有名大卒で恋愛経験ゼロ 31歳男性が婚活でお断りされ続けた盲点の理由
- オトナンサー |

結婚相談所に入会する人の中には「恋愛経験がほとんどない」という人たちがいます。学生時代や20代の頃に恋愛をしないで年を重ね、30歳を過ぎてしまうと出会いのチャンスも減ってくるのと同時に、気持ちにブレーキがかかって恋愛をしづらくなってしまいます。
全く恋愛経験がない人たちが婚活を始めたとき、どうしたらうまく婚活ができ、それが結婚に結び付いていくのかを一緒に考えていきましょう。
恋愛経験のない人たちの婚活法
31歳の会社員、柳田隆さん(仮名)は入会面談のときにこんなことを言っていました。
「恋愛に興味がなかったわけではないけれど中高が男子校だったし、大学は工学部だったので、女子がほとんどいない環境だったんです。恋愛をしないまま社会に出て、そこからは仕事が忙しくて、あっという間に30歳を超えてしまいました」
恋愛経験のない人たちには、男子校や女子校で学生時代を過ごしてきた人が多い傾向があります。
ただ、男子校や女子校に通っていても、恋愛をしっかりと謳歌(おうか)した学生時代を送ってきた人たちもいるので、恋愛をしてこなかった人たちは自身が恋愛することをさほど欲していなかったのでしょう。もしくは、興味はあっても、自分から恋愛に踏み込んでいく勇気が持てなかったのかもしれません。
仲人という仕事をしていると、人を好きになる熱量や「恋愛をしたい」という気持ちは、人によって持ち合わせている欲求の量が違うのだということを思い知らされます。婚活を始めても、動ける人と動けない人がいるのはその熱量の差だと思うのです。
私は隆さんに言いました。
「一般的に考えて、恋愛デビューを18歳だとしましょう。今、隆さんは31歳だから、恋愛をしてきた人たちと比べると13年間の空白がある。ただ、普通に生活して恋愛してきた人たちも、13年間のうちで真剣に恋愛をしてきた相手はせいぜい3、4人程度。2桁の人数の女性とお付き合いしてきた人たちはまれですよね。
恐らく、そういう人たちは真剣に1人の相手に向き合ってきたのではなく、恋愛をゲーム感覚で楽しんできたんだと思うんですね。お見合いの場合、こちらがやる気になれば、1カ月のうちに3人、4人の女性に会うことができる。3カ月あれば、2桁の女性たちとお見合いが可能ですよ。
そして、お会いする女性の皆さんは真剣に結婚相手を探していて、遊びの恋愛をしようと思っている人はいないんです。失われた13年間はあっという間に取り戻せます。積極的にお申し込みをかけていきましょう。また、申し込まれたお見合いはどんどんお会いしていきましょうね」
付け加えるなら、恋愛というのは本来、楽しくワクワクすること。しかし、これまで全く恋愛経験のない人たちにしてみたら、楽しむ余裕などなく、どう進めていったらいいのかも分からず、戸惑ったり緊張したりする連続になるでしょう。
しかし、そこも回数を重ねていくことで、異性とお茶や食事をすることに慣れていき、それを楽しむことができるようになるはず。場数を踏むことが大事なのです。もし失敗をしたら、その経験を学んで改善して、次の出会いにつなげていけばよいのです。
交際に入っても1、2度食事をするとお断り
こうして、隆さんの婚活はスタートしました。有名私大を卒業していて、年収も平均以上にあったので、お見合いはスムーズに組め、交際にも入れました。しかし、1度、2度とデートを重ねていくと、決まってお相手から「お断り」が入ります。
お断りの理由は「話をしていて波長が合わないと思いました」「とても誠実な人ですが、将来的な結婚をイメージすることできませんでした」という曖昧なもので、核心をついた理由が分からずにいました。
そんなとき、私の相談所に吉田京子さん(29歳、仮名)が入会してきました。彼女もまた、これまで恋愛らしい恋愛をしたことがない女性でした。私は京子さんに「うちの男性会員さんとお見合いしてみませんか?」と隆さんを薦めました。彼女は彼のプロフィルを見ると「ぜひお会いしてみたいです!」と快諾し、2人のお見合いが成立しました。
そして、お見合いの後に2人は交際に入ったのです。
ところが、2度目のデートを終えたとき、京子さんが「交際終了」を入れてきました。私は、今回は自会員同士なので、お断りの理由をはっきり知ることができるいいチャンスだと思いました。それが何か分かれば、隆さんの改善点が見えてくるはずです。
京子さんは言いました。
「とても頭のいい人で知識も豊富だし、お話ししていて楽しかったんですが、楽しいお話をした最後の結論がいつもマイナスなところに着地するんです。何だか、それで楽しい話が一気に台無しになってしまうんです」
これはどういうことかというと「専門職である今の仕事は大学時代に学んだことが生かせて、やりがいがあるんです。ま、給料は安いですけどね」「映画を見るのが好きなんですけど、コロナ禍になってから映画館にも行けてなくて。コロナも早く終息しないと気がめいりますよね」など前向きな話題でスタートしても、話の締めがいつもネガティブ発言で終わるというのです。
「最初のうちは『そうですよね』『分かります』とか同調していたんですけど、毎回マイナス発言で終わるので『またか』と思うようになって、そういう彼にだんだんイライラしてきたんです。この人と結婚しても楽しくないだろうなって。
私はこれまでほとんど恋愛経験がないので、恋愛について偉そうなことは言えませんけど、一緒にいて楽しいと思える相手でないと、結婚生活を送るのは難しいと思うんですね」
これは、これまで恋愛経験がなく婚活を始めた人たちが大いに気を付けていただきたいポイントです。
同性とばかりつるんでいると、会話に格好をつける必要がありません。男性の場合、行くお店も居酒屋だったり、丼ものをガッツリと食べられるチェーン店だったり、ドリンクバーで何時間もいることのできるファミレスだったりします。そういう場所で語られるのは日常の出来事の本音トークです。
「ま、仕事自体は面白いけれど、こんなにこき使われて給料に見合わないよ」
「繁忙期だから仕方ないけれど、うちの会社、マジでブラック企業だよ」
ついつい、こんな愚痴をこぼしてしまうものです。
これまで、彼がお断りされてきた理由はここにあったのかと思いました。そこで、それを隆さんに伝えました。
「そうですか。これまで全く意識していなかったけれど、そういう話し方の癖を直さないといけないですね。これからは気を付けます」
彼のいいところは、こうやって素直に聞く耳を持つところです。失敗を学びにして、いつかはすてきな女性と巡り合い、成婚を決めてくれることでしょう。
自分に格好をつけることが大事
これは会話だけではありません。婚活期間中は見た目も気を付けてほしいのです。男性も女性も「格好をつける」ことが大事です。
婚活において、ハンサムや美人という顔の造形美はそれほど重要事項ではありません。そりゃあ、良いに越したことはないですが、それによって結婚できるかできないかが決まるわけではないのです。街中にいるカップルや家族連れを見ても、ファッション雑誌から飛び出してきたようなスタイリッシュな美男美女はいませんよね。
婚活にとって一番大事なのは清潔感です。そして、体形管理がちゃんとできる人がモテるのです。お付き合いを経て結婚するということは、手をつないだり、お互いの体に触れ合ったりしますよね。それを連想したとき、「こんな不潔な人とは手もつなぎたくない」「一緒のベッドに入ったら押しつぶされそう」と相手に思わせたら、どんなに優しくしても、男性がどんなに金払いをよくしても、異性の気持ちを手に入れることはできません。
もう何十回もお見合いを繰り返し、それでも結婚相手に巡り合えない人たちの多くがこう言います。
「婚活市場にいる人たちって、変わった人が多いですよね。変な人しかいない」
「40を過ぎても独身。お会いしてみて、結婚できない理由が分かりました。あんな性格じゃあね」
10回、20回とお見合いを繰り返していたら、その中にはすてきな人がいたはずです。しかし、そういう相手からは「交際希望」がもらえなかった。または、お付き合いに入っても1、2度デートをして「交際終了」になった――。
人には変えられるものと変えられないものがあります。身長やこれまでの学歴、経歴はもう変えられません。しかし、マイナス思考をやめてみる、体形管理をしてみる、清潔感のある容姿や服装を心掛けてみる…これらはすぐにでも改善できるポイントです。
婚活をしても結婚できないと、結婚できない理由を相手のせいにしがちなのですが、原因は自分にもあるのだと、一度立ち返って自分を見つめ直してみてくださいね。そして、改善できるポイントは今日から改善してみてください。
仲人・ライター 鎌田れい
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