JCBカードWの海外旅行保険は使える?補償や利用条件まで徹底解説
何が起こるか分からない海外旅行。
万が一の事故や病気に備えて海外旅行保険への加入を検討する方も多いのではないでしょうか。
JCBカードWには利用付帯ではありますが、海外旅行保険がついています。
旅行中の事故や病気、盗難などのトラブルに備えることができるので安心ですよね。
この記事では、JCBカードWの海外旅行保険について、補償内容や利用条件、他のカードとの比較などを詳しく解説します。
- JCBカードWの海外旅行保険の基本情報
- JCBカードW海外旅行保険のデメリット3選
- JCBカードW海外旅行保険のメリット5選
- JCBカードWと他社カードの海外旅行保険を比較
- JCBカードW海外旅行保険の保険金請求方法
- JCBカードWの海外旅行保険に関するよくある質問5つ
- JCBカードWの海外旅行保険についてまとめ
JCBカードWの海外旅行保険の基本情報

補償内容と保険金額
JCBカードWには、大きく分けて2つの保険があります。
旅行先で怪我をしたら、盗難にあったら…。
海外旅行は楽しみ半面、不安もありますよね。
JCBカードWの海外旅行を使えば、保険海外旅行中のトラブルやショッピング時の不安を軽減してくれます。
まずは、海外旅行傷害保険から見ていきましょう。
海外旅行傷害保険
海外旅行傷害保険は全部で7種類あります。
- 傷害(死亡・後遺障害)
- 傷害(治療費用)
- 疾病
- 賠償責任
- 携行品損害
- 救援車費用等
- 補償対象旅行期間
補償対象となる期間は3ヶ月。
出国前に、航空券やツアー料金をJCBカードWで支払うことが適用条件となります。
各補償項目の内容は下記の表をご覧ください。
傷害死亡・後遺障害の補償額は最大2,000万円。
旅行中の事故によるケガが原因で、180日以内に死亡または後遺障害を負った場合に支払われます。
治療費用はケガ・病気ともに最大100万円ですが、特定の感染症(コレラやエボラ出血熱など)の場合は発病後30日以内まで補償されます。
賠償責任補償は、最大2,000万円まで適用です。
旅行中に他人をケガさせたり、物を壊してしまったりした際、法律上の損害賠償請求を受けた際に補償されます。
また、旅行中に持ち物が盗難や事故で破損した場合、携行品損害として最大20万円(保険期間中合計100万円)の保証も。
ただし、1つの携行品につき10万円まで。
自己負担額として1回3,000円が発生します。
事故や病気で死亡・入院した場合の救援者費用も、最大100万円までは補償範囲です。
遭難や行方不明時の捜索・救助活動にも適用されますが、現地での救援者の移動費は対象外となります。
ショッピングガード保険
ショッピングガード保険は、海外でのショッピング時に購入した商品が破損・盗難に遭った場合に補償を受けられる保険です。
JCBカードWのショッピングガード保険を利用するには、以下の条件を満たす必要があります。
- 海外でJCBカードWを利用して商品を購入すること
- 商品購入日から90日以内の事故であること
- 1回の事故につき自己負担額10,000円が発生
保険金額は、年間最高100万円(自己負担10,000円)。
補償対象になるのは、下記のような事例です。
- 海外で購入したスマートフォンを落として壊してしまった
- 旅行先で買ったブランドバッグが盗難に遭った
- 購入した家電が輸送中に破損した
スマホを落とすなど、自分の過失で壊してしまった場合でも適応されるのが嬉しいですよね。
これは偶然の事故による破損や盗難も保証の対象になるためです。
もっとも、国内で購入したスマホは対象外となっています。
また、現金・宝石・貴金属などの貴重品、自然消耗や経年劣化による損害も該当しないのでご注意くださいね。
自動付帯と利用条件
JCBカードWは年会費無料で高いポイント還元率が魅力のクレジットカードです。
しかし、付帯サービスには利用条件もあるため、事前に確認しておきましょう。
保険の付帯条件:利用付帯
JCBカードWに付帯する海外旅行傷害保険は「利用付帯」です。
利用付帯とは、旅行代金の一部または全額をカードで支払うことで、保険が適用されることを意味します。
JCBカードで事前に、「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金を支払わなかれば適応されないのでお気を付けください
家族特約の有無
JCBカードWには、家族特約は付帯していません。
そのため、保険の対象となるのは本会員のみ。
ただし、家族カードを発行し、家族会員としてカードを利用すればその家族会員も保険の適用を受けることが可能です。
保険期間
保険の適用期間は、旅行の出発日から最長で3ヶ月(90日間)となります。
さらに、利用付帯の条件を満たすためには下記どちらかの条件を満たさなければなりません。
- 搭乗する公共交通乗用具をJCBカードWで支払う
- 参加する募集型企画旅行をJCBカードWで支払う
条件を満たさなければ、保険は適用されないのでご注意ください。
対象となる旅行
JCBカードWの海外旅行傷害保険が適用される旅行は、以下の2種です。
- 公共交通乗用具のお支払いにJCBカードを利用する
- 募集型企画旅行のお支払いにJCBカードを利用する
一つ目の「公共交通乗用具」とは航空機・電車・船舶・バスなどの交通機関を指し、下記のような費用が対象となります。
回数券や空港までのガソリン代、高速道路料金、駐車場料金などは含まれません。
もう一つの「募集型企画旅行」は、旅行会社が設定した日程・交通手段・宿泊施設・旅行代金が決まっているツアーのことを指します。
以下の費用が対象になります。
海外出発前の空港近くのホテル料金、海外での個人手配のホテル宿泊料金、空港利用税、空港ラウンジでの決済などは含まれません。
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JCBカードW海外旅行保険のデメリット3選

JCBカードWの海外旅行保険は年会費無料で利用できるため、コストを抑えつつ海外旅行保険を活用できるのが魅力です。
しかし、他のクレジットカードと比べると注意すべきデメリットもあります。
特に以下の3つの点には気をつけておきましょう。
それぞれのデメリットについて解説します。
利用付帯のため自動では適用されない
クレジットカードの海外旅行保険には「自動付帯」と「利用付帯」があります。
自動付帯とは、カードを持っているだけで保険が適用される保険です。
一方で利用付帯は、カードで特定の支払いをしないと適用されません。
JCBカードWの海外旅行保険は自動付帯ではなく、利用付帯です。
よって、旅行前に航空券やツアー代金をカードで支払わなければ適応されません。
万が一、現金や別のカードで支払った場合、保険が適用されないので、注意が必要。
また、カードで決済する項目も決まっています。
例えば宿泊代のみの支払いでは適用されない可能性があるため、利用条件をよく確認しておく必要があります。
家族特約がない
JCBカードWの海外旅行保険には家族特約がありません。
そのため、補償対象は本会員のみ。
家族と一緒に旅行する場合でも、家族の分の補償は受けられません。
家族の分もカバーしたい場合は、家族特約付きのクレジットカードや、別途海外旅行保険に加入することをおすすめします。
しかし、家族カード作れば本会員と同様の特典が受けることが可能。
本会員と家計を同じくする配偶者や親、高校生を除く18歳以上の子どもなら家族カードを持てるので、特約を利用したい際は検討しましょう。
補償金額が低めである
JCBカードWは、年会費無料で使える一般のカード。
利用付帯で海外旅行保険がついているとはいえ、他のゴールドカードやプラチナカードと比べると補償金額も低めです。
例えば、JCBカードWの傷害死亡・後遺障害の補償額は最大2,000万円。
他の一般的なゴールドカードでは、5,000万円以上の補償があることも多いです。
海外で医療にかかるとなった場合、高額な医療費がかかってしまう可能性はあるでしょう。
例えば、アメリカで入院すると1日30万円以上かかることもあります。
つまり、JCBカードWの補償額(100万円)では、1日入院するだけで上限に達してしまう危険性もあるのです。
そのため、高額な医療費が発生する国や地域に渡航する場合は、別途海外旅行保険の加入を検討したほうが安心と言えるでしょう。
JCBカードWは「サブの補償」として活用し、メインの海外旅行保険は別途準備するのがおすすめです。
JCBカードW海外旅行保険のメリット5選

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JCBカードWは、補償内容を活用すれば万が一のトラブルにも備えられます。
ここからは、JCBカードWの海外旅行保険のメリットを5つに分けて詳しく解説します。
①年会費無料で海外旅行保険が付帯
JCBカードWの最大のメリットは、年会費無料で海外旅行保険が付帯していることです。
通常、クレジットカードに海外旅行保険が付帯する場合、ゴールドカードなど年会費がかかるものがほとんど。
JCBカードWなら年会費無料で補償を受けられるため、コストをかけずに安心を手に入れられるのが魅力でしょう。
また、補償金額最大2,000万円の傷害死亡・後遺障害補償だけでなく、治療費用や賠償責任補償なども付いています。
幅広く、旅行中のトラブルに対応できる内容となっています。
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年会費無料で保険が付帯
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補償内容が充実しており、海外旅行に適している
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ゴールドカードを持たなくても保険が付くのでコスパが良い
②旅行中のケガや病気にも対応
海外旅行中の体調不良やケガは予期せぬもの。
JCBカードWの海外旅行保険には傷害治療費用と疾病治療費用の補償が含まれているため、旅行中でも安心できます。
補償金は病院での診察や治療、処方された薬代などに充てることが可能。
海外では医療費が高額になることもあるため、無料でこの補償を受けられるのは大きなメリットとなります。
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ケガや病気による治療費を補償
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高額な海外の医療費にも対応できる
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旅行中の不安を軽減できる
③賠償責任補償でトラブル時も安心
海外旅行中、他人にケガをさせたり、ホテルやショップの備品を壊してしまった場合、損害賠償を請求されることがあります。
JCBカードWの海外旅行保険には、賠償責任補償が最大2,000万円まで付帯。
万が一のトラブルにも備えられるのもメリットのひとつです。
例えば、下記のような事例が当てはまります。
- 現地で借りた自転車で人と接触事故を起こしてしまった
- ホテルの部屋で誤って備品を壊してしまった
- レストランで飲み物をこぼして他人の持ち物を汚してしまった
わざとではないとしても、何が起こるかは分かりません。
何かあってからでは遅いので、保険がついているのは安心です。
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最大2,000万円の賠償責任補償で安心
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思わぬトラブルに対応できる
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高額な請求リスクを軽減できる
④携行品損害補償で盗難・破損に対応
旅行中に持ち物が盗難にあったり、破損してしまった場合、JCBカードWの携行品損害補償(最大20万円)を利用できます。
携行品損害補償の事例は下記のようなものです。
- 観光中にスマートフォンを落として画面が割れてしまった
- スーツケースが空港で破損してしまった
- ホテルでカメラを盗まれてしまった
ただし、1つのアイテムにつき最大10万円、1回の事故につき3,000円の自己負担は発生してしまいます。
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盗難や破損時に最大20万円の補償
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旅行中の持ち物トラブルに備えられる
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補償対象の範囲を確認しておくと安心
⑤救援者費用補償で万が一の事態にも対応
JCBカードWには、旅行中に事故や病気で入院した場合、家族が現地へ駆けつける際の交通費や宿泊費をカバーする救援者費用補償(最大100万円)も付帯されています。
利用できるのは、例えば以下のようなケースです。
- 事故や病気で3日以上入院したとき
- 飛行機事故などで行方不明になったとき
- 救助活動が必要な場合
海外での医療トラブルは家族の負担も大きいですよね。
この補償があれば、家族が現地に駆けつける際の費用負担を軽減できます。
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家族が現地へ駆けつける費用を補償
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緊急時にも迅速な対応が可能
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万が一の事態に備えられる
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JCBカードWと他社カードの海外旅行保険を比較

海外旅行中のトラブルに備えられる海外旅行保険。
カードごとに補償内容や条件が異なるため、どのカードを選ぶかがポイントになるでしょう。
ここからはJCBカードW以外のクレジットカードについても紹介いたします。
結論から言えば、年会費無料でコスパ重視ならJCBカードW 、エポスカード 、三井住友カード(NL)がおすすめ。
手厚い補償を求めるなら、楽天プレミアムカードやdカードGOLD 、 アメックス・グリーンです。
空港ラウンジも利用したいなら、楽天プレミアムカードが便利でしょう。
JCBブランドにこだわりがあるなら、JCBカードW。
VisaやMastercardを使いたいなら、三井住友カード(NL)か楽天プレミアムカードをご検討ください。
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカードの特徴は下記となります。
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年会費11,000円(税込)ながら、手厚い海外旅行保険が付帯。
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傷害・疾病治療費用が最大300万円で、万が一の医療費にも対応できる。
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海外旅行保険が自動付帯のため、特定の条件を満たさなくても補償が受けられる。
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プライオリティ・パスが無料付帯し、世界中の空港ラウンジが利用可能。
楽天プレミアムカードは、年会費11,000円(税込)と有料ではあるものの、海外旅行保険の補償が手厚く、旅行好きの方には特におすすめです。
特に、傷害・疾病治療費用が最大300万円と、医療費が高額になりがちな海外でも安心。
さらに、「プライオリティ・パス」が無料で付帯するため、空港ラウンジを利用したい方にも最適です。
エポスカード
エポスカードの特徴は下記となります。
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年会費無料で海外旅行保険が自動付帯するため、持っているだけで保険が適用される。
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傷害・疾病治療費用が最大270万円で、万が一の医療費負担も軽減できる。
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補償期間90日間と、無料カードの中では比較的長め。
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海外キャッシングが可能なので、現金が必要な場面でも対応しやすい。
エポスカードは、年会費無料ながら海外旅行保険が自動付帯する、非常にコスパの良いカード。
しかし、Visa付のエポスカードご本人さまのみが対象です。
傷害・疾病治療費用は最大270万円。
年会費無料のカードの中ではトップクラスの補償額を誇ります。
即日発行できるクレジットカードのため、旅行直前でも大丈夫です。
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)の特徴は下記です。
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年会費無料で利用できる。
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Visa・Mastercardブランドのため、海外での決済がスムーズ。
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傷害・疾病治療費用が最大50万円と最低限の補償なので、高額な医療費が発生する国では注意が必要。
三井住友カード(NL)は、年会費無料で海外旅行保険が付帯しているカードです。
しかし、利用付帯のため、旅行代金をカードで支払わなければ保険は適応されません。
とはいえ、三井住友カード(NL)のセキュリティの高さは魅力のひとつ。
24時間365日、カードが不正に利用されていないかモニタリングするカード不正使用検知システムというものを備えています。
さらに、カードが不正に利用された時の補償システムも整っています。
また、三井住友カード(NL)のブランドはVisaまたはMastercardのため、海外での使いやすさも大きな特徴です。
一方で、傷害・疾病治療費用は最大50万円と最低限の補償。
金額では今一歩劣るため、補償額を最重視するなら、別の保険と併用するのがおすすめです。
アメックス・グリーン
アメックス・グリーンの特徴は下記です。
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年会費13,200円(税込)で、アメックスならではの充実した補償と特典が受けられる。
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傷害・疾病治療費用が最大300万円と、高額な医療費にも対応できる。
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海外旅行時のサポートが充実(ホテル・レストランの予約、緊急医療サポートなど)。
アメリカン・エキスプレス・グリーンカード(アメックス・グリーン)は、充実した補償と海外サポートが魅力のカード。
特に、傷害・疾病治療費用は最大300万円と手厚いです。
海外旅行時の緊急医療サポートやレストラン・ホテルの予約サービスなど、アメックスならではの特典が充実しています。
海外旅行先でも24時間無料。
日本語で電話サポートを受けられるグローバルホットラインがあるのも特徴です。
dカードGOLD
dカードGOLDの特徴は下記です。
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年会費11,000円(税込)で、手厚い補償が受けられる。
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傷害・疾病治療費用が最大300万円で、海外旅行時の万が一のトラブルにも対応可能。
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最大1億円の補償が受けられるため、補償重視の方に最適。
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国内外のショッピング補償も充実しており、購入品の破損や盗難にも対応。
dカード GOLDは、年会費11,000円(税込)ながら、最大1億円の海外旅行保険が付帯する、補償重視の方向けのカードです。
アメックス・グリーンと同じく、傷害・疾病治療費用は最大300万円。
海外での医療費の心配を軽減できますよね。
さらに、国内外でのショッピング補償も充実しているため、旅行中の買い物も安心です。
JCBカードW海外旅行保険の保険金請求方法

請求に必要な書類
※◎印は原則として必要書類、○印は場合によっては必要な書類、各請求書類はコピーしたものでは認められません。
保険金請求に必要な書類は、種別によって様々です。
共通するのは、日本出国・入国が確認できる資料と保険金請求書の2点。
なお保険金請求書は、損保ジャパン所定用紙があるものという指定があるのでご注意ください。
必要な書類の中には、現地でしか手に入らない書類もあります。
実際に現地で何かに巻き込まれてしまったら、パニックになってしまいそうですよね。
書類のことまで頭が回らないかもしれません。
しかし、必要書類が足りない場合、保険金が支払われないこともありえます。
万が一の時のため、事前に必要書類は確認しておくと安心です。
また、ショッピングガード保険は必要書類が異なりますので、下記の表をご確認いただければ幸いです。
請求の流れ

請求時の流れも確認しておきましょう。
基本的に、①現地で保険金請求を行う場合 ②帰国後に保険金請求を行う場合の2パターンです。
現地で保険金請求を行う場合は、「海外ホットライン」で必要書類の手配から保険金支払いまでを行っています。
病院によっては、一時的に立て替えが必要なこともあるので気を付けましょう。
立て替え払いをする場合は、領収証や診断書を取得を忘れずに。
キャッシュレス治療を希望する場合は、自ら医療機関へ手配しなければなりません。
帰国後に保険金請求を行う場合は、事故の日からその日を含めて30日以内に「損保ジャパンJCB事故受付デスク」宛に連絡してください。
連絡先
連絡先は、下記2つあります。
基本的に、現地にいる場合は「海外ホットライン」。
帰国後の場合は「損保ジャパンJCB事故受付デスク」に電話をしましょう。
海外ホットライン:0120-258-554
損保ジャパンJCB事故受付デスク:(81)50-3820-1301
海外ホットラインは24時間年中無休。
問題があった際にすぐに電話ができるので安心です。
一方、損保ジャパンJCB事故受付デスクは日・祝はお休み。
時間も朝の9時から夕方17時までが営業時間となっています。
JCBカードWの海外旅行保険に関するよくある質問5つ

CBカードWには海外旅行保険が付帯されていますが、具体的な適用条件や補償内容について気になる方も多いでしょう。
ここでは、JCBカードWの海外旅行保険に関するよくある質問を5つご紹介します。
- JCBカードWの海外旅行保険は自動付帯ですか?
- JCBカードWの海外旅行保険の補償期間は?
- JCBカードWの海外旅行保険に家族特約はありますか?
- JCBカードWの海外旅行保険で携行品の損害も補償されますか?
- 利用付帯と自動付帯の違いは何ですか?
JCBカードWの海外旅行保険は自動付帯ですか?
JCBカードWの海外旅行保険は利用付帯です。
海外旅行中に補償を受けるには、旅行代金(航空券・ツアー料金・公共交通機関の料金など)をJCBカードWで事前に支払う必要があります。
自動付帯ではないため、何もしなくても補償が適用されるわけではありません。
保険を適用させるために、事前にJCBカードWで旅行関連の支払いをすることを忘れないようにしましょう。
JCBカードWの海外旅行保険の補償期間は?
JCBカードWの海外旅行保険の補償期間は最大90日間。
旅行の出発日から、連続して90日間までの間に発生した事故や病気に対して補償が適用されます。
90日を超える長期の海外滞在には対応していないため、長期留学や海外赴任などの場合は別途、海外旅行保険に加入することをおすすめします。
JCBカードWの海外旅行保険に家族特約はありますか?
JCBカードWの海外旅行保険には本会員向けの家族特約はありません。
そのため、本会員が契約しているだけでは、家族は補償対象になりません。
しかし、JCBカードWの家族カードを持っている家族は、同じ補償を受けることができます。
つまり、家族もJCBカードWの家族カードを発行し、そのカードで旅行代金を支払えば海外旅行保険が適用されます。
JCBカードWの海外旅行保険で携行品の損害も補償されますか?
JCBカードWの海外旅行保険には携行品損害補償が含まれています。
旅行中に持ち物が盗難・破損・火災などの被害に遭った場合、一定額までの補償を受けることが可能です。
ただし、補償額には上限があるのでご注意ください。
1つの携行品につき10万円まで、自己負担額も1回3,000円発生します。
利用付帯と自動付帯の違いは何ですか?
利用付帯とは、旅行代金を対象のクレジットカードで支払うことで保険が適用される制度。
自動付帯は、クレジットカードを持っているだけで、海外旅行時に自動的に保険が適用される制度です。
JCBカードWの海外旅行保険は「利用付帯」。
保険の適用を受けるためには、航空券・ツアー代金・公共交通機関の料金をJCBカードWで支払う必要があります。
JCBカードWの海外旅行保険についてまとめ
JCBカードWは年会費無料ながら、海外旅行保険が付帯されたクレジットカードです。
本記事でご紹介した概要は下記となります。
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海外旅行傷害保険とショッピングガード保険の2種が利用できる
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利用付帯のため、補償を受けるには条件がある
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家族も同内容の保証を受けたい場合は、家族カードを作成する必要がある
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補償を受けたい際は、現地で入手しないといけない書類もある
何が起こるか分からない海外旅行。
JCBカードWは、病気や怪我に対する補償だけでなく、携行品損害やショッピングガード保険まで揃っているのが魅力です。
しかし自動付帯ではなく、利用付帯となるため、保険の適用を受けるためには条件があります。
JCBカードで事前に、「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金を支払うことを忘れないでくださいね。
ステータス性の高いクレジットカードと比べると補償内容は高くないですが、もしもの時の安心感に、一役買ってくれることでしょう。