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海外を転々としながらワンオペで四男二女を育てたYouTuberママが明かす、夫の早期退職後に訪れた「夫婦最大の危機」

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  • マイナビウーマン
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登録者数27.5 万人超のYouTube チャンネル「LiaLico Channel」で海外での日常を配信するLialico Mama(りありこママ)ことラスコットエバンス美穂さん。

6人の子育て、そして「子育て期」後を自分らしく幸せに生きるヒントを綴った書籍『もういいじゃん、私が楽しめば。 夫は英国人、6人子持ちアラカン母のエッセイ』(KADOKAWA)をご紹介します。

「もういいじゃん、私が楽しめば。 夫は英国人、6人子持ちアラカン母のエッセイ」

30歳のときに英国人男性と結婚し、夫の転勤で6カ国を移住しながら4男2女の6人の子どもを産み育てた美穂さん。55歳で空の巣症候群になり、夫婦関係や更年期にも悩んだ58歳ごろまでの3年間を中心に、新しい幸せを見つけるまでを綴った著書から一部をお届けします。

ダディの早期退職と「24時間一緒」の日々

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そして、夫婦関係についても転機を迎えていました。

銀行の仕事に情熱を注ぎ、楽しんでいたダディでしたが、諸々の理由で2018年に早期退職をしました。仕事は楽しかったとはいえ、寂しい単身赴任をしていたマドリッドから、家族とやっと一緒になれるという期待を胸に、バルセロナの自宅に戻ってきました。

ダディは当時53歳でしたので、まだ退職するには若く、次の就職先があるだろうと探していた矢先に、世界を揺るがすコロナウイルスのパンデミックが発生し、スペインは世界でもいち早くロックダウンしてしまいました。そのため自粛期間が長く続き、職探しは難航。思いがけず、ダディと24時間一緒の日々が幕を開けたのです。

単身赴任中、平日の家事育児はすべて私がやってきていましたが、ダディが家に戻ってきてからも、そのバランスが劇的に変わることはありませんでした。家事育児の比重は相変わらず私のほうが重いままで、「やっと家族みんなで一緒に暮らせるようになった」といううれしさよりも「大変なのは全然変わらないじゃない?」という不満のほうが大きかったのが正直なところです。

離れているほうが「まあ仕方ないか」と諦めもつき、むしろ気にならないもの。でも一緒に暮らし始め、私が家事でバタバタしている横で、ダディがスマホを見ながらくつろいでいる様子を見るたび、イラッとしてしまうのです。この頃から私は「もっと手伝ってほしい」と思いながら、それをうまく伝えられず、心の中にモヤモヤを抱え続けていました。

一方、ダディのほうも、「美穂はいつも不機嫌で、YouTubeに忙しすぎて、散歩すら一緒に行ってくれない。テレビすら一緒に見ない」と、不満を募らせていました。ヨーロッパではパートナー文化があり、夫婦は一緒に行動するものという考えが強いことが背景にあります。

こうしてお互いの不満は、直接的に言葉にされることなく静かに積み重なり、やがて大きな溝を生み出していったのです。

コロナ禍の暮れ、夫婦最大の大げんか

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(撮影/Clémentine Laurent)

2022年の暮れ、世界中でコロナウイルスが猛威を振るっていました。家族が次々とコロナに感染。最後に私も感染しました。そしてちょうどその頃、お互いへの不満が一気に爆発して、今まで経験したことのない大げんかになったのです。

きっかけは、コロナにかかって寝込んだ私が夕食作りをダディに頼んで断られたこと。普段私は少々の病気になっても、少々熱があろうとも、当たり前に子どもたちのために食事を作ったり、買い物したりしていました。きっとダディは私のことを「不死身の母ちゃん」と思っていたのでしょう。

とはいえ、このときばかりは事情が違っていました。私はコロナでいつもより精神的に脆くなっていたため、「せめて一食ぐらい作ってほしい」というお願いを、きっぱりと断わられたことに対して、虚しさを通り越して悲しみに、そしてそれが怒りに変わって、激しい言い争いになりました。

そして、ちょうどその頃、YouTubeで料理をしながらダディに対して私が愚痴をこぼす動画に、思いもよらないほどたくさんの共感コメントをいただいていたことも引き金になりました。

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その動画とは、普段私がダディから「美穂は整理整頓ができない」「食事を作る時は片付けをしながらやって、支度ができたときにはキッチンはキレイになっているものだ」と指摘されていたことに対して、「お腹をすかせている6人の子どもの食事を一日3回作っていれば、絶対にできない現実離れした指摘!」「一年に数回、パスタかシチューを作るだけ、一日家にいて、私よりも時間のある人が言うのはおかしい」と、私が食事を作りながら、うっかり愚痴をこぼしてしまったものでした。

私と同年代が多い視聴者の皆さんは、ダディの指摘がいかに非現実的かを、たくさんの共感コメントで明らかにしてくれたのですが、いつも動画のコメントを念入りにチェックするダディは、このママたちのコメントに共感できませんでした。

言い争いはヒートアップしていき、「結婚して以来、美穂と一緒にいて楽しかったことは一度もない!」、こんな捨て台詞を吐いて、ダディが大晦日の寒い中、家を出ていってしまったのです。このときは、ダディが数時間で戻ってきて、翌朝謝まり、それ以上けんかが悪化することはなかったのですが、「もしかしたら、このままダディがもう帰ってこなくて、もう二度と一緒にいることはないんじゃないか?」という不安を抱きました。

そしてその不安は、あまり意識していなかっただけで、結婚した当初からあった気がしたのです。夫婦の行き違いが、コロナ禍を機に一気に噴き出したにすぎませんでした。

この大げんかを機に、夫婦関係を見直すべき時期にきていると気がつきました。私のYouTubeチャンネルでは、家族の日常を、少しだけキレイなバブルで包んで美化して皆さまにお届けしていますが、実際には、このような葛藤もあったのです。

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この続きは、是非書籍でご覧ください。

9784046072573

※本記事は、『もういいじゃん、私が楽しめば。 夫は英国人、6人子持ちアラカン母のエッセイ』著:Lialico Mama/KADOKAWAより抜粋・再編集して作成しました。

Lialico Mama(りありこママ)

ラスコットエバンス美穂/YouTubeチャンネル「LiaLico Channel」の動画配信クリエイター。

1966年広島県生まれ。アメリカのミネソタ大学を卒業後、東京で就職。30歳の時、英国人と結婚。夫の転勤などに伴い、6か国へ移住しながら、4男2女の6人の子どもを育ててきた。50歳の時、家族の日常を紹介する動画配信をスタートし、登録者数は27.5万人超(2025年3月現在)。バルセロナ在住。

YouTube:「Lialico Channel」
YouTube:「Lialico Mama’s Room 58歳6人子持ちだっていいじゃん」
Instagram:@leahrikophoto

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