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長岡駅の新幹線乗り場に「奇妙極めしスペース」なぜ? 背後にあった“田中角栄の壮大な計画”

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長岡駅の新幹線乗り場にある謎のスペース。実はこの場所、とある計画のために整備されたものでした。

幻の10番線! そのルーツとは

 JR長岡駅といえば、日本三大花火大会の一つ「長岡まつり大花火大会」を見物する際に利用した経験のある方もいるかもしれません。実はこの駅の新幹線ホームには、レールも何も敷かれていない謎の空間があります。この場所は“幻の10番線”と呼ばれています。

Large figure1 gallery2長岡駅のイメージ(画像:写真AC)。

 現在の長岡駅には、新潟方面行きの11番線と東京方面行きの12番線という新幹線ホームがあります。問題の謎のスペースは、新潟行きの11番線ホームの反対側に位置しています。

 一見すると、いつでもレールを敷けば新幹線が乗り入れ可能に見えるこのスペース。実は、本当に新幹線を走らせるために作られたものでした。この構想を抱いていたのは、故・田中角栄元首相です。

 田中元首相は、長岡—柏崎—直江津を結ぶ新幹線の整備を構想していました。

 この構想は田中元首相の「執念の目標」とも言えるもので、1972年末に行われた第33回衆議院議員選挙の際には、長岡—柏崎—直江津間を北陸新幹線で結ぶことを宣言していました。

 1990年代にはその実現可能性について本格的な検討も行われましたが、莫大な建設費がかかることや、費用対効果が不透明であったことから、計画は断念されました。

 その後、30年以上にわたりこのスペースは使われることなく残されてきましたが、近年、新潟県は新たな新幹線構想の一環として、長岡—直江津間を結ぶ特急の可能性について調査を開始しています。

 その調査が、2024年度に新潟県が実施した「高速鉄道ネットワークのあり方に係る調査」です。この中で、最も費用便益比が高いとされたのが、北陸新幹線・上越妙高駅から、えちごトキめき鉄道およびJR信越本線を“ミニ新幹線化”するというプランでした。

 このプランは、長岡駅から上越新幹線を経由し、新潟駅まで直通運転を行うというもの。新幹線2路線と在来線をまたぐ“ミニ新幹線”の導入は、全国的にも前例がありません。

 上越妙高駅と長岡駅には、それぞれ新幹線と在来線を接続する「アプローチ線」を整備し、信越本線の犀潟(さいがた)—宮内間(約63km)には新幹線と同じ標準軌の単線を新設して“単線並列化”します。また、トキめき鉄道線や信越本線の他路線が乗り入れる区間では、新幹線と在来線の両車両が走行できる“三線軌条化”が計画されています。

 整備区間内の停車駅は、上越妙高、直江津、柏崎、長岡の4駅とされており、これは田中元首相がかつて描いた構想に近いものとなっています。

 直近の2024年10月に行われた衆議院議員選挙では、田中角栄を首相にまで押し上げた自由民主党が新潟県内の全選挙区で敗北し、かつての“自民王国・新潟”は崩壊しました。しかし、田中角栄の執念とも言える鉄道構想は、今もなお形を変えて生き続けているようです。幻の10番線が、いつの日か本当に“幻ではなくなる”日が来るかもしれません。

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