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「付き合っている頃は優しかった」「結婚前の夫に戻ってほしい」…“釣った魚にエサをやらない”夫に振り回される妻たち

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  • オトナンサー
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結婚した途端、冷淡に…?
結婚した途端、冷淡に…?

 未婚男女がマッチングアプリではなく、リアルで出会いを求めて集う場所が日本各地に存在します。都内ならば恵比寿横丁、上野アメ横、虎ノ門横丁などが人気です。銀座コリドー街も少し前まで熱気でムンムンでした。

 恋愛では、男性から女性にアプローチするパターンが今の時代も多数派かと思いきや、女性が虎視眈々(たんたん)と男性を見定め、恋愛ターゲットに近づくケースももちろんあります。

 婚姻数が減る昨今、恋人探しが最初の一歩なのでどんどん動いてほしいと思います。リクルートブライダル総研の調べで「恋人がいない人は7割」という文字が踊ったのは覚えていますが、結婚の有無は考えずとも「彼氏欲しい」「彼女欲しい」の気持ちは男女とも渦巻いている……と信じたいです。

 さて、この“恋人探し”、狙った相手と付き合うためにあの手この手を尽くす恋愛強者は一定数います。その後、その相手とサスティナブルな愛を貫くのが理想形ですが、そうはいかないのが、恋愛と同軸に並ぶ結婚の難しいところ。

「手に入れた獲物にエサをやらない」とでも言いましょうか。せっかくうまくいった相手を思いやらなくなる人がいるのです。

 私の運営する夫婦仲相談所でも、「結婚生活がうまくいかない。夫は、付き合っている頃は優しかった」「妻が、結婚してから性格が悪くなった。見誤った」という類の言葉が後を絶ちません。なお、私は過去の著書でも「釣った魚にエサをやらない理論」を書いたことがあります。

目標のために尽くす男性は、結婚しても尽力してくれるとは限らない

 バブルの頃の男女関係が、まさに「釣った魚理論」を説明するにはバッチリ当てはまります。

「アッシーくん」「メッシーくん」「ミツグくん」「保険くん」「キープくん」「ベンリーくん」……果ては家電機器の配線をつないでくれる「コードくん」という男性も登場しました。何らかの下心を持つ男性が、女性にいいところを見せたいがために行っている様子を分類して名付けたものです。今のZ世代が聞いたらビックリするような時代が、実際にあったのです。

 足代わりに使われたり、食事をおごったり、機器の配線だけで呼び出されたりしても、男性たちは(もちろん全男性ではありませんが)女性にアプローチし続けました。目標は「彼女を手に入れること」ですから。

 しかし! 目標を達成して結婚したらどうなるでしょうか。妻の足になることも、ご飯をおごることも、コードをつなぐことすらしなくなってしまう夫が存在しました(「男は外で稼げばそれでよし」という風潮もありましたが)。ここまで過激でなくとも、付き合ったり結婚したりした後、冷淡になる男性は現代にも確実にいます。

 男性が「理想の妻をゲットする」という目標達成にまい進し、その目標を果たしたら熱量は下がる。一方、愛を以前ほど与えられなくなった女性も結婚、出産、仕事と育児両立で生活を続けなくてはなりませんから、不満を持ちながらも日々を送っていくことになります。それが、「付き合っている頃の優しい夫に戻ってほしい」発言の理由です。

結婚後も努力し続ける女性には2つの理由がある

 では、女性側が頑張って、理想の男性を振り向かせて結婚した場合はどうでしょう。パートナーに小言を言わず、家事も得意で、爪の先にまで気を配り、笑顔を絶やさず良き妻になることを約束するような振る舞いをみせた女性は結婚後、「釣った魚理論」で悪妻に豹変(ひょうへん)するのでしょうか?

 私が今までお話を聞いた女性は、結婚後も努力を怠らず、向上心旺盛な人がほとんどです。それには2つの理由があると考えます。

 1つ目の理由は、女性側がそこまで自分磨きをし、努力によって手に入れる男性は多くの場合、ある程度の生活レベルを維持できる「生き抜く力が強い」タイプで、そのような男性たちは女性にモテるからです。結婚を維持するための努力を怠ると、すぐに他の女性に夫を奪われてしまう可能性が高い。奪われるまでいかなくとも、「SNSで浮気発覚」は日々起こっています。女性側が努力をすることは、自分の生活を守るためでもあります。

 2つ目の理由は、「私が選択した男性にずっと自分を愛し続けてほしい」という自分への確信からくるものです。自分の結婚観に対する自信があり、選択は間違っていないと思っている……こういった女性の自己肯定感はもちろん強いです。反面、自分に厳しく己を律することができます。常に理想の自分でありたいと願い、努力を惜しまないのです。そのため、結婚後も夫のため、家族のためにフルコミットできますが、それが重いと男性が離れていくケースもあります。

 優紀さん(45歳、仮名)は、以前の上司だった正樹さん(53歳、仮名)が既婚者のときに一目ぼれ。理想の男性だと信じます。そしてアプローチし、仲良くなることに成功します。

 自分がどんなに妻としてふさわしいかをアピールし、3年かけて妻と離婚してもらい、ついに結婚。痛風持ちの夫のために料理教室に通って毎日食事に気を配り、家事全般を進んで行い、子どもの世話も一手に引き受け、快適な生活を夫に提供しました。

 しかし結婚5年目、夫の浮気が発覚します。正樹さんから「自分のことをすべて管理されているようで、ずっと息苦しかった」と言われたそうです。優紀さんは浮気に憤ることもなく、「自分が悪かったところは改めるから、これからも一緒にいてほしい」と頼みました。夫は「ジコチューなやつだ」と、それを受け入れず家を出てしまい現在、離婚調停中です。前妻の呪いなのか、はたまた不倫の制裁なのか、努力はしたのに悲しい結末となりました。

 男女問わず、努力して理想の相手と結ばれた人々は、自分の満足のために行動しているケースがあります。人は、まず自分を愛さなければ他者を愛することはできないといいますが、自分を愛することが過度に自己中心的なものであったとき、バランスが崩れてしまうのではないでしょうか。

「私の幸せのためにあなたを大事にする」という心理が見え隠れしている人もいれば、もちろん「釣った魚(というと品がない言い方に聞こえますが、比喩として)=努力して結ばれた相手」を生涯大切にするカップルもいます。

 互いが自立し、自分の幸せだけをピックアップしないこと。努力して結ばれた相手だからこそ、長続きする努力もしなければもったいない、もったいない。そう思います。

「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美

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