キャッシュカード一体型クレジットカードは便利だけど危険!リスキーな理由を解説
キャッシュカード一体型クレジットカードがあると、2つの機能が1枚で利用できため、ダブルでお得。本記事ではキャッシュ一体型クレジットカードの特典・危険性を解説します。「何枚もカードを持つのが面倒!」と考えている方は、ぜひチェックしてください。
- キャッシュカードとクレジットカードの3つの違い
- キャッシュカード一体型クレジットカードの3つのデメリット
- キャッシュカード一体型クレジットカードの3つのメリット
- キャッシュカード一体型クレジットカードの2つの注意点
- キャッシュカード一体型クレジットカードの2パターンの選び方
- おすすめのキャッシュカード一体型クレジットカード3選
- キャッシュカード一体型クレジットカードは恩恵2倍でおすすめ
キャッシュカードとクレジットカードの3つの違い
キャッシュカード一体型クレジットカードを発行する前に、まずは3つの違いを知る必要があります。カードごとの違いを知ることで、キャッシュカード一体型クレジットカードの魅力的なポイントがわかるからです。
本章では、キャッシュカード一体型クレジットカードの効率的な使い方・審査の違いなどを解説します。
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相違点①:利用用途の違い
キャッシュカードとクレジットカードは、利用用途が異なります。キャッシュカードは銀行口座から現金を出金したり、入金したりするときに利用します。銀行口座の現金を操作するだけなので、ショッピング決済はできません。
一方で、クレジットカードはショッピング・公共料金の支払いに利用可能。利用料金に応じてポイント還元されるため、節約にもつながります。キャッシング機能が付帯しているものがほとんどなので、現金を借りたい方でも問題ありません。
相違点②:審査の有無
キャッシュカードには審査がありませんが、クレジットカードにはあります。キャッシュカードは銀行口座から現金を出金させたり、入金させたりすることが役割ため、発行会社にリスクがないのです。
クレジットカードは、一時的にお金を借りてショッピングをするシステム。銀行口座に残高がなく支払いができない場合、カード会社の損害につながります。
相違点③:年会費の有無
キャッシングカードは年会費0円で、クレジットカードには年会費がかかる可能性があります。クレジットカードの年会費は、おおよそ無料〜10,000円と幅広いです。以下にクレジットカード・年会費の具体例をまとめました。
年会費が高いクレジットカードには、空港ラウンジ無料利用や、手厚い旅行保険などの豪華な特典・サービスが付帯しています。あなたのニーズにぴったりなクレジットカードを選択しましょう。
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キャッシュカード一体型クレジットカードの3つのデメリット
キャッシュカード一体型クレジットカードには、以下の3つのデメリットが付きまといます。
- 【危険】紛失するとダメージ2倍
- 18歳未満は発行できない
- 銀行によっては利用しにくい
キャッシュカード一体型クレジットカードは2倍メリットを得られると同時に、デメリットが伴います。キャッシュカード一体型クレジットカードのトラブルを未然に防ぐためにも、ぜひチェックしてみてください。
①【危険】紛失するとダメージ2倍
キャッシュカード一体型クレジットカードは、紛失するとダメージが2倍。なぜなら、キャッシュ機能・クレジット機能が一気に使えなくなるからです。メインで利用している銀行口座に紐づいていたら非常に面倒ですね。
万が一キャッシュカード一体型クレジットカードが紛失したら、発行会社に連絡して届け出をしてください。
迅速に対応をしてもらうことで、被害を最小限に抑えられますよ。
②18歳未満は発行できない
キャッシュカード一体型クレジットカードは、18歳未満は発行できません。なぜなら、一般的にクレジットカードの入会資格は「満18歳以上(高校生除く)」だからです。
銀行口座は18歳未満でも保護者の同意を得ることで、開設できる可能性があります。キャッシュカード一体型クレジットカードの場合、入会基準がクレジットカード側に統一され「満18歳以上(高校生除く)」になるのです。
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③銀行によっては利用しにくい
キャッシュカード一体型クレジットカードは、金融機関によっては満足に利用できない可能性があります。なぜなら、地域によっては銀行支店が少なく、出金・入金が利用しにくいからです。
例えばみずほ銀行は関東地方に多くありますが、関西方面には支店・ATMが滅多にありません。
金融機関によっては、キャッシュカード一体型クレジットカードは満足に利用できないのです。
キャッシュカード一体型クレジットカードの3つのメリット
キャッシュカード一体型クレジットカードには、以下の3つのメリットがあります。
- 時間外ATM手数料が無料
- 2枚の機能が1枚になり一石二鳥
- お財布がかさばらない
この章を読むことで、キャッシュカード一体型クレジットカードの効率的な使い方がわかります。
①時間外ATM手数料が無料
キャッシュカード一体型クレジットカードは、一定の条件下でATM手数料が無料になります。ATMの時間外手数料は、平日110円・休日祝220円ほど必要です。
楽天銀行カードなら、月7回までATM手数料が無料。いざというときに、時間外手数料が0円ならどんなタイミングでも現金を引出しやすくなりますね。
楽天銀行カード 公式サイト
②2枚の機能が1つになり一石二鳥
キャッシュカード一体型クレジットカードは、2つの機能が1枚になっています。前述しましたが、キャッシュカードとクレジットカードは、利用用途が以下のように異なります。
キャッシュカード一体型クレジットカードは、1枚あるだけで2パターンの使い方が可能なのです。
③財布がかさばらない
キャッシュカード一体型クレジットカードを利用すると、財布がかさばりません。実際にSNSでは、以下のような口コミが見つかりました。
お財布の中身を減らしたい人なら、キャッシュカード一体型クレジットカードはぴったりです。しかしキャッシュカード一体型クレジットカードには、次章で紹介するような2つの注意点があるため気を付けましょう。
キャッシュカード一体型クレジットカードの2つの注意点
キャッシュカード一体型クレジットカードには、2つの取り扱い注意点があります。
- キャッシュカード・クレジットカードの暗証番号を他と違うものにする
- ATM利用時にカードの入れる向きに注意
本章を読むことで、キャッシュカード一体型クレジットカードの利用時のトラブルを未然に防げます。
①キャッシュカード・クレジットカードの暗証番号を違うものにする
キャッシュカード一体型クレジットカードの暗証番号は、それぞれ違うものにしましょう。暗証番号を分けることで不正利用のリスクを減少させられるからです。
キャッシュカード一体型クレジットカードが盗難され暗証番号が漏れた場合、カード決済だけでなく貯金残金も出金される可能性があります。
暗証番号を別々にすることで、リスクヘッジになりますよ。
②ATM利用時にカードの入れる向きに注意
キャッシュカード一体型クレジットカードは、左右の向きで磁気テープを使い分けています。以下の楽天銀行カードを参考にすると、向かって左側がクレジットカード機能、右側がキャッシュカード機能です。
キャッシュカード一体型クレジットカードの挿入方向を理解しないと「挿入方向を間違えてキャッシングしてしまった」というミスが起こり得ます。
ATMを利用するときは、挿入する向きに注意しましょう。
楽天銀行カード 公式サイト
キャッシュカード一体型クレジットカードの2パターンの選び方
キャッシュカード一体型クレジットカードを理解してくると、選び方も気になりますよね。そこで本章では、キャッシュカード一体型クレジットカードの2パターンの選び方を解説します。
- 使い勝手がよい金融機関かどうか
- 特典・サービスが優秀かどうか
この章を読むことで、あなたにぴったりなキャッシュカード一体型クレジットカードがわかります。
①使い勝手がよい金融機関かどうか
キャッシュカード一体型クレジットカードを選ぶときは、使い勝手がよい金融機関かどうかを判断基準にしましょう。わかりやすく言えば、京都在住の人が沖縄銀行の口座・キャッシュカードを作成しても満足に使いこなせません。
生活圏内にある金融機関のキャッシュカード一体型クレジットカードを利用しないと、出入金がしづらくなります。
②特典・サービスが優秀かどうか
キャッシュカード一体型クレジットカードの特典・サービスが優秀かどうかも判断基準にしましょう。カードによっては、ECサイトでポイント高還元・提携店舗で割引などの特典・サービスがあります。
あなたに合った特典・サービスのキャッシュカード一体型クレジットカードを選択することで、お得に買い物できます。
おすすめのキャッシュカード一体型クレジットカード3選
本章では、おすすめのキャッシュカード一体型クレジットカードを3枚紹介します。
- 楽天銀行:楽天銀行カード
- みずほ銀行:みずほマイレージクラブカード/THE POINT
- ゆうちょ銀行:JP BANK VISAカード ALente
この章を読むと、上記3枚のキャッシュカード一体型クレジットカードのお得な特典・サービスがわかりますよ。
①楽天銀行:楽天銀行カード
楽天銀行カードは、楽天銀行と紐づけると給与の受取・振込・口座振替でポイントが付与されます。楽天銀行カードの具体的な特典は以下の通りです。
- ATM手数料0円(月7回まで)
- 他行振込手数料0円(月3回まで)
- コンビニATMでいつでも利用可能
楽天市場でのショッピングを楽天銀行カードで決済すると、ポイントが高還元されます。楽天銀行カードは年会費永年無料のため長く利用しつづけやすく、海外旅行保険・ETCカードなども付帯しているため、非常にお得です。
楽天銀行カード 公式サイト
②みずほ銀行:みずほマイレージクラブカード/THE POINT
みずほマイレージクラブカード/THE POINTは、みずほ銀行が発行するキャッシング一体型クレジットカード。タッチ決済が可能で、衛生的かつスムーズに決済ができます。みずほマイレージクラブカード/THE POINTの特典は、以下の通り。
- みずほ銀行・イオン銀行 ATM時間外手数料0円
- みずほ銀行宛 振込手数料0円
みずほマイレージクラブカード/THE POINTは、いつでもどこでもポイント還元率1.0%。貯まったポイントは他社ポイント・ギフト券などに交換できます。
みずほ銀行は、支店数の多い関東圏にお住いの人に特におすすめです。
みずほマイレージクラブカード/THE POINT 公式サイト
③ゆうちょ銀行:JP BANK VISAカード ALente
JP BANK VISAカード ALenteは、ゆうちょ銀行が発行するキャッシュカード一体型クレジットカードです。以下のような会員優待サービスが付帯しているため、時間・体力が有り余っている大学生におすすめです。
- ビックエコー:室料利用額30%OFF
- カラオケ感:カラオケルーム代30%OFF
- ルックJTB:海外旅行の対象ルアー3%OFF
- サカイ引越センター:引越基本料金25%OFF
- 飲食店:対象の飲食店での飲食代から10%OFF
JP BANK VISAカード ALenteは1,000円=1ポイント付与され、1ポイント=5円で利用できます。貯めたポイントはギフトカード・キャッシュバックなどと交換できます。
節約につなげられるため、収入が安定しない学生にぴったりです。
JP BANK VISAカード ALente 公式サイト
キャッシュカード一体型クレジットカードは恩恵2倍でおすすめ
キャッシュカード一体型クレジットカードは、銀行口座からの出金・引出に加えて、ショッピング利用ができるため恩恵が2倍!複数カードを所有するのが嫌なら、キャッシュカード一体型クレジットカードが効率的です。
キャッシュカード一体型クレジットカードは、紛失したときのダメージが2倍ですが、気をつければ問題ありません。これから銀行口座を開設する予定なら、キャッシュカード一体型クレジットカードを検討してみましょう。
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