SNS「秋の気配」も…“うろこ雲”が出たら天気は下り坂!? 気象予報士が説く“発生のメカニズム”
- オトナンサー |

うろこ雲という名称で知られているのが「巻積雲」です。SNS上では「きれい」「暑い中でも秋の気配」「うろこ雲を見たら、もう秋かなって思う」などの声が上がっていますが、なぜ巻積雲が生じるのでしょうか。巻積雲が生じる理由や巻積雲が出た場合の天気の変化などについて、気象予報士のきりたんさんに聞きました。
巻積雲は小さな氷の粒でできている
Q.なぜ巻積雲ができるのでしょうか。
きりたんさん「巻積雲は魚のうろこのように見えることから、うろこ雲やいわし雲ともいわれている薄い雲で、基本的に白っぽく見えます。黒く見えることはなく、雨を降らせないのが特徴です。高いところにあるため、水ではなく小さな氷の粒でできています。このような形の雲がどうしてできるかというと、上空の空気の流れが上下方向に波打っているからです。
波が高くなっている上昇気流のところで雲ができて、波が低くなった下降気流のところで雲がなくなり、青空がのぞくというのを繰り返していった結果、巻積雲が出来上がります」
Q.巻積雲と見た目が似ている雲はありますか。
きりたんさん「巻積雲と似ている雲には、発生の仕方がほぼ同じ高積雲というものがあります。高積雲はより大きくて分厚めです。雲に厚みがある分、太陽の光が通りにくくなるため、高積雲は灰色っぽく見えます。巻積雲ができる高さは5~13キロくらいである一方、高積雲ができるのは2~7キロと少し低いところです。高さが違うので、より高くて大気が冷えているところにできる巻積雲は氷の粒でできていて、低いところにできる高積雲は小さな水滴でできているという特徴があります」
Q.巻積雲が発生すると、天気はどのように変化する傾向にあるのでしょうか。
きりたんさん「雲は前線が近づくとだんだん分厚くなります。最初は巻雲や筋状の雲、ハロなどが見えていたところから、巻積雲、そして高積雲が見えてきて、だんだん空が雲に覆われて最後に雨が降るという仕組みです。そのため、巻積雲が見えたら天気が崩れてくるのだろうという想像がつきます。
雲が増えてきたと思ったら、空を見上げてどのような雲が出ているかを確認し、あとどのくらいで天気が崩れてくるのか見当をつけると良いでしょう。また、天気予報をチェックする一つの指標にするのもよいと思います。翌日以降に雨が降らないか天気予報を確認し、傘を持っていくか、洗濯物をどうするかなどの判断に役立てるのがお勧めです」
オトナンサー編集部
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