教育資金を準備するときに知っておきたい!奨学金・教育ローン・学資保険の違い
- マイナビウーマン |

大学進学にはお金がかかるってわかってはいるけど……どうやって準備すればいい?
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『教育費と奨学金の基本と仕組みがよ~くわかる本』(秀和システム)では、幼児期から大学卒業までにかかる費用の目安や、教育資金の準備方法、そして奨学金の種類や申請のポイントまで、図や表を交えてわかりやすく解説しています。
今回は、教育ローンと奨学金の違い、学資保険の特徴について、一部抜粋してご紹介します。
教育ローンと奨学金の違い
ここでは、教育ローンについて説明していきます。奨学金と教育ローンは、何がどのように違うのか、述べていきます。
奨学金は学生、教育ローンは保護者
日本学生支援機構の奨学金をはじめ、民間の団体や大学独自の奨学金は、学生が利用するものです。
学生本人が大学等に進学するにあたり、奨学金を利用して、授業料や生活費に充てています。
では、教育ローンはどうでしょう。
教育ローンは、原則、借りた翌月から返済が始まる以上、返済能力のある人が債務者となります。学生は、アルバイトをしているかもしれませんが、教育ローンの債務者にはなれません。
教育ローンは、保護者がその子弟のために、金融機関からお金を借りるもので、学生ではなく、保護者が債務者となります。
借りたお金の入金方法も違う
日本学生支援機構の貸与型・給付型奨学金は、毎月一定金額が、学生の銀行口座に入金となります。
このほか、民間の団体の奨学金も、毎月一定金額が振り込まれるものが多くあります。
教育ローンは、毎月、一定金額が振り込まれるのではなく、まとまった金額が一括で保護者の銀行口座に入金となります。
つまり、奨学金は原則、数万円の一定金額が学生の銀行口座に毎月入金となりますが、教育ローンは、数十~数百万円のお金が、一括で、保護者の銀行口座に入金となります。
【!】債務者とは、借りたお金を返済する義務のある人のことです。
奨学金と教育ローンは、どう違う?
学資保険の特徴を把握しておこう
教育資金を貯める方法として頭に思い浮かぶのが学資保険。貯蓄機能を備えた生命保険です。貯金をするだけでもよさそうですが、なぜ、生命保険なのでしょうか。
学費を長期的に積み立て
大学や短期大学、専門学校に進学するとなれば、多額のお金が必要となります。
こうしたお金は、すぐに貯まるものではないため、長い期間をかけて、少しずつ貯めていくことが望ましいです。
例えば、子どもが生まれて、大学に進学するまで毎月5千円を積み立てると、18年間で108万円が貯まります。毎月1万円ならば200万円超となります。
学資保険には、保険の機能がある
学費を貯めるために、銀行の預金で積み立てをするのもいいですが、かんぽ生命や生命保険会社が取り扱う「学資保険」を検討されてはどうでしょう。
学資保険は、銀行の積み立て同様、毎月、数千~数万円の保険料を支払います。
保険料を毎月支払い、大学進学時に、その保険料の合計額に配当を加えた満期保険金を受け取ることができます。
学資保険の最大の特徴は、大学進学時までに保険料を支払う保護者に万一のことがあった場合、それ以降の保険料の支払いは免除され、かつ、当初予定された満期保険金を満額受け取れることです。
保護者が死亡などの事態があっても、子どもの進学資金を確保できるのが、学資保険の利点です。
【!】学資保険は途中で解約をすると、支払った金額より受け取る金額が少ないことも。
積立貯金と学資保険について
コラム:入学時にかかる費用の地方格差
子どもの大学進学に備えて学資保険に加入する際、満期時の保険金をいくらにするのか、地域による格差を感じます。
私は全国の高校に進学費用についての講演に行きますが、地域によって事情が異なることを感じます。
私自身は奈良県出身ですが、大阪や京都など自宅から2時間以内で通える大学が複数ありました。一浪後、私立大学に進学しましたが、入学金と前期授業料等で、当時70万円ほどのお金を親が納めてくれた記憶があります。
そんな私も親となり、大阪府内に在住。子ども3人のうち、長男と次男が大学生となり、入学金や前期授業料を支払いましたが、文系学部ということもあり、それぞれ100万円でお釣りが来る金額でした。大阪府内に限らず、近畿圏内の通学範囲内に国公立・私立ともたくさんの大学の選択肢があり、その中から大学を選んで進学することが当然という考えがありました。
ところが、北陸や四国、九州などの高校に講演に行くと、その様相は大きく変わります。
地元には国公立大学があるが、学力が及ばない。かといって、進学したいと思える私立大学が地元にない。もしくは、自宅から通えるところにそもそも大学がない、というケースは珍しいことではありません。
そうすると、親元を離れ、首都圏や関西圏などの私立大学に進学することになるのですが、入学時の費用が、大学に収めるお金以外に、下宿の費用も必要となるため、到底100万円では足りません。地方の高校で保護者や先生方と話をしていると、学資保険の満期金額を150~200万円に設定している家庭も多いと聞きます。
一人一人に学資保険の満期金額を聞いたわけではありませんが、都市部の家庭に比べて、たくさんの準備をしている空気を感じます。しかも、地方は、最低賃金などは都市部に比べて低く、給料が決して高いとは言えない中で、親は子どものために貯金をしていることになります。
都市部は土地や住宅の価格などが高く、その負担も地方に比べて大きくなることから、どちらがいいとは一概には言えませんが、どのような事情があるにせよ、親は子どものために、必死に進学費用を確保しようとしていることを、今も昔も、都市部にも地方にも感じます。
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この続きは、是非書籍でご覧ください。
※本記事は、『図解入門ビジネス 最新 教育費と奨学金の基本と仕組みがよ~くわかる本』(著:石橋 知也/秀和システム)より抜粋・再編集して作成しました。
※記事内に出てくる調査結果や数字は、書籍発行時点での情報です。
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