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専門家が「ブラックフライデー」に警鐘! 盛り上がりの裏に潜む、本物そっくり「偽サイト」の見抜き方

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ブラックフライデーには危険が潜んでいる…?
ブラックフライデーには危険が潜んでいる…?

 11月の終わりから12月初めに開催される「ブラックフライデー」や「サイバーマンデー」セールは近年、海外のみならず日本国内でも注目されています。

 実際、くふうカンパニーグループ(東京都港区)が運営する「くふう生活者総合研究所」が行った調査によると、日本人の間で「ブラックフライデー」の認知度は驚異の95.5%に達しているといいます。また、同グループのチラシ・買い物情報サービス「トクバイ」の調査結果(2024年)からは、ブラックフライデーに参加する消費者の平均予算が「1万4911円」であることが明らかになっています。

 これだけの認知度と消費行動が確認される背景には、消費者の購買意欲だけでなく、詐欺を狙う犯罪者たちも潜んでいるのです。

犯罪者の新たな戦略…現代の詐欺サイトの手口は

 生成AI(人工知能)が急速に進化したことで、商品ページやカスタマーサポートの自動生成がより簡単になりました。AIによって生み出される自然な文章と、地下経済で取引される完成されたオンラインショップのひな形や個人情報窃盗モジュールにより、偽サイト作成が安易になっているのも事実です。このような環境下では、従来の素人っぽい詐欺サイトとは一線を画す、まるで本物と見分けがつかないような偽サイトが次々と出現しています。

 こうした状況について、サイバーセキュリティーの専門家であり、NordVPN(オランダ)の最高技術責任者を務めるマリユス・ブリエディスさんは「今や偽サイトは見た目にも信頼性が感じられ、本物と同じような安心感をユーザーに与えています」と述べています。これにより、利用者が偽サイトだと気付かずにアクセスし、クレジットカード情報や個人情報を安易に入力してしまうケースが後を絶ちません。

 2024年にNordVPNが行った調査によると、犯罪活動とともに偽サイトを訪れる利用者数も増加傾向にあることが分かっています。具体的には、10月の利用者の偽サイト訪問試行回数は、9月と比較して35%増加しており、ブラックフライデーやサイバーマンデーのショッピングが近づくにつれて、この数字はさらに上昇しているのです。

 詐欺サイトが用いる手法は多岐にわたります。以下に手口の例をまとめました。

【ブランドや決済サービスの偽装】

犯罪者は有名ショップや決済ブランドになりすまし、公式サイトにそっくりな偽のドメインを登録。「フラッシュセール」「期間限定オファー」などを広告やSNSメッセージで流し、利用者を誘導します。

【支払い後の商品の未発送や情報窃盗】

偽サイトでは、実際に支払いを受け付けた後に商品が届かないケースや、名前、住所、クレジットカード情報を盗み取る設計が施されています。高度なものでは、ユーザーのCookie(クッキー)やセッショントークンを取得し、二段階認証をも突破する手口も存在します。

安全なショッピングのために…見抜くためのサイン

 決してだまされないためにも、ブラックフライデー期間中は次のポイントを踏まえて偽サイトを見抜きながら、対策をしっかりと行いましょう。

【URLのチェック】

URLが正しいか、ドメイン名に誤字や不自然なサブドメインが付いていないかを確認しましょう。公式サイトであれば、明確なドメインが使われています。

【支払い方法の偏り】

銀行振込、ギフトカード、暗号通貨など、限られた決済手段しか提示されないサイトは疑ってかかるべきです。正規のオンラインショップでは、クレジットカードや信頼できる決済サービスが基本となっています。

【サイト情報の充実度】

返品・返金ポリシー、発送情報、実在する住所や連絡先の明示は、信頼性を判断する上で重要です。また、画像の質や価格表記、文章表現に不自然な点が見受けられる場合も、偽サイトのサインといえます。

 そして、安全にオンラインショッピングを楽しむためにはどうすればいいのか――。具体的な方法を、以下に紹介します。

【公式サイトへの直接アクセス】

広告やSNSのリンクを無闇にクリックするのではなく、ブランド名や店舗名で検索し、公式サイトから直接アクセスする習慣をつけましょう。

【口コミのチェック】

ショップ名と「口コミ」「レビュー」などのワードで検索し、実際の利用者の声や取引履歴を確認することで、不審なサイトかどうかを見極める材料となります。

【安全な決済手段の利用】

クレジットカードや確かな決済サービスを使い、万が一の不正利用時にチャージバックが可能な方法を選びましょう。また、多要素認証(MFA)を各種アカウントに設定し、セキュリティーを強化することも必要です。

【セキュリティーツールの導入】

悪質なドメインを自動ブロックするツールを活用することで、危険なサイトへの接続リスクを減らせます。さらに、定期的にCookieの削除やパスワードの更新を行うのもおすすめです。

 ブラックフライデーとサイバーマンデーは、消費者にとって魅力的なショッピングイベントですが、その裏には巧妙な詐欺が潜んでいます。「商品を購入する前に、まずは売り手をしっかりと確認してください」と、ブリエディスさんは語ります。「偽ショップの多くは、とにかく急いで買うことを迫ってきます。焦らされても、落ち着いて判断しましょう」。

 利用者の一人一人が、公式情報の検証やセキュリティー対策を怠らず、賢明な購買行動を心がけることが、被害を最小限に抑える最も有効な方法です。今年のブラックフライデーも、記事内で紹介したポイントを参考に、安全で楽しいショッピング体験を実現してください。

オトナンサー編集部

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