「隠して食べる」ってどういうこと…広島県福山市の給食メニューになった“絶品”伝統料理「うずみ」って?
- オトナンサー |

全国各地で、ご当地料理を取り入れた給食を提供しているのを知っていますか? 広島県福山市では「うずみ」という伝統料理が給食に登場するようです。名前だけでは、どんな料理なのか想像もつきませんよね。一体どんな料理なのでしょうか。
ごはんの下に具を“うずめる”
「うずみ」は、福山市を中心に秋の収穫を祝うごちそうとして食べられてきた郷土料理です。だしで煮たエビやタイ、サトイモなどの具材を椀(わん)に盛り、汁をかけ、その上にごはんをのせて味わうのが特徴。季節の恵みを感じられる一品です。
「うずみ」という名前の由来は、ごはんの下に具を“うずめる”ようにして食べたことから来ているもの。見た目は白いごはんのようでも、箸を入れると中からごちそうが登場。食べ進めるほどに驚きがあり、どんな具材が隠れているのか探す楽しさがあります。
「うずみ」の始まりは江戸時代までさかのぼります。福山藩では倹約政治によりぜいたくが禁じられ、鶏肉やエビなどの食材も控えるよう求められていました。庶民はごちそうを隠して食べる工夫を生み出し、ごはんの下に具を“うずめる”料理が誕生したと伝えられています。
昭和40年代までは家庭でも親しまれていた「うずみ」ですが、食生活の変化によって次第に食べられなくなりました。福山市では郷土料理を後世に伝えるため、平成に入ってから学校給食に導入。子どもたちが地域の食文化に親しむ機会として受け継がれています。
学校給食では、地場産のサトイモやニンジン、干しシイタケ、瀬戸内海産のタイなどを使用。具の入った汁とごはんは別々に提供され、児童は汁の上にごはんをのせて食べます。具材の味がごはんにしっかり染み込み、まさに絶品。かつてぜいたく品とされた食材の魅力を感じられる料理です。
今では、市内の飲食店でも昔ながらの「うずみ」に加えてアレンジメニューが登場。氷にフルーツを埋めた「うずみ氷」や、麺の下に具を埋めた「うずみラーメン」など、形を変えて郷土の味が親しまれています。伝統を大切にしながら、新しい魅力を発信する福山市の食文化をぜひ味わってみてくださいね。
オトナンサー編集部
実は損している?
ニュースを読んでポイントが貯まるサービスがあるのを知っていますか?ポイントサイトのECナビでは好きなニュースを読んでポイントを貯めることができるのです。(※ECナビはPeXの姉妹サイトです。)今日読んだニュースが実はお小遣いになるとしたら、ちょっと嬉しいですよね。
ポイントの貯め方はニュースを読む以外にも、アンケート回答や日々のネットショッピングなど多数あるので、好きな貯め方でOK!無料で登録できてすぐに利用できます。貯まったポイントはPeXを通じて現金やAmazonギフトカードなどに交換できます。
運営実績も15年以上!700万人以上の方がポイントを貯めています。毎日好きなニュースを読んでお小遣いを貯めてみませんか?
簡単無料登録はこちらYOUの気持ち聞かせてよ!
いいね | ![]() |
|
---|---|---|
ムカムカ | ![]() |
|
悲しい | ![]() |
|
ふ〜ん | ![]() |