【漫画】「抱きしめたいのに！」　帯状疱疹で体に触れられない夫婦…　笑いと愛情あふれる奮闘の日々に共感広がる【作者取材】

　デザイナーのキクチさんの漫画「抱きしめたい！」がインスタグラムで1万1000以上の「いいね」を集めて話題となっています。

　帯状疱疹（ほうしん）になった夫。妻は心配するものの、1日1回はしていた夫とのハグができない状況にストレスを感じて…という内容で、読者からは「笑ってしまいました」「旦那さん、早く治りますように！」などの声が上がっています。

笑顔で乗り越える夫婦の物語

　キクチさんは、インスタグラムで作品を発表しています。キクチさんに作品について話を聞きました。

Q.今回、漫画「抱きしめたい！」を描いたきっかけを教えてください。

キクチさん「毎日私からスキンシップやハグをするのですが、夫が帯状疱疹になったことで触れられない日々が続き、ストレスが続いたことによる夫婦の一幕を描こうと思いました」

Q.帯状疱疹になると、主にどのような症状が現れますか。

キクチさん「ジクジク、ズキズキとした強い痛みが発疹とともに現れます。基本的に体の半身のどこかに出るのですが、夫の場合は左半身の胸と背中に現れました。神経痛が原因なので、少しの振動も痛みにつながります。発熱がある人もいますが、夫の場合はなかったです」

Q.その後、旦那さまの症状はよくなりましたか。

キクチさん「治癒のカギは、『いかに早く気付き、治療を始められるか』だと言われています。比較的早めに気付けた方だと思いますが、それでも痛みが引くまで1カ月はかかりました。治療費はよく覚えていないようですが、保険診療なので診察費と薬代で、『そんなに高くない』と言っていました」

Q.旦那さまから「顔脂（かおあぶら）がつくからやめな」と言われたとき、どのように感じましたか。

キクチさん「キレイ好きな人なので、『こんなときでも汚れがつくのを気にするんだな…』と面白かったです」

Q.それに対し、旦那さまにどのような反応をしましたか。

キクチさん「夫婦ともどもテカテカの肌質なので、『お前だってギトギトだろうが！』と突っ込みました。夫からは『誰がギトギトだ！』と、ごく当たり前の返答がきました」

Q.漫画「抱きしめたい！」について、どのようなコメントが寄せられていますか。

キクチさん「若年で帯状疱疹になったことがある人たちからのコメントが多く、痛みに共感してくださったり、夫の体調を労わってくださったりする方々が多かったです。また、しょうもない夫婦のやりとりを笑ってくださる方々もいらっしゃいました」

オトナンサー編集部

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