Cover interview 福本莉子
- michill (ミチル) |

Cover interview 福本莉子
講談社「別冊フレンド」で連載中の、はつはるによるマンガ「お嬢と番犬くん」を実写化した映画『お嬢と番犬くん』。
本作は極道の孫娘であることを隠し“フツーの青春と恋”をすることを固く心に決めた高校生のヒロイン・一咲と、お世話係の若頭・啓弥との恋愛模様を描く“ 溺愛ロマンティックコメディ”。本作でヒロインを演じる福本莉子さんに作品のお話や学生時代の思い出を伺った。
細かい表情の一つひとつにも注目してもらえたら嬉しい
出演オファーを受けたときの心境から伺うと「純粋に嬉しかったです。でも…」と福本さん。
「極道の孫娘と若頭の恋愛というストーリーは、ラブコメディであり、ファンタジーであり…、今まで私が読んできた少女漫画とは違ういろんな要素のある物語だったので、とても面白いと思うと同時に映像化すると難しそうだなと思いました。会話のテンポや細かい表情の見せ方一つひとつに実力が求められると思って不安になりました」
その不安を払拭するために、クランクインの前には啓弥を演じるジェシーさんと入念な読み合せをしたんだとか。
「監督からも“一咲と啓弥だけの世界感や関係性を見せたい”とアドバイスをいただいて。一咲ちゃんは内弁慶で人見知りなんですが、啓弥の前では大人しくて可憐な一咲ちゃんから一変し、言葉が荒くなったり面白い表情をしたりします。演じてみて難しかったのはポカーンとした表情ですね。面白く見せたいシーンなのですが、狙って笑わせるというより、求められていたのはシュールな面白さで…。こんなに振り幅が多い役は初めてだったので大変でしたが、監督やジェシーさんのおかげで乗り切れました」
初共演となったジェシーさんについて伺うと。
「原作の啓弥は本当にクールで“カッコイイ”イメージなんですが、ジェシーさんが演じる啓弥は子犬? いや、大型犬みたいな可愛らしさがあるんです。もちろんカッコイイは大前提にあるんですが、それはジェシーさんのお人柄かなぁと。ジェシーさんは現場を常に盛り上げてくださって、ちょっとしたひと言で場を和ませてくれた瞬間がたくさんありました。ムードメーカーという言葉がぴったりな方だと思います。ジェシーさん演じる啓弥がイチゴエプロンをつけてお弁当を作ってくれるシーンがあるのですが、とにかくかわいいので注目してほしいです」
改めて撮影を振り返り、「楽しかった!」と笑う福本さん。
「学生時代をもう一度やり直せたと思えるくらい、充実した高校生活を送らせていただきました。印象に残っているのは、球技大会のシーンですね。運動音痴の一咲ちゃんがボールを蹴って相手のコートに戻すというシーンがあるのですが、中学の時にサッカー部だったことが活かされました(笑)。文化祭のシーンもそうですけど、クラス一丸となって何かを作り上げる感じが、“青春!”って感じでいいですよね」
福本さんの学生時代の思い出を伺うと「文化祭のお化け屋敷」とのお答えが。
「お化け役をやったのですが、かなり本格的でした。顔を全部真っ白に塗って、前髪で片目を隠して、さらに黒目が小さくなるカラコンも入れて。コースも教室を最大に使って迷路のように仕上げて上から裂いたビニールを垂らして顔に当たるようにしたり。みんなめちゃくちゃ怖がってくれました。高校生のときにはすでにお仕事をさせていただいていたのですが、ありがたいことに学校はそのまま通えていたんです。なので、学校行事も全部参加できましたし、思い出もいっぱい。やり直せたらななんて思うことがないくらい大満喫の学生時代でした」
今回も作品中で制服姿を披露している福本さん。あまりの違和感のなさに今年で24歳と聞いて驚いた。
「顔の造りですかね…? 高校の卒業写真を見てもあまり変わっていませんね(笑)。とくに美容を意識して取り入れているルーティーンなどはないのですが、筋肉をつけるためにジムとピラティスには通っています。運動はストレス発散になりますし。なんて、言いながら実は休日にアラームもかけずにとことん寝る時間が本当に幸せ。やる気になったらやるんですけど、そのスイッチが入るまでに時間がかかるタイプなんです(笑)」
「実は面倒くさがりなんです」
と意外な一面を見せてくれた福本さんに、いつまで制服姿の役を演じられる? と聞くと、「オファーをいただけるなら何歳まででも!」と、いたずらっぽく素敵な笑顔を見せてくれた。
「お嬢と番犬くん」
©2025「お嬢と番犬くん」製作委員会
作/はつはる「お嬢と番犬くん」(講談社「別冊フレンド」KC)
監督/小林啓一 脚本/政池洋佑
出演/福本莉子、ジェシー(SixTONES)、櫻井海音、香音、松井遥南、井上想良、ぐんぴぃ、葵揚、岩瀬洋志、佐々木希、飯田基祐、杉本哲太
絶賛公開中
Profile
2000年11月25日生まれ。2016年11月第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリ・集英社賞(セブンティーン賞)を受賞。
2021年公開の映画『しあわせのマスカット』で映画単独初主演を務める。2022年公開の映画『今夜、世界からこの恋が消えても』で「第46回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞。
その他ミュージカル「魔女の宅急便」、ドラマ「全領域異常解決室」、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』、『室井慎次 敗れざる者』、『室井慎次 生き続ける者』、『劇場版 トリリオンゲーム』など出演作多数。
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