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潜水艦はどう調理をしている? 火は絶対NGって!? それでも潜水艦の料理が一番おいしいワケ

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  • 乗りものニュース
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数か月単位で密閉空間の中にいる状態で航海に出る潜水艦。窓も全くない空間で、一体どうやって乗組員はご飯を調理して食べているのでしょうか。

火を使うと…死ぬかも?

 乗組員が数か月単位で陸に上がることがないこともある軍艦、その中でも潜水艦は密閉空間で多くの人々が長い間任務をこなさなければなりません。ここでふと疑問が、潜水艦で調理はどうやってやるのかという謎です。

Large 230707 sk 01海上自衛隊の潜水艦(画像:海上自衛隊)。

 まず前提として、潜水艦ではガスコンロなど、火を使った調理器具で料理はできません。特に潜航中は、酸素も限られたものになるため酸素を使う火は使えないのです。ではなにを使うかというと、今では、タワーマンションや新築物件でお馴染みとなっている、電気の力を使って昔から調理しています、つまり潜水艦はオール電化な船なのです。

 100年前の第1次世界大戦で本格的に運用され始めた潜水艦は、誕生以来、電力と密接に関わってきました。そもそも、原子力潜水艦以外の、通常動力で動く潜水艦は、基本的に浮上時にディーゼルエンジンを利用して発電した電力を電池に溜め、その力を潜航時の動力として利用します。発電効率や電池の持続力は時代によって違いますが、潜航しての潜伏任務や戦闘時以外はその電力を調理器具に割ける余裕があるため、鍋で煮る、蒸し器で蒸す、オーブンで焼くなど、様々な調理が可能になっています。

 第2次世界大戦中の旧日本海軍の潜水艦では炊飯、煮る、焼くがすべて1台で可能な「電気烹炊器(ほうすいき)」というものが使われていたそうです。当時の家庭にはまだガスコンロもそこまで普及していない時代です。乗組員にとっては未来の調理器具に映ったかもしれません。

潜水艦のご飯が軍内で一番美味しいと言われる理由は?

 冷蔵庫なども第2次世界大戦当時から完備されていたそうですが、日本の潜水艦のものは貧弱だったので生鮮食品は出港から10日程度しか保存できなかったという、当時の人の証言もあります。なお、アメリカの潜水艦は、大戦中に居住性が最も良かったとされており、アイスクリーム製造機も入っていたと言われています。

Large 230707 sk 02潜水艦「せいりゅう」のカレー調理風景(画像:海上自衛隊)。

 昔は加熱に電熱線を使う電気ヒーターが主流だったそうですが、現在はIHヒーターを使用しています。さらに、昔は潜水艦の電池から供給している関係で直流電源しか使えないことから、それに対応した専用の調理器具が必要でしたが、現在は一般家庭で使う交流電源を使えるようになっており、市販の調理器具を使用することも可能となっています。

 ちなみに陸海空の自衛隊で、海上自衛隊の料理が最も美味しく、特に潜水艦のカレーは自衛隊で一番とも言われています。潜水艦の料理が美味しいというのは、実は昔から万国共通で、なぜかといえば、長期にわたり窓もない狭い密閉空間で大勢が生活するという多大なストレスがかかる現場のため、「せめてご飯だけでもちゃんとしたものを」という精いっぱいの配慮からです。ひとりあたりの食費の額も世界的に、軍隊の中で潜水艦乗りが一番高くなっています。

 とはいえ長期の航海となると、冷蔵・冷凍設備が艦内に充実した現在においても、目的地に着く前に生鮮食品を使い切ってしまうそうで、航海の終盤には冷凍食品や缶詰がメインになるそうです。

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