つい「満腹」になるまで食べてしまう…肥満、糖尿病以外のリスクも 内科医に聞く“食べ過ぎ防ぐコツ”
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秋は「食欲の秋」と呼ばれており、さまざまな野菜や果物が旬を迎えます。つい食べ過ぎてしまい、体重が増えたり、おなかを壊したりしてしまった経験がある人は多いと思います。
毎食、満腹になるまで食べ続けた場合、どのような健康リスクが生じるのでしょうか。また、たくさん食べることで胃が大きくなることはあるのでしょうか。食事の注意点や食べ過ぎを防ぐコツなどについて、「eatLIFEクリニック」(横浜市旭区)院長で、内科医・糖尿病専門医の市原由美江さんが解説します。
逆流性食道炎を誘発するケースも
毎食、満腹になるまで食べ続けると体に悪影響を及ぼします。カロリー過多になることが多く、肥満につながるほか、糖尿病や脂質異常症、高血圧などの生活習慣病になる可能性も高くなります。また、満腹の状態では胃酸が食道に逆流しやすくなり、逆流性食道炎を誘発することも考えられます。
食べ物がおいしいと箸が止まらないことがありますが、これは自然なことです。好きな食べ物の場合は、空腹でなくても、あるいは満腹になっても食べてしまうことがありますが、これは単純に偽物の食欲で嗜好(しこう)の癖です。おいしいものを食べると、脳内で「β-エンドルフィン」というホルモンが分泌され、それにより「ドーパミン」(食欲を引き起こすホルモン)が刺激されて食欲が増します。
食事の量は、世間でも言われているように「腹八分目」が理想的です。「もう少し食べられるけどやめておこう」といった感じのときに食事を終えた方がいいでしょう。また、食事開始から20分ほど経過すると食欲抑制ホルモンの「レプチン」が分泌されるため、ゆっくりとよくかんで食べることも大切です。
特に学生時代にスポーツ系の部活動に所属し、たくさん食べる習慣が身に付いたまま社会人になった人は、なるべく、若いうちから「腹八分目」の食事を心掛けましょう。社会人になってから運動することがなければ、消費エネルギーは減ります。また、年を取るごとに基礎代謝も減っていくため、学生時代と同じ食生活をしていたら確実に太ります。
注意点ですが、糖質をある程度摂取した方が食欲が抑制されるため、食べ過ぎを防ぐことを重視する場合には、糖質制限を避けてください。
ところで、「食べる量が増えると胃袋が大きくなる」と聞いたことがある人は多いとは思いますが、胃は食べ物が入ったときに伸びて大きくなり、食べ物の消化が終わると小さくなります。つまり、食べ物の摂取と消化に合わせて伸縮するだけで、胃そのものが大きくなることはありません。
例えば、大食いの人は胃の伸縮の程度が大きく、食べ物が腸に移動する時間も短いことが多いです。力士の人たちも胃が伸びる程度については多少鍛えられるでしょうが、やはり、胃そのものは大きくはなりません。何度も強調しますが、食事の際は腹八分目を心掛けるとともに適度に運動しましょう。
オトナンサー編集部
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