新大久保の100円ショップ、品ぞろえが“独特過ぎる”と話題に 「全種類買いたい」「関西にも欲しい」果たして理由は?
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いくつかの商品、専門店並みの品数
JR山手線・新大久保駅から徒歩1分のところにある100円均一ショップが「100均とは思えない」とツイッター上で話題になっています。なんでも、いくつか特定の商品の品ぞろえが独特であり、品数がハンパないのだとか。

ツイッターに投稿したのは、東京都内の中華料理店などを巡ってブログにアップしている阿生・東京で中華食べる人(@iam_asheng)さん。
同店へ訪れたのは2021年9月24日(金)。足を踏み入れ、その内観に驚愕(きょうがく)したのだと言います。
1. まずは「お香」が数十種類も
「新大久保・イスラム横丁の100均。噂(うわさ)には聞いていたがお香の品数が100均じゃない……。どこのお香専門店だよ……」
そんなつぶやきとともにアップした画像には、大人の背丈ほどはありそうな高さの木製陳列棚に、これでもかと並べられた「お香」の数々が。
インド雑貨の定番・HEM社製をはじめとする商品が、画像に写っているだけでも数十種類は取りそろえられています。細長いスティックタイプ、小さな円錐型をしたコーンタイプ、どちらとも充実している点も見逃せません。
ツイッターユーザーたちもこの画像に次々と反応。
「何これ最高!! 全種類買って帰りたい」
「アマゾンで売ってないやつがかなりありそう」
「こうしちゃいられねぇ 来月駆り出すぜ」
「いろいろな人が買いに来るから いろいろと置こう とおもったのでしょう お香だけに」
「イスラム横丁、関西にもないかなっ」
「コロナ禍でなければ駆けつけるのに!」
などなど、9900件超の いいね(2021年9月29日15時30分現在)が集まり、リプライ(返信)欄は大盛り上がりを見せました。
2. お皿やカップ、食器類も豊富
イスラム横丁とは、JR新大久保駅を降りて西側にある「新大久保駅前」の信号を渡り、細い路地に入った辺り一帯を指します。エスニック食材店などがいくつも密集していることから、このような通称で呼ばれるようになりました。
駅をはさんだ反対側は、韓国レストランやショップが並ぶいわゆるコリアンタウン。新大久保は、実に多彩な文化を内包する独特の街として進化を続けています。
※ ※ ※
画像を投稿した阿生さん、そして100円ショップの専務に、それぞれ話を聞きました。まずは投稿者の阿生さんから。
――さっそくですが、このお店の名前を教えてください。
「『THE 100 STORES 新大久保店』です。ほかにも店舗があるチェーン店のようです」
――お香をはじめ店内の品ぞろえを見ての感想を、あらためて聞かせてください。
「これまでは“普通の100円ショップ”かと思い素通りしていましたが、さすが多国籍タウン・新大久保というお香の品ぞろえで、本当にびっくりしました! この日は時間の都合でお香は買えなかったので、次回じっくり品定めしてお気に入りを見つけたいと思います」

――店内には、お香以外にも独特な品ぞろえの商品はあったのでしょうか。
「お皿など食器の数も、ダイソーなど(大手チェーンの100円ショップ)に比べてかなり充実していました」
――まだまだ知らないことの多い新大久保・イスラム横丁の魅力とは何でしょうか。
「お香以外にも、チャイやマンゴラッシー、パキスタンのスイーツやケバブ、サトウキビ生搾りジュースが飲めるお店などが並んでいて、都内で手軽に海外旅行気分を味わえるオススメスポットです。コリアンタウン以外の一面もある新大久保・イスラム横丁にぜひ行ってみてください!」
3. はし、バルーン、造花なども充実
阿生さんが教えてくれた「THE 100 STORES」は、1993(平成5)年設立のイニシャル・ワンハンドレッド(北区赤羽)が東京都内に12店舗を構えるローカルチェーン。新大久保以外には神楽坂や中目黒、広尾などに出店しています。

同社専務の宮城武志さんは、
「確かにお香はたくさん取りそろえています。よく売れるものですから。インド人やネパール人など、自分のお店を経営している方々が買っていかれますよ」。
土地柄を反映した品ぞろえは、お香以外にも。
阿生さんも指摘していたように、店内には取り皿やマグカップなどの食器類が専門店並みに置かれています。上野と浅草の間にある「かっぱ橋道具街」のお店かと見まがうほどです。
周辺の飲食店の関係者が買っていくそうで、ツイッターの投稿にも「ここ陶器市みたいなのも中でやってて、器の量が半端じゃ無いからよく行く」との証言が寄せられていました。
ほかには、お皿と同じ理由でお箸(はし)。それから数字やアルファベットの形にふくらむキラキラのバルーンや、造花などの種類も豊富。
「パーティーグッズと言うんでしょうか。(購入者が)自分のお店の飾りつけに使われているみたいですね」(宮城さん)
4. 「メッチャ売れる」オリジナル商品まで
お香やお皿は、インド、ネパール、バングラデシュなど主に南アジア系のお客さんが。お皿のほか箸などは韓国、中国といった主に東アジア系のお客さんが、それぞれ買っていくという同店。アジア各地を股に掛ける超インターナショナルな100円ショップです。
ちなみに自社のオリジナル商品も多数、製造販売しているとのことで、
「レギンスやトレンカ(いずれもタイツやスパッツの一種)はメッチャ売れます。1枚税込み220円です。けっこう安いでしょう? とくに冬に向けて、新大久保の“お母さん”たちや冷え性の方に、メッチャ売れます」。
さらに、チェック柄の巨大なナイロン製バッグもオリジナル商品で、
「M、L、BIGという3サイズ展開で、110~220円です。一番大きいBIGは布団が入るくらい大きくて、これもメッチャ売れます」
とのこと。いずれも店頭の目立つ場所にディスプレーされていました。

※ ※ ※
阿生さんの投稿には、こんなリプライも寄せられていました。
「100均なんてどこも同じ、店舗の広さで商品の豊富さの差が出ると単純に思っていました。今度からは出先で100均見るときは、全体をよく見ることにします」
「100均の品ぞろえは顧客によって鍛(きた)えられる」――
まさに、THE 100 STORES 新大久保店に並ぶ品々は、この地域に住み働く人々のニーズを丁寧にすくい上げた街の鏡。
「できるだけ地域密着を心がけています」という宮城さんの言葉通り、独特の商品が売り場のほとんどを占め、日本食用の調味料やお菓子といった一般的な100円ショップに並ぶアイテムの取り扱いは少なめ。
異国語の看板を掲げるレストランや雑貨店だけでなく100円ショップにまで、新大久保の地域性を見て取ることができるのです。
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