アイドルから接客、マーケティングへ。今を精一杯生きる女性の“毎日元気に働くための原動力”とは
- マイナビウーマン |

取材・文:ミクニシオリ
撮影:渡会春加
編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部
現代を生きる私たちの未来は、日々不透明です。自分のキャリアやライフステージの変化など、必ずしも自分で手綱を握りながら行動できないこともあるかもしれません。
「それでも、今を精一杯生きることが大切」
そう話してくれたのは、インフルエンサーマーケティング事業を手がける株式会社トリドリ(以下、toridori)で、デジタルマーケティングを担当している尾登明日香(おのぼりあすか)さん。
彼女自身、少し変わったキャリアを形成してきた女性でもあります。「自分が今の仕事をしている姿は、10年前には想像できていなかった」と語る彼女の働き方から見えてきたのは、自分の置かれた環境で「好き」の力を大きくしていく方法でした。
■アイドル、接客業と“人との関わり”を重視して積み上げてきたキャリア
――尾登さんのキャリアは「ちょっと特殊」だとお伺いしているのですが……これまでのキャリアを教えていただいてもよろしいでしょうか?
実は、私の最初のキャリアは“アイドル”だったんです。高校生の時にアイドル活動を始めて、アルバイトをしながら夢を追いかけていました。
――アイドル! たしかに、少し特別なキャリアのスタートですね。
だけど年齢を重ねるにつれて、自分はもしかしたら、表に立つ人たちのサポートをする方が向いているのではないか、と考えるようになっていきました。
――アイドルのサポートというと、マネージャー業務や、イベント会社などが思いつきますね。
私も最初はそう思ったのですが……マネージャーもイベント運営も、かなりの体力が必要なので、本当にその道でいいのかと悩んでいました。アイドルとして活動していた時には、ファンの皆さんとの交流が一番のやりがいになっていたので、一度は接客の道に進むことを決めました。しかし、お世話になっていたお店が数年後に閉店することになり、22歳の時に転職活動をすることにしました。
――若いうちから色々なご経験をされたんですね。転職活動では、どのような業界を見ていたんですか?
接客の仕事もすごく楽しかったのですが、自分の中にあったエンタメ業界に携わりたいという気持ちがどうしても捨てきれなかったんです。そこで、業界研究を進める中で見つけたのが、toridoriが展開するインフルエンサーマーケティング事業でした。アイドルとは違うプラットフォームで、みんなを元気にしているインフルエンサーたちとの関わりなら、自分の強みを活かせるのではないかと考えました。
■「みんなを笑顔にする」ことが、毎日元気に働く原動力
――実際に、toridoriに入社してからの仕事内容を教えてください。
最初は、プロモーション事業部でtoridoriに関わってくれるインフルエンサーさんたちやプロジェクトを管理する仕事をしていました。インフルエンサーの中には自分より若い子や高校生もいて、プライベートまで親身に相談に乗れる関係値を築けたのが嬉しかったです。
現在はグループ会社である株式会社OverFlow(以下、OverFlow)に出向し、プランナーとして以前よりも規模の大きい広告案件に携わっています。
――インフルエンサーマーケティングというと、エンタメよりも広告業に近い仕事も多いと思うのですが、入社後の仕事にギャップはありませんでしたか?
フリーランスとして活動するインフルエンサーさんも多く、仕事の進め方など自分とは違う価値観に触れることが多かったので、最初はかなり悩みました。でも、プロジェクトやタスクの管理など自分に向いている仕事も多かったので、今日まで楽しく働くことができています。
――その時ぶつかった壁は、どのように乗り越えたのでしょうか。
上司や周りのメンバーのアドバイスをきちんと受け止めることで、トラブルを解決・回避できることが多いと今も思っています。当たり前のことだと感じる人もいるかもしれませんが、「相手の立場に立って考える」とか「相手に合わせてコミュニケーションの方法を変える」とか、意識して行動するだけでどんどん仕事しやすくなっていきました。
――インフルエンサーさんたちとのやりとりと聞くと、一般の会社とは違う業務も多く発生しそうなイメージもあるのですが……現在の働き方についても教えていただ
けますか?
toridoriやOverFlowでは、インフルエンサーさんたちの撮影に同行する機会はあまりないのですが、月に1回ほどタレントさんの撮影に同行する機会があるので、その時は朝早くから夜遅くまでスタジオにいて、撮影サポートをしたり、隅っこで通常業務を行っていたりします。それ以外は一般的な会社員のみなさんと同じように働いていると思います。出社日は会議に出席しているか、企画書を作っていることが多いですね。あと、うちの会社はリモートワークしている人も多いのですが、私はほぼ毎日出社しています。
――リモートワークよりも、出社を重視しているということでしょうか?
今の仕事が好きすぎるので、オンオフをつけるために出社することにしています。家で仕事していると仕事とプライベートの境目がなくなってしまって、気づくと1日中PCの前に座ってしまうんです……。
――そこまで仕事を“好き”と思えるのはすごいことですね。
toridoriもOverFlowも、やりたいと思ったことに自由に挑戦させてくれる社風なので、自分が成長していく実感があること、そして周囲に尊敬できる上司や同僚、後輩が多いことも大きいですね。特にグループ会社のOverFlowはベンチャー規模の少数精鋭チームなので、トップとの距離がとても近いんです。私は代表の町山のことをとても尊敬していますし、彼や周りのメンバーのためにもOverFlowをもっと大きくしたいと思っています。だからこそ「OverFlowでもっと高みを目指したい」という気持ちが日々の仕事の原動力につながっています。
――尾登さんは“好き”のパワーでぐんぐん前に進んでいける人なんですね。
もともとアイドルに憧れていたからというのもあるかもしれません。活動中も“好き”のパワーの大きさに私自身が背中を押してもらってきました。toridoriで働く中で「お金や自分の満足度のためより、人のために働きたい」という、キャリアの軸も発見できました。チームのメンバー、インフルエンサーさん、広告を出稿してくれる企業さん、上司……誰かに喜んでほしいという気持ちが、今の私が働く原動力です。
■未来を憂うより「今を全力で生きる」
――尾登さんは“好き”がキャリアの軸になっていると思うのですが、プライベートでも好きなモノ・コトに時間を割いているんですか?
「シルバニアファミリー」が大好きで、自宅やオフィスのデスクにコレクションしています。ポップアップや一番くじなど、イベントがある時には早朝から並びに行くこともあります。
――か、かわいい……! この子たちがデスクにいたら、たしかに癒やされそう。
仕事中はずっと集中力のスイッチがオンになっているので、プライベートはけっこう抜けていると思います。どちらかというとインドア派なので、1日中おうちの中で過ごす休日もあります。
――メリハリがあっていいですね。尾登さんは、自身の今後のキャリアについてはどう考えていますか?
正直、分からないとしか言いようがないとは思っています。今の仕事が大好きだし、メンバーたちも好きなので、なるべく長く続けたい……けれど忙しい業界ではあるので、自分のライフステージが変わった時には違う仕事をしているのかもしれない、とも思います。
――キャリアの先は、いい意味であまり考えていないということでしょうか。不安はありませんか?
私は「今を一生懸命生きる」ということを何よりも大切にしています。今の私が仕事に全力投球できるのは、今の自分が若くて、まだ体力があるから。この先、仕事に自分の全てを注ぐことができなくなる未来が来るかもしれない……だからこそ、今は目の前にある仕事を頑張りたいんです。
――今を一生懸命生きる……たしかに、とても大切なことですね。不安な気持ちが原動力となって行動するよりも、自信を持って人生を選択していくことができそうです。
体力はあるけど、社会人経験は少ないし、まだまだできないことがたくさんあります。だけど、自分の周囲には自分より仕事ができる、尊敬できる上司やメンバーたちがいる。この環境に感謝して、信じた道を突き進んでいきたいと思っています。
それと同時に、仕事より人生を充実させることが大切だとも思っています。いつか自分の人生を振り返った時に、いい人生だったと思えるように、今は選択肢をさらに広げるため、なんでも吸収していきたいです!
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