使うと“世代がバレる”ファッション用語「紺ブレ」…再ブームの兆しも「若い子に全然通じない」SNS困惑
- オトナンサー |
ファッションの流行は年々変化し、過去のトレンドがいつの間にか通じなくなることがあります。今回注目したのは、90年代に一世を風靡(ふうび)した「紺ブレ」。その名の通り「ネイビー(紺)のブレザー」を略した言葉ですが、今の若者には通じなくなってきているようです。
「キレカジ」「渋カジ」も通じず…
「紺ブレ」は当時、きれいめカジュアル(通称「キレカジ」)ファッションの定番アイテムでした。1980年代半ばごろから、日本ではアメリカントラッドの影響を受けたカジュアルなスタイルが流行し始めます。
当時はトレンディードラマの全盛期。「抱きしめたい!」(フジテレビ系)の早川夏子役を演じた浅野ゆう子さんや、「東京ラブストーリー」(フジテレビ系)の赤名リカ役を演じた鈴木保奈美さんなど、人気俳優陣が紺ブレを着こなしていたこともブームを加速させました。一時期、渋谷や新宿の街は紺ブレを着た若者であふれ、「紺ブレ」と聞いて知らない人はいないほど人気を博していたのです。
ところが今、SNS上では「店員さんに『紺ブレ』って言ったら通じなかった!」「アパレル系の人でも『紺ブレ』を知らないことがあるよね」「若い子には『紺ブレ』って言っても全然通じない」といった困惑の声が上がっていました。また「キレカジ」や「渋カジ(渋谷カジュアル)」といった言葉も同じく若い世代には通じないようで、時代の流れを感じる人も多いようです。
一方で、ネイビーのブレザーそのものは今、再び流行の兆しを見せています。特にビッグシルエットがファッショントレンドとして注目されており、その流れに合わせてオーバーサイズ気味のブレザーを取り入れるスタイルが今どきのファッションとして人気です。
さまざまなアイテムに合わせやすいネイビーのブレザーは、これからも世代を越えて愛されていくことでしょう。ただし、若い世代には「紺ブレ」という言葉が浸透していない可能性もあり、使い方次第では「オジサン・オバサン扱い」されてしまうこともあるかもしれません。言葉選びにはちょっと気を付けた方がよさそうですね。
オトナンサー編集部
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