「あれ、首都高のココ、走行違う…?」なぜ? 知られざる“路面の進化”、そのスゴいメリットとは
- 乗りものニュース |

「ハイウェイテクノフェア2025」の会場内に設けられた首都高速道路のブースには、「エコセーフ舗装」と呼ばれるアスファルト舗装が展示されていました。実はこれ、首都高が開発した、車両の燃費を向上させる技術なのだそうです。
10年ほど前から順次打ち換わっている
2025年10月16日・17日の2日間、東京ビッグサイトで開催された「ハイウェイテクノフェア2025」。その会場内に設けられた首都高速道路のブースには、「エコセーフ舗装」と呼ばれるアスファルト舗装が展示されていました。実はこれ、首都高が開発した、車両の燃費を向上させる技術なのだそうです。
首都高速道路のイメージ(画像:写真AC)
ブースの担当者によると、首都高では約10年前から、傷んだ路面を順次このエコセーフ舗装に打ち換えているとのこと。
通常、高速道路のアスファルト舗装には、一般道よりも粒の大きな砂利(骨材)が使用されています。舗装の表面にはすき間が多く設けられており、これにより雨天時の水はけを良くし、ハイドロプレーニング(タイヤが水膜の上に乗って滑る現象)を抑制するほか、走行時の水しぶきや騒音の低減といった効果も期待できます。
ただし、その反面、車両が高速で走行する際、タイヤと路面の接地による抵抗が大きくなり、燃費が悪化する原因の一つにもなっています。
そこで、首都高とニチレキが共同開発したのが、この「エコセーフ舗装」です。従来の高速道路舗装よりも小粒の骨材を採用しており、表面のキメが細かくなっています。このことでタイヤのゴムの変形量が抑えられ、結果として、通行車両の燃費は約4.5%改善されるそうです。
さらに、骨材の大きさを厳密に管理し、アスファルトとの相性(混合)も適切に調整することで、キメが細かくなっても従来と同等の排水性を維持。また、舗装面の耐久性も向上しており、打ち換えのサイクルが延びることから、ライフサイクルコストの削減にもつながっています。
現在、首都高では傷んだ路面から順次このエコセーフ舗装へと切り替えており、すでに全体の約半分が打ち換えられているとのこと。2034年までに、首都高速全線がこの舗装になる予定です。担当者は「すべての路面がエコセーフ舗装に切り替わると、年間で約5.7万トンのCO2削減効果が見込まれています。これはおよそ1万5000世帯分の年間排出量に相当します。CO2削減の面では、CO2吸収型コンクリートなどよりも大きなインパクトがあるかもしれません」とアピールしました。
ちなみに、現在首都高速の路面は、痛んだ箇所から順にエコセーフ舗装に置き換えている最中ということで、実際に首都高速を走って走行音を聞くと、その舗装面の違いが音で分かるそうです。
「今までの道路はゴツゴツで『シャー!』という音がしますが、エコセーフの場合音が若干低音に『ゴー』という音になります。気にしていると、『あれ? 急に音変わったな』となると思います」と担当者は説明。すべての路面がエコセーフ舗装に切り替わるまであと10年足らず。走行音の違いを体感できるのは、今のうちだけです。
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