宝石の名産地で本物のジュエリーに触れる「やまなしジュエリーウィーク2025」レポ【インフルエンサーMINAMIも登場】
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“ジュエリーの産地”としてその名を轟かせている山梨県甲府市。そんな「宝石のまち甲府」で、11月8日・9日、さまざまなジュエリーと間近で触れ合えるイベント「やまなしジュエリーウィーク」が開催されました。甲府ジュエリーアンバサダーを務めるインフルエンサーのMINAMIさんも参加した、気になるイベントの模様をレポート!
660円で作れるキッズアクセサリーワークショップから、伝統工芸士の最高峰技術まで
爽やかな秋晴れの11月8日。市民の憩いの場でもある山梨県庁噴水広場で、「やまなしジュエリーウィーク」が開かれました。

さっそく入口付近では、「宝石」に魅入られた子どもたちの姿が! なんでも、パンフレットに記載されたクイズに答えると、無料で「宝石すくい」ができるというのです。

アメジスト、メノウ、タイガーアイ、黒曜石、ローズクォーツ、などなど天然石がたくさん!
ほかにも、アクセサリーやワークショップ、キッチンカーなどかわいらしいショップが並び、体験中の子どもたちは目をキラキラさせながら取り組んでいます。

アロマオイルを使った調香体験「香りのこびんワークショップ」

ディンプルアートが気軽に体験できる。子どもも夢中で色付け
防災新館オープンスクエアでは、キラキラとかわいすぎるネックレスやブレスレットが作れるうえ、キッズリングプレゼントもある「キッズジェリーワークショップ」が大盛況!

4歳から中学生まで660円で体験可能。世界にひとつだけのアクセがゲットできちゃいます

とにかくかわいいアクセが作れるからか、すぐに満席に
そして「ジェム&ミネラルエリア」では宝石、鉱物、原石、化石の展示即売会も開催され、ハンドメイド好きの方々が集まっていました。

噴水広場の特設ステージもプログラムがもりだくさん。山梨在住のラジオパーソナリティ佐藤ドミンゴさんMCで始まったのが、「第65回水晶彫刻新作展 表彰式」。昭和28年に設立された「山梨県水晶美術彫刻協同組合」による歴史深い新作展です。

最高賞「関東経済産業局長賞」を受賞したのは伝統工芸士の長岡良雄さん。「この道58年」だという長岡さんの作品「龍」の制作期間は約2ヶ月だそう。精巧な龍の姿が高い技術力と表現力を物語ります。


長岡良雄さんの作品
「山梨県知事賞」彫刻の部で受賞したのは、明治36年に創業した「河野製作所」の4代目である河野祐一郎さんの「胡蝶蘭」。制作前、実際に胡蝶蘭の花をばらし、徹底的に観察したそう。1枚1枚形が異なる花びらは本物のような美しさです。


河野祐一郎さんの作品
同じく「山梨県知事賞」装身具類の部で受賞した「貴石彫刻オオヨリ」3代目の大寄智彦さんは、若手ホープのひとり。水晶をはじめさまざまな石を数ミリ単位でカットし貼り合わせたピアスとネックレスは、繊細で美しい仕事ぶりが一目でわかります。


大寄智彦さんの作品
さらに「甲府市長賞」彫刻の部で河野潔さんが、同装身具類の部で坂野二朗さんが受賞しました。

河野潔さんの作品「龍船七福神」

坂野二朗さんの作品「デザイン念珠モノクロ ペア」
後継者不足もあるなかで若い世代の奮闘もあり、幅広い世代の受賞者が発表されたのでした。
見応え抜群! 甲府の伝統技巧が集結したファッションショー
職人間で脈々と受け継がれている技術と心意気を感じていると、テレビ山梨アナウンサーで「山梨ジュエリー大使」を務める小田切いくみさんの司会で、続いてのプログラムが始まります。
登壇したのは、鹿革に漆などで模様を施した革工芸品の技法である「甲州印伝」を扱う「印傳屋」上原勇七社長、山梨県の郡内地で織り出される「郡内織物」により最高品質のストールを生み出す「武藤」武藤亘亮専務、ジュエリーの企画からデザイン、製造から販売までワンストップで行う「秋山製作所」秋山裕太郎社長。地場産業にかかわる3人です。

左から、小田切アナ、上原社長、武藤専務、秋山社長
それぞれ、時代を越えて繋いできた伝統ですが、昨今は新たな試みで幅広い周知を狙っているといいます。たとえば「印傳屋」は他社コラボを積極的に行い、最近では絵本作家レオ・レオニの普及の名作『スイミー』をモチーフにしたアイテムをリリースしました。

「毎回、発売後すぐにソールドアウトになり『スイミー』ファンの多さを感じます」(上原社長)
※画像は「印傳屋」公式サイトより引用
「武藤」は、「14中(じゅうしなか)」という髪の毛の約1/3ほどの極細シルク色を経糸に用いた究極のストール「GOKUSAI」で2025年グッドデザイン賞を獲得しました。

「難易度の高い技術と、次の時代に繋げるべき我々の経験や知識が評価されたことが一因かなと思います」(武藤専務)
※画像は「武藤」公式サイトより引用
「ジュエリーのまち甲府」の周知の一端を担う「秋山製作所」は、全国的に「甲府=ジュエリー」が認知されていることを実感しつつ、眼鏡のまちとして知られる福井県鯖江市とのオープンファクトリー「RENEW」に参加し、他地域との地場産業を広げ合う活動を開始したそう。

「お客さまに工房でのものづくりを間近で見ていただくことで、自分たちでは気づかない“甲府ジュエリー”の価値に気付かされます」(秋山社長)
3人のトークのあとは、「印傳」のバッグ、郡内織物、甲府ジュエリーをそれぞれ主軸にしたファションショーが開催され、山梨の地場産業の底力を間近で感じることができました。
印傳

左から、「輪繋ぎ模様」のミニポシェット、キース・ヘリングコラボの合財袋、「コスモス」のハンドバッグ
郡内織物

左から、ジャガード織りワンピース(宮下商店)、マルチローブ&リネンスローブランケット(テンジン)、パンツ&ハット(丸幸産業)にシャツブラウス(渡縫織物)、シルク素材とトレンチコート&GOKUSAIのストール(武藤)に傘(槙田商店)
甲府ジュエリー

左上から右回りで、K18ダイヤモンドのセットジュエリー(光新)、ピンクサファイヤを中心としたネックレス(近藤宝飾)、プラチナダイヤのウェディングティアラ&イヤリング&ピアス(GSTV)、パールのチョーカー(中込宝飾)、水晶のロングネックレス&イヤリング(柳澤)
来場者にジュエリープレゼントの太っ腹企画も!
最後のプログラムは、甲府ジュエリーアンバサダーを務める、SNS総フォロワー数570万人超の山梨在住インフルエンサーMINAMIさんによるスペシャルトーク。MINAMIさんが登壇すると、駆けつけたファンの方々から「かわいい!」の声が飛び交い、会場を盛り上げました。
MINAMIさんのこの日のファッションは秋らしいブラウンを貴重としたコーディネートで、胸元にワインレッドのジュエリーが輝きます。

「昨年開催された、高校生によるジュエリーデザインコンテスト『甲府ジュエリー甲子園2024』で最優秀賞を獲得したワイングラスをモチーフにしたネックレスなんです」(MINAMIさん)
今年も10月25日に行われた決勝大会に特別ゲストとして参加したといい、「最優秀賞のアクセサリーの現物ができあがるのが、楽しみ」と話します。
司会の小田切アナが、「甲府ジュエリーって、100年以上前、金峰山で良質な水晶が採れたことが原点なんですよね。そして江戸中期、京都から水晶を砂を使い磨く技術が伝わったんです」と解説すると、MINAMIさんも「原石から美しい製品へと生まれ変わったのが、甲府ジュエリーの基盤なんですよね」と造詣の深さをのぞかせます。

「甲府ジュエリーの特色は、職人さんの高い技術力と多様性。研磨、彫刻、加工、デザイン……すべての工程を手掛けることができる職人さんが集まっているから、伝統を残しつつトレンドも取り入れた幅広いジュエリーがあるんですよね。“ジュエリー”と聞くと敷居の高さを感じる人もいるかもしれませんが、カジュアルなデザインも豊富なんです。そういった、私たち若い世代に響くデザインもたくさんあるし、特別な日に身に着けたいハイジュエリーも見逃せません」(MINAMIさん)
さらにMINAMIさんにとってジュエリーは「自分に自信を持つことができる存在」だと話します。なんでも、甲府市長の胸元についた小さなラペルピンを見たとき「こんなに小さいのに、めっちゃ輝いている!」と発見したことで、「ほかのひとから見てそんなふうに輝いているのかなと思うと、自分自身への自信につながる」と教えてくれました。

さて、そんな甲府ジュエリーの抽選会が行われることが発表されると、会場は「すごーい!」「マジで!?」と大興奮。MINAMIさんが身につけるワイングラスデザインのネックレスが5人に当たるというのです。甲府市、太っ腹……!

数時間前から並んでいたMINAMIさんファンの女性が当選し、思わず感涙
マイナビ子育てでは、ステージを終えたMINAMIさんにお話を伺いました。
「ジュエリーの輝きが、自信につながる」MINAMIさんインタビュー
ーーMINAMIさんが思う、甲府ジュエリーの魅力を教えてください
MINAMI 私は小さいころから、お洋服もアクセサリーも、身にまとうすべての“かわいいもの”が大好きでした。覚えていないんですけど、保育園のころ、「夢」について聞かれたときに「かわいいお洋服とかにかこまれたお仕事がしたい」って書いていたくらいで。かわいいもの、きれいなもの、キラキラしたものが大好きだったんです。
そんな私が甲府ジュエリーアンバサダーをやらせていただくことになり、甲府ジュエリーを知り、脈々と受け継いだ技術を持つ職人さんがたくさんいることを知りました。いままで伝統を受け継いできたそれぞれの時代の職人さんの努力の結晶が、甲府ジュエリーの魅力のひとつだと思います。

ーージュエリーそのものもさることながら、背景に魅力を感じるんですね。
MINAMI そうですね。わたしの母も以前ジュエリーに関するお仕事をしていて、たまに仕事場にいくこともあり、背景について無意識に気にしていたからかもしれません。山梨県の公式YouTubeチャンネル「山梨チャンネル」PRリーダーに就任してからですが、より魅力を感じられるようになりました。
ーーお母さまの仕事を見ていたのは、とても貴重な経験ですね。
MINAMI 小さいころ、たくさん石を見た記憶があります。
ーーアンバサダー就任2年目ですが、当初と現在で、ジュエリーに対する印象は変わりましたか?
MINAMI アンバサダーになったばかりのころは17歳で、「大人っぽいものは私には合わないかも」と、少し思っていました。小さくても高価なものがたくさんあるし「大人の女性がつけるもの」というイメージが強かったんです。
でも発信していくなかで徐々に、普段からジュエリーを身につけたり、ジュエリーと自分との関係を深めていこうと思うようになりました。いまはいろんなデザインや値段の幅があることを知り、「私もつけていいんだ」という考えになりました。

ーーアンバサダーとして活動するなかで、印象に残っていることはありますか?
MINAMI 東京ガールズコレクションという大きなステージを、私の地元・山梨のジュエリーをつけて歩くことができたことは、とても光栄で誇らしい経験でした。物理的に輝いているものを身につけていると、心理的にもすごく自信が持てるんだと知りました。小さいころの夢が良い形で叶っているなあと実感します。それに、今日のようなイベントなどで、ファンのみなさんと山梨で交流することが増えたのもうれしいです!
ーーインフルエンサーとして甲府ジュエリーの魅力を伝える上で、大切にしているのはどんなことですか?
MINAMI 私が「好き」じゃないとファンのみなさんが見たときに「宣伝?」と思われてしまうので、それはイヤなんですよね。だからまずは私がジュエリーを好きになって、みなさんに知ってほしいなと思っています。
私はアニメが好きなのですが、考察しながら見るのが特に好きなんです。同じようにジュエリーも、想いや工夫、職人さんのこだわりはどこなんだろう……みたいに考えていくと、ますます知りたくなって好きになっていきますね。

ーーコーディネートを組むときは、どうしていますか?
MINAMI だいたいお洋服やヘアメイクを決めてからジュエリーを選んでいますね。髪の毛をアップにするなら揺れるピアスをつけたりとか。いろんな服に合うように、なるべく所持はしてます(笑)。アクセサリー掛けがいっぱいなっちゃうくらい……。
私、断捨離ができないんですよねぇ。やろうと思っても「やっぱり別のところに保管しておこう」となっちゃって。すべてに思い出が詰まっているから捨てられないんです。
ーーその中には贈り物もありますか?
MINAMI 中学3年生のとき初めて母からもらった、繊細なチェーンがついてゴールドのイヤーカフは忘れられません。特別な日につけたいもののひとつですね。
それまでシルバーアクセばかりつけていたのですが、「私、こういうのをつけられるようになったんだ! 成長したんだ!」って思ったんですよね。それをつけて母親と一緒に出かけると喜んでくれます。
ーーとてもステキなエピソードですね。最後に、今後の目標や夢を教えてください。

MINAMI もういまが"夢”みたいな感じですが、目標は常にあります。変わらずファンのみなさんに感謝を伝えながら、プラスになることをしていきたいと思っています。自分のやりたいことや好きなことはちろん、そうではないことにもどんどん挑戦していきたいです!
(取材・文=有山千春、写真=佐藤登志雄)
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