お酒に酔うと「顔が赤くなりやすい人」「赤くなりにくい人」は何が違う?
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新年会など、お酒を飲む機会が増える時季です。お酒といえば、酔うと顔が赤くなりやすい人と赤くなりにくい人がいます。「赤くなる人=お酒に弱い人」というイメージもありますが、お酒に強い人でも酔うと顔が赤くなりやすい人がいるようです。ネット上では「少し飲酒しただけで赤くなる」「まだ飲めるのに顔がすぐ赤くなるから心配されることがある」といった体験談や「どうして赤くなるんだろう」「顔が赤くならないようにできる?」などの疑問の声もあります。
お酒を飲んだとき、顔が赤くなりやすい人となりにくい人の違いは何なのでしょうか。内科医の市原由美江さんに聞きました。
アセトアルデヒドが毛細血管を拡張
Q.なぜ、お酒を飲むと顔が赤くなるのですか。
市原さん「摂取したアルコールは胃や小腸で吸収された後、『門脈(もんみゃく)』という太い静脈を経由して、肝臓に運ばれます。肝臓では分解酵素の働きによって、アセトアルデヒドに分解され、さらに酢酸に分解されて、全身の血液中を巡り、最終的に水と二酸化炭素になります。アセトアルデヒドによって、吐き気や頭痛といったいわゆる『酔い』の症状が出るとともに、アセトアルデヒドが毛細血管を拡張するので、顔や全身が赤くなるのです」
Q.飲酒時、顔が赤くなりやすい人となりにくい人、中には全く赤くならない人もいるようですが、それぞれの違いは何でしょうか。
市原さん「アセトアルデヒドの分解能力によって、体内にアセトアルデヒドが残りやすいのか、早く消失するのかが決まります。この分解能力は遺伝的要因が大きく、個人差が大きいものです。全く赤くならない人は分解能力が高く、酔いにくい傾向があります。赤くなりにくい人の中で、多く飲酒すると赤くなる人は分解能力が高いものの、飲酒量に影響される人です。
また、『お酒に強いけれど赤くなりやすい』という人は『アセトアルデヒドが体内に残りやすいものの、アセトアルデヒドによる頭痛や吐き気などの酔いの症状が出にくい』人といえます。そして、アセトアルデヒドの分解能力が低い人もやはり、赤くなりやすい人です」
Q.中には「昔は赤くならなかったのに、最近、赤くなりやすくなった」「赤くなるときとそうでないときがある」といったケースもあるようですが、どのような理由・原因が考えられますか。
市原さん「赤くなりやすいかどうかに影響する因子は先述の通り、アセトアルデヒドの分解能力の程度によるので、遺伝的要因が強いです。しかし、その分解能力は加齢によって衰えやすいので、若いときには平気であっても、年を取ると赤くなったり、酔いやすくなったりします。
また、『赤くなるときとそうでないときがある』ケースもやはり、アセトアルデヒドの分解能力の問題です。体調が優れないときは分解能力が下がるので、いつもよりも赤くなったり、酔ったりしやすいこともあります。また、このケースにも加齢の要素が考えられます」
Q.「すぐに顔が赤くなるのが少し恥ずかしい」と感じている人もいるようですが、飲酒をしたときに顔が赤くなりにくくなるための方法はあるのでしょうか。
市原さん「なるべく、ゆっくりと飲酒すること、そして、お酒の量を控えめにすることで赤くなりにくくすることはできます。急に真っ赤になったときは飲酒量が多いか、急に大量にお酒を飲んだことによる影響の可能性があります。また、酔っぱらった際の症状により、転倒してけがをしたり、嘔吐(おうと)して脱水状態になったりと、さまざまな危険も考えられます。
酔いの症状に加え、見た目でも赤くなる変化が強いようなら、水分を取り、いったん、飲酒をやめて休憩することが大切です」
オトナンサー編集部
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