの限度額は30万円
楽天カードと楽天カード アカデミーでは、限度額が異なります。楽天カードの限度額は100万円ですが、楽天カード アカデミーは30万円です。しかし、学生では通常楽天カードの限度額も最大30万円に設定されるため、大きなデメリットにはなりません。
楽天カード アカデミーの特徴として、キャッシング機能がない点が挙げられます。楽天カードにある一時増枠もありません。
一方、楽天e-NAVIから増枠申請・減枠申請をすれば、30万円までの範囲内で利用可能枠を自分で調整できる点はメリット。クレジットカードの使いすぎや盗難・紛失時の被害を抑えたい人には、楽天カード アカデミーがおすすめです。
2. 楽天サービスの利用でポイント還元率がアップ
以下の楽天サービスを利用する場合は、楽天カードよりも楽天カード アカデミーの方が多くのポイントを獲得できます。
就職活動など、高速バスや宿泊施設を予約する機会が多い人は、楽天トラベルの利用がおすすめ。楽天ブックスは書籍・電子書籍だけでなくDVDやCD、ゲームなどのコンテンツ、PCソフト・周辺機器など幅広いジャンルの商品が揃っています。
3. 社会人になったら自動で楽天カードへ切り替わる
学校を卒業して社会人になると、楽天カード アカデミーは自動的に楽天カードに切り替わります。卒業年の6月に、自宅へ楽天カードが届く仕組みで、手数料や手続きは不要。25歳以下なら、楽天学割の資格も失われません。切替時に実施される審査の結果によっては、限度額が増える可能性もあります。
楽天カード アカデミーのデザインは1種類のみです。切り替わる楽天カードも自動的にシンプルなデザインになるため、デザインを変えたい場合は一度解約して再度申込が必要です。ただし、デザインを変えるとクレジットカード番号も変わります。
楽天カードの限度額を上げるなら、学生は一時引き上げがおすすめ
学生が楽天カードの限度額を上げる場合は、楽天e-NAVIから一時引き上げを申請しましょう。一時引き上げなら、比較的スピーディーに限度額が上がる可能性があります。
一時引き上げの期間が終了した時点で利用残高が増枠前の利用可能額を上回っていると、クレジットカードが使えません。クレジットカードでサブスクや携帯電話の代金を支払っている人は、延滞が発生する可能性があるため注意しましょう。
一方、初めてクレジットカードを使う人や使いすぎを防ぎたい人には、楽天カード アカデミーがぴったりです。クレジットカードのサービス内容はカードごとに異なるため、特徴を理解して自分にあったサービスを選びましょう。
プロがおすすめのクレジットカードを紹介する専門メディア「クレジットカード+」の編集部です。