どうせ読むならポイント貯めない?

日本有数の“危険な峠”=北海道の生命線!? 晴れれば絶景 冬は地獄のトラック街道「日勝峠」のヤバさとは

1,194 YOU
  • 乗りものニュース
  • |

道央と十勝を結んだ“生命線”

 北海道の道央地域と、農業の一大集積地である十勝地域との道路交通は、現在「道東自動車道」が、その多くを担っています。この道東道が、日高山系の山々を貫いたのは2007年10月で、さらに2011年10月には「夕張IC−占冠IC」が開通、道央と十勝が高速道路で結ばれることになりました。

Large figure1 gallery9峠の頂上にある「日勝トンネル」。現在のトンネルは1991年に開通した2代目。夏もしばしば濃霧に見舞われる(植村祐介撮影)

 しかしこの道央道の開通前、長きにわたり道央と十勝の交通を引き受けていた峠があります。それは「国道274号」の「日勝峠」です。

 国道274号は、札幌市東区から標茶町まで、北海道を東西に横断する国道で、そのルートはほぼ道東道と重なっています。ただ日高山系を越える区間では、道東道が多くのトンネルを組み合わせほぼ直線で結ぶのに対し、国道274号は夕張市から山の合間を縫うように標高を上げ、占冠村南部の山林地帯を進んでいきます。

 日高トンネルを越え、日高町に入ったあとは、小さな市街地のなかほどで直角に曲がり、再び標高を高めていきます。この日高町の市街地から約35km先にあるのが、日勝峠です。

 現在の国道274号は、日勝峠の頂上を「日勝トンネル」で抜け、その標高は1022m(清水町側坑口)です。ただ自然条件の厳しい北海道ゆえ、冬季の気象環境は本州の3000m級の山岳地域に匹敵します。本州では「麦草峠(長野県)」や「渋峠(群馬県−長野県)」、「金精峠(群馬県−栃木県)」など、標高2000m級の峠が冬季通行止めになることを考えると、日勝峠の冬季の状況がおわかりいただけるでしょう。

 しかし日勝峠は、道東道の開通まで、道央と十勝を結ぶ生命線でした。それゆえ、多大なコストと労力をかけても、冬季の維持管理を続け、交通を確保してきたのです。

 そして日勝峠はその標高から、早い時期に降雪に見舞われ、また春も遅い時期まで雪が残ります。国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所が公開する「北の道ナビ」の峠情報でも、日勝峠の雪の期間は「10月から5月」と、一年の半分以上を占めています。冬は吹雪で、夏は濃霧でしばしば視界を奪われ交通事故も多発する難所を、多くのトラックが行き来していたのです。いまではその台数は減りましたが、トラック輸送における主要ルートのひとつであることは変わりません。

実際に走ってみた! 日高町側は走りやすい道

 そんな日勝峠ですが、初夏から秋にかけては、北海道らしい雄大な自然を味わえる、心地よいワインディングのドライブコースとしても知られています。今回、日高町から清水町まで、実際にドライブする機会を得たので、その模様をご案内しましょう。

Large figure2 gallery10国道274号の日勝峠区間では「覆道」がたびたび登場する。一部は幅員が狭くなっているので通行には注意が必要だ(植村祐介撮影)

 日高町の市街地から国道274号を東に進むと、路肩が広く、歩道との段差が小さい、“北海道の国道”らしい道路が続きます。3kmほど走り、右手に沙流川が近づいてきたあたりで歩道はなくなり、道路は深い緑の森に分け入っていきます。ただこのあたりの道路はひたすらフラットで、ゆるいカーブがときどき出てくるくらいです。

 蛇行する沙流川と左右の位置関係を変えながらさらに進むと、徐々に山々が近づいてきます。道路が山肌を削る部分では、ところどころで鉄骨の覆道にガードされ、「清見トンネル」「鹿鳴トンネル」など、よりよい線形を求め作られたトンネルが続きます。

 じつはこの区間は2016年の台風7号、11号、9号で大きな被害を受け、土砂崩れ、沙流川の増水での落橋、路肩崩落などで通行止めとなり、復旧に約14か月を要しました。そうした背景から、災害に強い道を目指し、いまも改良が進められています。

 さらにその先、鹿鳴橋を渡るあたりからが、本格的な峠道のはじまりです。といっても日高町側は上り傾斜も緩やかで、走りやすい道です。登坂車線も何か所かに設けられているので、遅いクルマで車列が数珠つなぎになることもありません。

 ただここで特徴的なのは、センターライン部分にガードレールによる中央分離帯が設けられている区間がたびたび現れることです。日勝峠は冬季の凍結によるスリップ事故が少なくありません。こうした中央分離帯は、スリップしたクルマが対向車線に飛び出すことによる多重事故を防ぐためのもので、冬季の交通状況の厳しさがうかがえます。

トンネルを抜けると絶景! でも油断は禁物

 国道274号は、峠の手前で大きく右にカーブし、沙流川と別れたのちに日勝トンネルに入ります。そしてこのトンネルを抜けると、景色は一変します。

Large figure3 gallery11日勝峠をはさみ異常気象時に通行止めとなる区間は33.3kmで、日高町から清水町の間の人家のないエリアほぼ全域となる(植村祐介撮影)

 日高町側では谷筋を走っていた国道274号は、清水町側では開けた斜面に大きなカーブを描きながら、十勝平野を目指して下りていきます。晴れていれば、その展望は圧巻です。

 日勝トンネルと道東道の「十勝清水IC」までは約17kmですが、この間の標高差は約800mと、かなりの急勾配です。この清水町側にも各所に中央分離帯が設けられていますが、回り込む形状のカーブが多いことから、冬季はできるだけ慎重に下っていく必要がありそうです。初夏から秋に晴れていれば、ただただ気持ちのいい道ですが、速度の出し過ぎには注意しましょう。

 なおこの下りの途中にある「日勝峠展望台」「日勝峠十勝平野展望台」は、北海道の広い空と眼下に広がる十勝平野を満喫できるスポットです。

 夕張市から清水町まで、道東道ならわずか1時間ほどの道のりです。ただ国道274号で日勝峠を回れば、約45分ほどの寄り道で、北海道の自然、そして厳しい自然と闘ってきた道路、そしてドライバーたちの歴史の一端を知ることができます。

実は損している?

ニュースを読んでポイントが貯まるサービスがあるのを知っていますか?ポイントサイトのECナビでは好きなニュースを読んでポイントを貯めることができるのです。(※ECナビはPeXの姉妹サイトです。)今日読んだニュースが実はお小遣いになるとしたら、ちょっと嬉しいですよね。

ポイントの貯め方はニュースを読む以外にも、アンケート回答や日々のネットショッピングなど多数あるので、好きな貯め方でOK!無料で登録できてすぐに利用できます。貯まったポイントはPeXを通じて現金やAmazonギフトカードなどに交換できます。

運営実績も15年以上!700万人以上の方がポイントを貯めています。毎日好きなニュースを読んでお小遣いを貯めてみませんか?

YOUの気持ち聞かせてよ!

いいね いいね
ムカムカ ムカムカ
悲しい 悲しい
ふ〜ん ふ〜ん
NEWS一覧へ

ポイント ポイント獲得の流れ

ポイント獲得の流れ

ポイント ルール・注意事項

ポイント獲得!!